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2014年2月27日木曜日

Skrowaczewski/Minnesota O. Stravinsky&Prokofiev Bartok Ravel Vox Recordings

1枚目はデンオンのVoxヴィンテージ・コレクションの3枚組。最近、CDは中古で買うことが多い。これもその一つ。スクロヴァチェフスキはこのところ気になる指揮者のひとり。ヴァント亡き後すっかり長老指揮者に祭り上げられてしまった感がある。なんだかんだ言っても日本の音楽ファンは長老が好きだなあ。
この長老指揮者の称号を戴くにはいくつか条件があるように思う。
まず風貌。いかにも頑固な爺さんでなければならぬ。好々爺ではいけない。そしてクラシック音楽業界、特にレコード産業のメインストリームのわずか脇にいなければならない。デッカやDGなどユニバーサルの系列ではないことはもちろんだがあまりにもマイナーなレーベルでもいけない。レパートリーは独墺系、とくにブルックナーをよく振り、得意としていること。そしてあまり来日しない(できない)こと。簡単にはご尊顔を拝することができないこと。頻回な来日はありがたみが薄れてしまう。
初代長老はなんといってもベームだがこの人は風貌と伝説的な来日公演で長老指揮者となった。
ヴァントは先に挙げた条件をすべて満たしている。ブルックナーを老人の妄執(悪気は全くありません)とよびたくなるほど繰り返し録音したし、その演奏は「ワシのブルックナー」といえるほどに強烈な個性を刻印している。正直にいえば自分はちょっと苦手だ。
スクロヴァチェフスキは来日回数がやや多いが他の条件を満たしている。これからは来日の機会も段々と減るのではないかと思う。スクロヴァチェフスキが再注目されるようになったのはARTE NOVAにいれたブルックナーの全集の頃からだ。確かに彼のブルックナーは素晴らしい。最近はOhemsに独墺系の作曲家の交響曲ばかりを入れている。70~80年代にはミネソタO.と近現代曲をVOXレーベルに録音していた。
どの曲も演奏はいたって明快。オーケストラの機能的な音と相まって非常に客観的かつ明晰で軽やかだ。曲の形がとてもよく見える演奏といえるのではないか。しかしこの頃からオケをキチキチと締めてあげているなあ。でもオケがバカテクなので窮屈さはない。さすがだ。
現在のスクロヴァチェフスキがこれらの曲を演奏したらどんな演奏になるだろうか?ぜひ再録音してほしいものだ。アメリカのオケでぜひ。
2枚目はバルトークの管弦楽曲集。残念なことにCD-R。それでも聴けるだけマシなのか?3枚目はギーレンの海とのカップリングでダフニスとクロエ第2組曲他が収録されている。4枚目はアナログプロダクションズのCDでラ・ヴァルス他が収録されている。



             ストラヴィンスキー&プロコフィエフ作品集
             Orch.works: Skrowaczewski / Minnesota O

             La Mer, Orch.works: Gielen / Cincinnati.so

             管弦楽曲集 スクロヴァチェフスキ&ミネソタ管弦楽団

2014年2月14日金曜日

Eugene Ormandy conducts 20th Century Classics

今日も雪、明日は大雪らしい。週末も大雪は大変困る。お出かけが億劫になってしまう。ソチオリンピックもそろそろ折り返し。日本勢は大健闘しているほうではないか。メダルが取れなくても選手たちの頑張っている姿に素直に拍手を送りたい。今大会、バイアスロンに新潟県人が出場していることもあり楽しく観ることができた。といっても日本勢が画面に映ることはほとんどなく、実況(実況のみで解説者はいない)が「今、○○がスタートしました」とか「○○、一発はずしました‼」と情報を入れてくれるのを聴きながら応援しているという、なんとも歯がゆいものであった。
ちまたではカーリング女子のロシア・チームがすごい美人揃いということが話題だが、それ以外にも美女アスリートは多いが如何せん防寒具やゴーグルなどでイマイチ露出が少なく残念に思っている男性は多いのではないだろうか。

さてタイトルのCDだが、実は一度購入し通して聴いたものの、手放してしまったものである。というのも購入のタイミングが悪く、ちょうどスピーカーの位置をあれこれ変え、イコライジングもよく調整できていない時期にぶつかってしまったのだ。特に70年代RCA録音のディスクが上手く鳴らせず結局ロクに聴きもせず売ってしまった。今回、solarisさんのブログを読んだこととスピーカーのセッティングがおおよそ決着したので再度の購入と相成った次第。

自分が音楽を聴き始めたころにはすでにオーマンディはRCAを離れてテラークにサン=サーンスの“オルガン付き”やデロス・レーベルにチャイコフスキーの後期交響曲などを録音していた。
CBSやRCAの録音をまとめて聴くといった機会は皆無。わずか1枚、ローマの松と火の鳥組曲の廉価LPしかもってない。これもホコリをかぶっている始末。この12枚組ボックスセットで改めてオーマンディ/フィラデルフィアO.を聴いてみると自分が抱いていたゴージャスといったイメージとは異なるようだ。一口でいうならばとても清楚で洗練されているというのが第一印象である。そしてそれはあまり継時的に変化していない。50年代から80年代まで演奏のスタイルは一貫している。録音の違いはある。後年の録音にあたるRCAの方がお化粧が濃い感じ(?)。けれども演奏の清楚さはしっかり保たれ、気品ある仕上がり。まるで上流階級のご婦人のよう。

録音はというと以前抱いた印象よりも良い音で鳴ってくれている。CBSはマスの響きを重視した傾向だけれどもRCAは個々の楽器群がクローズアップされる印象。録音によっては奥行きがなく音が前へ前へと出てくるが立体感に乏しくややうるさく感じられ平板な印象。このあたりが好悪の分かれる所だろうか。

15年ほど前だろうか、トンデモ盤というものが流行った。好意的に解釈すれば名演と呼ばれるものばかりを偏重せずに、その曲の演奏様式にそぐわない変な演奏もこれはこれで面白いよ。ということで「猟奇的」や「変態」というキーワードでトンデモ盤がクローズアップされた。その中にオーマンディの演奏も「平凡」「様式観の欠如」「メリハリのなさ」「どの曲も一緒」などという言葉で語られる時期があった。現在、オーマンディを聴くとこれらは録音によるところも大きいように思う。

フィラデルフィアO.を長年にわたって率いたオーマンディは、やはり只者ではなかった。

            



2014年2月9日日曜日

MTT LvB Sym.1-9

昨日はKazuさんとノリ君が来た。大雪の中ありがとうございました。
WFB導入後、初めてのお披露目とあって気合いを入れて調整したこともあり、概ね良い評価を頂けたのではないか。うれしさと少し自信を持つことができた。

正直なところ自分に自信が持てない自分。そのせいか少々人付き合いが苦手だ。けれどもお二人との音楽やオーディオの語らいはとても楽しい時間だ。自己肯定感の低い自分と自己主張したい自分、このブログもその産物なのだが。

さて、昨日はMTTのチャイコフスキーの4番が話題にのぼったが、そのなかでMTTはゲイだという話で盛り上がった。さっそく今日ネットで調べてみると確かにゲイとのこと。それをカミングアウトしてSFSの音楽監督として15年とのこと。サンフランシスコはそのあたり寛容な街らしい。

今日はそんなこともありMTTのベートーヴェンの交響曲全集を中心に聴いていた。交響曲は80年~86年の録音 ソニークラシカル(Tower自主企画)。
オーケストラは交響曲がイギリス室内管とセント・ルークス管、それにフィルアップの曲はロンドン響となっているよう。
CD発売の時期と重なっており、たしか84年のCDカタログにも載っていたと記憶する。このカタログ本、母親がとっくの昔に捨ててしまったのが悔やまれる。まだまだCD1枚が3500円~4000円ほどしていた時代、高校生だった自分はヨダレを垂らしながら食い入るように読んだものである。もちろんCDプレーヤーなどは持っていなかった。カラーページにCDプレーヤーのカタログも載っていた。
まだまだフルサイズのオケによる演奏が主流だったころ初演当時のオーケストラのサイズでの演奏を試みたものだが、その後のピリオド演奏ではない。編成は小さいのにフルサイズのオケのような録音。フルオケにしてはやや薄いかという感じ。MTTの解釈も従来のものでテンポも決して速くはない。コンセプトは良いがそれを活かしきれていない中途半端な印象を受ける。
82年の当時、MTTは才能はあるがまだまだ駆け出し指揮者で、大きなポストもなく、まとまった録音もなかったように思う。CBS、DGなどで近現代の曲を埋め草的に録音(一連のドビュッシー録音は名演‼)しているという認識程度で全くの関心の外にいる指揮者だった。注目を浴びるようになったのはアイヴスの交響曲録音の頃からだろうか。88年からアバドの後任としてロンドンSO.音楽監督のポストを得る。

さて、この全集、先ほど中途半端と書いたが、今聴くと一周回って良い感じである。ピリオドアプローチを取らない指揮者も編成を小さくして演奏することが定着してきた昨今、時代が追いついたのか、周回遅れなのかは不明だが落ち着くところに落ち着いた感じである。




                               


2014年2月4日火曜日

やったよシーホークス‼ SB制覇  EQの調整

2月に入ったが雪も降らず、穏やかな日が続いた。もうこれで雪は降らないわけではないだろうがありがたい。除雪を請け負っている業者の方々には申し訳ないけれども。
今日は節分。恵方巻というのを最近テレビCMやスーパーのチラシでよく見かける。スーパーの売上げアップを狙った新手の商法かと思っていたらさにあらず。お年寄りに聞いたところ、この地方では昔からの節分の風習なのだそうだ。縁起の良い方角を向いて太巻き寿司一本を丸かじりする。なかなか難儀な風習である。あと、蒔く豆も炒った大豆から最近は落花生に変わった。床に落ちた大豆を直接口に入れるのは衛生上良くないという事らしい。床に落ちた落花生を拾ったその手で剥いて食べるのも十分に不衛生と思うがどうだろうか。

もう一つ、スーパーボウル。朝8時からの生中継。もちろん仕事を休んで、というわけにはいかないので、録画。帰宅後見る。予想どおり、ブロンコスのQBマニングに全く仕事をさせずシーホークスが43-8の大差で勝利した。カンファレンス・チャンピオンシップで大勝したハイパーオフェンスのブロンコスだったが鉄壁のディフェンスを誇るシーホークスの前にパスが不発。ハラハラするような競り合いになるかと思ったが終始シーホークスがリードを保っての勝利だった。
テレビを前に歓声を上げていたら声が嗄れてしまった。やったよシーホークス‼

さて、この週末Kazuさんが我が家に来て下さることになっている。あんまり変な音はお聞かせできないので、この週末は気合いを入れてEQの調整した。
上の画像は調整前、下が調整後のもの。
調整は80Hzから100Hzと200Hzから400Hzをそれぞれ1~2dBほど下げているのと合わせて高音域を全体的に下げ、6KHzから8KHzを1dBほど下げている。1つの周波数ではそれほどではないが複数の周波数を2dB下げると、これが結構効く。
これまでは中音域から高音域にかけて騒がしく、ディスクによっては耳障りな感じがしていた。調整前はボリュウミーでグラマラスな印象で、結構気に入っていたが、思い切って下げてみるとクリアな音になったように思う。グラマラスな感じはやや後退したけれども、ずいぶんと聴きやすくなったように思う。125Hz・160Hz、400Hz・800Hzはピークがありボンつく感じがあるので以前から絞ってある。

全帯域をフラットに調整することは可能だが、聴覚的には不自然な印象を受ける。というのも人の耳は人の声の帯域(中音域)の音は小さい音圧(ボリューム)でも聞き取りやすくなっているからだ。
等ラウドネス曲線をみるとわかりやすいだろうか。フラットにすると中音域が他の帯域に比べて過剰となる。中音域は絞ったほうが人の聴覚特性に合うのだ。高音域は音の直進性が強いのでこれも絞ったほうがよいようだが、絞りすぎると録音の雰囲気が損なわれてしまう。
このあたり、適当なところを掴むのがEQの調整では難しいところ。
もう少しいろんなディスクを鳴らしてみて微調整をしていきたいと考えている。





ファイル:Lindos1.svg