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2015年12月26日土曜日

大荒れ 雪おろし 道義

12月最後の週末は大荒れの天気となった。
今年一杯は雪は降らないと思っていたが今夜から明日の未明にかけて降雪の予報だ。
あまり積もらなければよいのだが・・・。

最近、気になっているブログがある。指揮者、井上道義のブログがそれ。タイトルはズバリ「道義より」。さすが、ストレート、ズバーン‼である。
昨年、咽頭がんであることを公表、治療に専念し復帰したことをご存知の方も多いだろう。破天荒な指揮者というレッテルが張られているしブログの文章も結構な破調。しかしこれが結構面白い。新たな投稿がないかと楽しみにしている。最新の記事は別荘でユンボの下敷きになり足を怪我してその後、痛みを堪えつつ石川県の小松市で第九を振った話だ。最後には怪我をしたユンボはコマツの製品ではなかったとオチが付く。
井上は現在、金沢のオーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)の音楽監督。ブログによると東京からの移動はもっぱら北陸新幹線を利用しているらしい。
そんなところにも親近感が沸く。
じつは上越は新潟県といいながら、県庁所在地である新潟市に行くよりも他県県庁所在地に行くほうが時間がかからない。金沢まで新幹線なら1時間強、長野はクルマで行って高速を利用しないでも1時間半で行けてしまう。ちょっと複雑~。
OEKの金沢公演なら平日でも行けるかも?なんてったって金沢まで1時間強だし、音楽堂は金沢駅の目の前。終了後、速攻で会場を出れば新幹線の最終にも間に合いそうかも、だ。来年はコンサートにも足を運びたいなあ。

今年はこの記事を含めると73本となった。フルタイムの勤務に復帰したこと、職場の配置転換にスピーカーの買い替えと公私とわたり結構充実もちょっと疲れた感じもするがこんなものだろう。

さて、今年のブログはこれで最後の予定。何か面白いこと、気になることがあれば書きます。
お付き合いくださいましてありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。ではよいお年をお迎えください。

2015年12月20日日曜日

マズア没す Sir John Barbirolli / VPO JB 4

師走の週末は何かと忙しい。とはいえ仕事が入っているわけではないが。地域の子ども会の役員の任期もあと少し。次年度の役員への引継ぎの準備で、資料やら文書やらの整理に追われた週末となった。
そんな中飛び込んできたのがクルト・マズアの訃報。88歳とのこと。NYPの音楽監督を退いてからはあまり情報も入ってこなかったので知らなかったがパーキンソン病を患っていたようだ。
マズアのディスクはそれほど持っていないが、日本ビクターから出ていたベートーヴェンの交響曲全集はゲヴァントハウスO.のややくすんだ響きにのって、よく整理された音楽が奏でられとても清潔な印象の演奏だった。物足りないと思うところもないではないがなかなかにスッキリとしたベートーヴェンの交響曲も新鮮に思えたものだ。フィリップスに入れた再録音は丁度東西ドイツ統一の時期と重なったことと、完成間もない新ゲヴァントハウスでのレコーディングということもあってか、演奏・録音ともにやや精彩を欠く印象があったのが悔やまれる。
ご冥福をお祈りする。

バークレイ2は色々とあって、ようやく落ち着いた。イコライジングも今のところ満足のいく状態で、バルビローリとVPOのブラームスの4番を心地よく鳴らしてくれている。
ムフフ・・・、シャコンヌの木管のふっくらとした響きと弦の余韻が上手く表現できておるわい、と一人悦に入っているところ。
バルビローリのブラ4はなんとか上手に鳴らしたいディスクの中の1枚。現在はディスキーの全集CDと国内廉価盤LPをもっている。LPはそこそこだがCDが手ごわい。イトコのうな君と一緒になって良い音での再生を目指しているのだが、これがなかなか一筋縄に行かない。決して優秀録音ではなく、録音の良し悪しで言っても良くもなく悪くもなく、なのだけれど演奏というか音楽の佇まいがすばらしいだけにその雰囲気を上手に再生できたら嬉しい、といったところなのだが。

うな君、今度聴きに来てみて!

2015年12月18日金曜日

SW観てきた

今日18日はスターウォーズ新作の公開日。特に前売り券は買っていなかったが、ふ、と観に来たくなってダメ元で映画館に行ってみた。とはいえ無駄足になってもイヤなので、事前に空席の状況を映画館に電話で確認してから行った。
電話口の向こうのお姉さんは余裕、というほどではないがまだ席はあります、とのこと。仕事を早々に終わらせ映画館に向かった。途中、パトカーが前を行き、先を急ぐごとができない。「嫌な予感がするぜ」 しかし、席は確保できた。しかも真ん中やや右という絶好の座席。
上映は18時30分から。予告など一切なしで本編が上映された。席は意外にガラガラ?ま、その映画館で一番大きなスクリーンであったことと、それとは別のスクリーンで3D吹き替え版が上映されていたのでこんなものかとも思う。しかし、ロビーの込みようはすごかった。あんなの初めて。コスプレしている人はいなかった。まあ居ないわな。
タイトルが現れると観客から歓声と拍手が起こり、否が応でも期待が高まる。

で、映画の方だが、ネタバレしてもしょうがないのであまり書かないが、どちらかというとノスタルジーに傾いていたかな。ちょっと残念。新しいエピソードなのでもっと未来志向でも良かったかと思う。
まあ、旧3部作の3人が出るので仕方ないのかも。

ドロイドのBB-8はホントかわいい。ヤラレタ~。40過ぎのおっさんが見てもカワイイと思えるから相当にカワイイのだろう。映像はちょっとクドイ。爆発シーンなんかはCGなのだろうが見せ過ぎなように感じてしまった。旧3部作、特にエピソード4は予算や技術的な制約もあったのだろうが潔さがあったな。

いろいろ書いたが、残念な部分は残念な部分として楽しめた映画だった。今度は4DXで観たい。

画像は映画館前のSWロゴとポスター。





2015年12月17日木曜日

ベートーヴェン生誕245周年 Philip Herreweghe のベートーヴェン 

年の瀬も押し詰まってまいりました。

NFLも第14週。そろそろ地区優勝が決まりだした。我がシアトルは残念ながら地区優勝は厳しい様相。ワイルドカード狙いになるだろうがRB(ランニング・バック)マショーン・リンチのケガによる戦線離脱とその穴を埋めていたルーキーRBのロウルズの故障によってそのワイルドカード争いも厳しい感じになってしまった。
スーパーボウル(SB)はこのままいくとカロライナ・パンサーズとニューイングランド・ペイトリオッツになりそうだが、ペイトリオッツも主力のケガなどで戦力ダウンは確実で、ちょっと試合にならないかもしれない。

先週、長岡市のリバーサイド千秋(せんしゅう)へ妻と娘が買い物に行きたいと申すもので、これ幸いにと自分は長岡のブックオフ巡りへ。長岡には3店舗あり、どこも充実。ついつい買いすぎたものの、帰り道の柏崎のブックオフでは長岡の3店舗の上を行くに品数の豊富さで、すでに予算オーバーのところに追いCD。お金無いよ~。購入したCDは少しづつ紹介できればと思う。

今回買ったCDは下の画像をご覧いただくとして、へレヴェッへのベートーヴェン全集。ペンタトーンのSACD盤です。
ベートーヴェンの交響曲は様々な演奏様式があって面白い。自分にとってはモダン・オケによる従来のアプローチによる演奏では断然クレンペラーなんだが、ピリオド・アプローチを採用したモダン・オケのCDも結構あって、ジンマンはじめ、ノリントンに先ごろ引退を発表したアーノンクール、それに今回へレヴェッへが加わった。自分がピリオドアプローチのベートーヴェンに求めるのは愉悦。闘争、とか苦悩、よりも愉悦です。そこを考えると古楽器オケの演奏はやや地味かな。暗いなと思う。嫌いではないが。
今は少ないが小編成モダンオケによる従来のアプローチというのもあった。MTTの全集なんかがそうだ。これも悪くないが今となっては中途半端な感じがする。とは言え、これだけ多様なアプローチが可能なベートーヴェンの交響曲というものに魅力がある訳だが。

ジンマン、ノリントン、アーノンクール、どれも素晴らしいと思う。このなかではジンマンの演奏が一番いい。ノリントンはちょっとおふざけが過ぎるのではないかとあくまで主観だが、思う。アーノンクールは3人の中では立派で格調高いがお硬い感じも見え隠れして楽しめないところがある。
で、へレヴェッへ。かなり流麗。スイスイと進む君。リズムも弾むし押し出しも立派。硬くも柔らかくもなくバランスが良い。録音も新しいだけあって鮮明なのはもちろんだが、ライブのようなバランスに聴こえるところもマル。
ところで、このCD、装丁がスゴイ。なんだか巻物チック。でも取り出しにくいことこの上なし。

残すところ9番のみだが、これは年末のお楽しみ。

ちなみに今日(17日)のグーグルのロゴは巨匠の生誕245周年を記念したものとなっている。ミニゲームもあって楽しい。
掘り出しものはフルヴぇンのブルックナー7&9
PentaTone PTC 5186 312
ご覧のような巻物状態。ライナーが読みにくい

2015年12月12日土曜日

朝比奈と宇野功芳 Asahina / OsakaPO, AB Comp.Sym.(Disc JeanJean)

アーノンクールが引退したとのこと。
自分はあまりアーノンクールのディスクをたくさんは聴いていないけれど、なんだか残念。たしかベートーヴェンの交響曲の新譜がでるんじゃなかったっけ?で確か全集になるはずではなかったか?HMVの記事では今後の録音予定もすべてキャンセルだとか。実はちょっと期待してたんだけども。にしても潔いなあ。まあ本人の意思を尊重しよう、と思う。とは言ってもやっぱりそんなに残念に思わないな。

久しぶりに聴いた朝比奈隆と大阪フィルのブルックナー全集。ジァlンジァン盤。95年にCD化されたもので、確か高校生だったな。当時25,000円もした。今でも25,000円のCDは買わないのに。親に無理を言って買っていただいた記憶がある。しかし親のよく買ってくれたものだ。
宇野功芳にチャンネルが開きっぱなしだったあのころ。すごい演奏だというので買ったが録音がそれほど良くなくて、ちょっとがっかりした記憶がある。あれから20年、秘蔵、いや死蔵に近かったが久しぶりに取り出して聴いてみた。

これが意外に面白い演奏。演奏は所々に綻びがあって、ちょっとツライものがあるのだけれど。でもなんというか熱気、朝比奈の情熱で時にはグイグイッと、またあるときはギュギュッと一歩一歩を踏みしめるように、でも決して停滞せず前に進んでいく、そんな演奏に思えた。いやぁ~、熱いです。良くも悪くも、後にも先にもない朝比奈だけのブルックナーの世界だすなぁ~。

録音はどちらかといえばオンマイク気味。やや平板な印象もあるけれど今聴くと演奏の熱とマッチしていてとてもよろしい。セッション録音だとばかり思ってたけど、ほとんどが公開録音。それを考えると録音はこんなものでしょうかね。エンジニアは吉野金次。何年か前に脳梗塞になり確か言語の障害と身体に麻痺が残ったが、リハビリと矢野顕子からの熱烈なエールで矢野顕子のアルバム「音楽堂」で復帰した。この人の名前は、はっぴえんど「風街ろまん」や矢野顕子の一連のピアノ弾き語りアルバムのエンジニアとして知ったのが最初、というかポップス系のエンジニアだとばかり思っていたので、朝比奈のブルックナー録音のエンジニアをしていたとは知らなかった。

さて、宇野功芳の文章が久しぶりに読みたくなって、文春文庫「クラシックCDの名盤 大作曲家篇」を買って読んでいる。昔買った、講談社現代新書の4冊は繰り返し読んだものですっかり手垢にまみれている。当時のCD購入のきっかけになったことは間違いない。今読みかえしてみると、強引な断定的な文体が恥ずかしいといえよう。現代においてこのような音楽評論はめったに読めるものではない。あまりにも主観的な評論を僕は『強引なこじつけ』とでも呼びたいのである。
でもクラシック音楽を聴き始めたあのころ、「これ(このCD)だけあれば良い」といったような文句は魅力的ではあったな。その意味では、宇野の推薦盤にはハズレは少なかったようにも思う。あれは一種の通過儀礼だったのかもしれない。
今は、それほどの強引さはないがやはり、ズバッとした物言いは健在。でも、読み手の自分にも「ふ~ん、それ本当~?」といった感じでスルーしたり、疑ってかかるだけの余裕は出てきた。当たり前か。

今、クラシック音楽を聴き始めよう、という若い人はどんな評論や意見を参考にしているのだろう。許光俊なんかだろうか。やっぱりネットで検索なんだろうな。素人のブログなんか読んで参考にしているのだろう。って自分のブログもじゃん、ってだれも読んでなかったわ。

【お詫びと訂正】
本文には朝比奈のCDを買ったのは高校生のときだったと書いたが、違っていた。このCDがいつ発売されたか正直なところ、はっきりとは覚えていないのだが、宇野功芳のライナーの日付けが1995年12月となっており、95年の暮れか96年の初めに発売されたものだと思う。そうすると、自分はこのころはもう社会人であったことになる。訂正します。








2015年12月6日日曜日

Jochum & Wand  Anton Bruckner Sym.4

今週は随分と荒れた天気だ。雪おろしだな。こちらは毎年冬になると、雪おろしといって雪が降る前に嵐がくる。それはもう荒れに荒れる。雷とあられ混じりの暴風。家のサッシばかりでなく家そのものが揺れ軋む。近所の畑の柵が倒れていたが強風によるものかもしれない。
今日はようやくの穏やかな天気。タイヤ交換も無事終了~。

さてヨッフムのブルックナー、今日は4番。こちらはドレスデンとの全集で最初に録音されているが録音はこの全集中でかなり良い部類に入る。ノヴァーク版を基本として、独自の変更もあるような演奏だが正直なところ版は気にしない、気にならない。あ、5番の改訂版は別です。アレはどうにも馴染めない。でも改訂版を最初に聴いたら違っていたかも。
ヨッフムの4番はひと昔前の自在にテンポを動かして音楽を作るタイプの演奏で、この系統にはベーム、クレンペラー、クーベリック、スイトナーなどの演奏がある。その中でもヨッフムの演奏はかなり強引な部類だが、その強引さが気にはなるものの有無を言わさないようなところがあって、聴き手としては黄門さまの印籠よろしくへへぇ~、ってなカンジで恐れ入ってしまう。解釈もしっかりしているのだろうけど、最後は勢いじゃよ!みたいなところがあるヨッフム。
初めてヨッフムの4番を聴いたとき、あまりの激しさに聴きながら興奮し次の展開にドキドキして、なんだか居ても立ってもいられなくなった。ブルックナーを聴いてこれほど心騒ぐ経験はこれきりだ。

ひところ4番はもういいや、と思っていたのが、このところまた面白くなってきた感がある。いろんな演奏を聴いていて不思議と飽きない。で、興味が沸いてきたのはヴァントの初期のブルックナー。ひと昔前の演奏がまだ全盛だった70年代後半のころにケルンのオケと入れた全集が気になっている。晩年に差し掛かる90年代からBMGに入れたブルックナーはいくつか持っているが、壮年期のブルックナーはどうなのだろう?
音楽之友社「レコード芸術 別冊 クラシック・レコード・ブック1000 vol.1交響曲篇」にはカラヤン、ヴァント、ハイティンク、ヨッフムの4種の全集が掲載されている。ヴァントの全集を推薦しているのは宇野功芳で、「ヴァントのブルックナーは金管を終始最強奏させ、粗野に素朴に運んだっもので、スケールが小さく、時に硬質の響きが耳につくとはいえ、厳しさは随一であり、(後略)・・・」を書いている。90年録音の北ドイツ放響盤はとっても立派な演奏で粗野で素朴な感じは、ないんだけど・・・。
でもヨッフムらの演奏様式とは一線を画す演奏であることは間違いない。

2015年11月29日日曜日

Jochum / SD AB 8

今日はお昼ごはんを食べに出たついでに戸田ブ(ックス)上越店に寄った。
ここには長野市の中古レコードショップGoodTimesさんのブースが常設されている。先日、長野のお店に顔を出した時に「また商品を入れ替えますので戸田ブにも(もちろん店長さんは戸田ブとは言わないが)寄ってみてください」と言われていたので寄った次第。
LPは大きな入れ替えはなかったようだが、CDの方は結構新しい商品が入っていた。お店で見かけた商品だろう。
ヨッフムとドレスデン・シュターツカペレのブルックナーの全集があったので購入。実はこの全集、国内盤の全集(たぶん2回目のものだと思う)を買って、もちろん今でも大切に持っている。でもなんだか音が悪くて、もう何年もまともに聴いていない。でもでもヨッフムの演奏スタイルはやっぱり好きだ。これまで何度も買い替えも狙っていたけれど、機会を逸していた。レーベルもEMIからワーナーになって抹茶色のBOXとなった。新にリマスタリングがされているのかわからなかったが中古で安いし買ってみた。ちなみに、帰ってHMVで調べてみると2400円ちょっと。ほぼ同額だった。
ヨッフムのSD盤の白眉は何と言っても8番だろうと自分は思っているが、あまりパッとしない国内盤全集の録音のなかでもこの8番の録音がヒドイ。特に第1楽章はモヤモヤしていて聴きとおすのがツライ。で、国内盤LPを買って聴いてみるとCDに比べて明らかに見晴らしがよかった。たぶんCD化に際してのリマスタリングやトラックダウンでの失敗があったのではないかと思う。そう、自分は8番のためだけにこの抹茶箱を買った。まだ8番を聴いたのみで他の曲はわからないが抹茶箱は国内盤よりかなりマシになったと思う。抹茶箱の8番は国内盤全集よりは明らかにすっきりとした音調になっている。混濁はあるしまだモヤモヤしている。でも幾分音の分離が良くなって、その分ややドライな音ではあるが随分と聴きやすくなったのは間違いない。
ヨッフムのブルックナー演奏は早めのテンポを基調に音楽を積極的に動かすもので、ヴァントやチェリビのインテンポを基調とした演奏が知られるようになって以降、急速に評価を落とした感がある。とは言え、自分にとってこれほど”聴かせてくれる”ブルックナーは無い。ヴァントやチェリビのブルックナーももちろん聴くし嫌いではない。すごいとも感じる。でも、チェリビのブルックナーはどうしても退屈に思えて仕方がない時があるしヴァントは窮屈に感じることが多い。何か欠落しているように思えて仕方ない。ヨッフムのブルックナーは音楽がロマン派の音楽であるということが底流にあって、自分を矮小な人間だと思っていたブルックナーのヒューマンな部分や、願望であるヒロイックであろうとする意識が浮かび上がってくる。それがヨッフムのブルックナーを聴いたときの、あのカタルシスにつながっているのだと思う。


東芝EMI TOCE6931-39

Werner Classics 50999 9 84583 2 5

2015年11月28日土曜日

冬支度 O.Durjan / LGO DS Sym.12

早いもので、来週は12月。師走。師走とはよく言ったもので、以前、郡山に住んでいたころの12月は毎年、それこそ目が回る忙しさだった。年末年始の休みまでほとんど休みなしで仕事。郡山の寒さはハンパなかったが風邪も引けないありさま。年末の帰省は大概、深夜に大雪の高速を行くのが恒例。よく事故らなかったものだ。
いま考えるとよくやってたなあと思う。
しかし寒い。ファンヒーターもフル稼働。昨日はみぞれに霰も降った。まだ気温が高いこともあって積もることはないが、そろっと冬タイヤ交換の準備をしなければなるまい。面倒~。
そして寒くなってくると面白くなるのがNFL。シーズン17週のうち11週が終了。8勝2敗で同地区首位を走るカージナルスに大きく引き離されてしまった5勝5敗の我がシーホークス。地区優勝が難しい気配となってきた。今年はいつになく弱気な自分。狙うはワイルドカード。なんとかプレーオフに進出してほしい。昨シーズンのスーパーボウル(SB)を制したニューイングランド・ペイトリオッツとカロライナ・パンサーズがここまで負けなしの10勝と11勝。主力選手のケガや故障が無く順当に行くとこの2チームがSBで対戦することになりそうだ。でも熾烈を極めるプレーオフ進出をかけた後半戦。波乱は必ずある。

オーディオは今だEQと格闘中。それでも各帯域間のバランスは随分とマシになったと思う。高域の耳痛感は随分となくなったけどなんだかしっくりこない気がしてしょうがない。どうしてもガチガチのパワー全開みたいな鳴りかた。こんなスピーカーだったのか?まあ、これはこれで構わんのだがもう少しふんわりゆったりと鳴らないかと期待しているところもあるには、ある。きっとアンプのせいだろう。これはしかたない。でもAクラスアンプや真空管ではどう鳴るのか?鳴らしてみたい。興味のあるところ。

先日、長野でゲットしたLPを聴いてみた。レコードを聴くのはほんと久しぶり。SPを変えてから初めてのこと。ドゥリアン(LPの解説ではドルヤン)とゲヴァントハウスO.のショスタコーヴィッチの12番。LPをクリーニングしてターンテーブルへ。針を下す。
あれっ?音小っせえ~。左chから音が出てない‼‼。故障か?
裏に回って端子を差し直してリトライ。左右から今度はちゃんと音が出た。出た。焦った焦った・・・。接触不良だったのね。
我が家のシステムは満身創痍です。

で、ドゥリアン。67年のフィリップス録音。ムラヴィンスキーの初演から6年後の録音ということになる。年代相応の録音かと思うが、フィリップスらしい残響多めの録音で聴きやすい。CDではもう少しすっきりとした音調になるのかもしれない。
どういう経緯で録音されたのかは不明。LPの解説にもドゥリアンについての説明はない。でもドゥリアン畢生の1枚。この1枚で名を残すことができた。
すごい演奏だと聞いていたので期待するも思ったほどではなく、LGOの合奏力に支えられた秀演。決して府抜けた演奏ではなくパンチも効いているが、全体にエキセントリックになることはなく、音楽の土台がしっかりした安定感のある演奏に仕上がっている。3楽章までは大人しいのだが、4楽章「人類の夜明け」に入って急に音楽に雄弁さが加わり、録音レベルも上がるような気がする。

それにしても国内盤LPがあったとは驚き。

PHILIPS FU-7511
ウニベルソ・シリーズの1枚

現在のEQカーヴ(アナログディスクバージョン)
20Hzはサブソニックフィルターの代わりにカットしている。




2015年11月21日土曜日

久々に長野に行ってきた‼ 

ようやく長野にリンゴを買いに行ってきた。でも例年買いに行っているリンゴ農家さんは店じまい。もうシーズンも終わりに近い。仕方なくその近くの直売場で12個ほど買ってきた。今年は夏の天気が良かったようで美味しいリンゴができたらしい。まあいつも美味しいのですけど。
紅葉ももう終わり。長野はすでに秋から冬の装い。長野市内は晴れていたが行き返りの道中は雨模様。風も冷たかった。

長野といえば中古レコード店めぐりであるが、ほぼ1年ぶりくらいか。アンサンブルさんが閉店してしまい、自分の知るところ長野市内には上越の戸田書店でも中古レコードコーナーを常設しているグッドタイムズさんの1軒だけになってしまったようだ。やはり長野まで足を延ばすなら1軒だけでなく何軒か廻りたいものだが仕方ない。で、ついつい足が遠のいてしまっていたが久しぶりに覗いてみると結構な枚数のLPが棚にギッシリ。CDもいつにもまして充実していて目移りしてしまうほど。棚のLPは国内廉価盤がほとんどだったが店長さんがいうには1枚あたり500円です、とのこと。これは買いでしょう~。
店長さんに聞きそびれてしまったが丁度、書店常設コーナーでのフェアの谷間だったのかもしれない。このお店、長岡や新潟、群馬などの戸田書店でも常設コーナーを置いている。ネット販売全盛の今日、これは珍しいこと。商品の入れ替えや補充など大変だろう。頭が下がるばかり。
LPはコンドラシンのショスタコの8番・11番にドゥーリアンの12番。それにホーレンシュタインのマラ3を購入。CDはデュトワの春祭とシューリヒトのブルックナーの8&9のSACD盤を購入。しめて5000円ほどの買い物になった。もうちょっとゆっくりと品定めしたかった。
日本ビクターのコンドラシンのショスタコはこれまで買ったものはメロディア音源だが音が良い印象。マスタリングが上手い。期待大なのだがどうだろう。

買い物を済ませて妻と娘に合流。昼食は、よく拝見しているtakeさんのブログにあった、いむらや石堂店さんへ。長野駅前の西友の横をちょっと入ったところにある。結構な込みようであった。お目当ては長野市のB級グルメ、焼きそば。上越では焼きそばというとソース味だが長野市ではあんかけかた焼きそば、らしい。甘いあんが細い麺によく絡み絶品。一般にかた焼きそばの麺といえば揚げてあるせいか、麺は膨らんでやや太く堅い。で、麺の先が歯茎や口の中に当たって痛いが、こちらの麺は揚げてあっても細い。ポリポリ、サクサクとした食感がいい。運ばれてきたときは思ってた以上にボリューム満点に感じたが揚げ麺なのでこんもりしているだけであっという間に完食。テーブルの酢辛子をかけるとこれまた味に奥行きが出てナイス。また食べてみたい。

さてLPはここのところ聴く機会が全くないが、久しぶりに聴いてみようか。

いむらや石堂店の焼きそば
上にのっているのは金糸たまご 




2015年11月15日日曜日

クッキリ 

今回は短めに。
先週作ったメガネができたので取りに行ってきた。
手元の視界良好。クッキリ見える、見えすぎる。遠近両用(正確にはちょっと近くと近くの両用レンズ)にまだまだ慣れないせいか少し眼が痛い。眼鏡美人の妻が言うにはそのうち慣れるよ、とのこと。

先週のリサイクル活動は自家用車で各戸を回って新聞紙やアルミ缶を回収するのだが、回収した物のなかにゴキブリがいたようで愛車レガシィにそのゴキちゃんが入り込んでしまった。もし運転中に目が合ったら間違いなく事故を起こすに違いない。そこでゴキブリホイホイを仕掛けたところ、見事翌日には御用となった。
それから3日後、今度はリスニングルームに出現。こちらは踏みつぶさせていただいた。念のためホイホイを仕掛けたが今のところ音沙汰はない。週に2度も遭遇するとは。大嫌いなゴキブリといえどあまり殺生はしたくない。

さて、今週、バークレイ2はスピーカーの位置決めとEQの測定のやり直し。フラットな状態からわずかづつ低音域と高音域の補正をして様子見の状態。このままで結構艶やかで量感豊かなのだがなんか趣に欠けているようにも思える。高音域がちょっとキツイけれど耳痛感はないかな。調整用のディスクもおおむねうまく鳴っている。方向性は良さそうなカンジ。
バークレイ2が届いて1か月。ようやく落ち着いて音楽が聴ける形になりそうだ。





2015年11月8日日曜日

眼鏡を買いに行った

ここ数年、老眼鏡が手放せない。100均でいくつか買って職場に1個、自宅に2~3個置いて使っている。が、最近になって近くのものが見えにくいのは老眼としても、ちょっと遠く(部屋の壁だったり職場の壁に掛かっているカレンダーなど)の文字が滲んでよく見えなくなった。しまいには眼が凝ってきてこめかみや眉間が痛くなるようになった。
そこで、筋金入りの眼鏡美人、小さな頃から眼鏡が手放せない妻(要は眼鏡経験者ということ)に相談し、眼鏡を作ったら?ということになった。

眼鏡屋さんで眼鏡を作るのは人生で初めての経験。なんだか不安なので妻と子供にご同行願い、家族で行ってきた。
検眼、というのだろうか。いくつかのレンズを嵌めた検査用の眼鏡などを使った検査には緊張した。
結果は遠視に乱視も少々。老眼のほうはかなり進んでいて今使っている2度でも弱いくらいとのこと。特に遠視によって眼のレンズ調節機能が強く働くようでこめかみや眉間の痛みとなるようであった。

そもそも顔がデカい自分。眼鏡は悟空の輪っかのごとく頭が締め付けられて痛くてしょうがない代物。そんなこともあって眼鏡は敬遠してきた。今回、驚いたのはフレームが恐ろしく軽く、締め付け感もほとんど感じないこと。こんな事なら早く行けばよかったと後悔しきり。レンズにいくつかのオプションをつけ、フレームと合わせて2万4千円ほど。高いのか安いのかわからないが、初メガネである。来週の日曜まで出来上がりが待ち遠しい。

今日は朝の子供会のリサイクル活動のあと、夕方、眼鏡を買いに出かけるまでずっと音楽を聴いていた。昔のEMIやCBSの録音、クレンペラーやセルのディスク。まあ元々痩せぎすな録音だが以前に比べふっくらとして、それでも聴けるようになった。
EQ調整のほうは進展なし。逆に迷走状態に。高音のキツさは手ごわい。これもまた楽しいが。



2015年11月7日土曜日

なぜ繰り返される?

いじめが原因と思われる中学生の自殺があった。こころが痛んでしょうがない。
しかし、こうも同じことが繰り返される。何やってんだよ!日本!馬鹿なのか?日本人。

ちょっと乱暴な話だが書いておきたい。
人は発信と受信をすることで生きている動物だ。自分を認めてもらったり他人を認めてあげることで生きている。発信ができなくなったり受信してもらえなくなったらその人は社会から孤立してしまう。社会から孤立した人は生きてゆけない。
ちなみに孤立とは①一つまたは一人だけ他から離れて、つながりや助けのないこと②対立するものがないこと、とある。
どんないじめも属する社会(学校だったり部活動だったり)で自分の存在を否定される、無いものとして扱われるのだ。正にシカトなんかがそうだ。これは自我が完成されつつある10代の多感な子供には辛かろう。そうなったとき自殺という手段を取らざるを得なくなるのだと思う。誰かに相談してほしい、とかなぜ周りの大人(家族や先生)に相談しなかったのかという事が言われるが、人に自分がいじめられていることなど言える訳がない。勇気をもって、とかアホかと思う。自分の存在を否定されていることを自身で認めることは自分で自分を殺すことに等しいのに。人に打ち明けることは自我が完成されつつある青少年には難しいことだと思う。
しかしだ。いじめを受けた経験がある人間として今、いじめを受けている子供たちに言いたい。死なないで欲しい。今でも時折あの理不尽な経験に怒りがこみ上げてくることもある。あの時に戻れるのならやり直したいと思うこともしばしばだ。でも大人になって、苦労も多いけれどやりがいのある仕事とささやかながら家庭を持てて、今はとても、とても幸せなんだよ。幸せになれたんだ。だから、あなたにも、きっと自分を必要としてくれて、自分の存在を認めてくれて受け入れてくれる社会の一員になれるときが来るはずなんだよ。だから死なないで欲しいんだ。お願いだ。

さて、今日はKazuさんが来てくださった。kazuさん、重い話題でごめんなさい。何時振りくらいだろう。直にお会いするのは。もう記憶がやばいです。そうそう、加齢(齢をとること)による物忘れと認知症による物忘れの違いは、部分的に思い出せないのかすっぽりと抜け落ちてしまうか。例えば昨日の晩御飯は何を食べたっけ?というときに、加齢の場合は食べたことは覚えているけれど何を食べたかが思いだせないのに比べて認知症の場合は食べたことをすっかり忘れている。みなさん、どうどす?大丈夫どすか?自分の物忘れは今のところ部分的。セーフ。

今日のところはまだ7-8割といった調整段階で高音域のヒリ付きがあってお聴き苦しいところもあったが概ね良いよ、とのこと。調整の方向はこれで良さそうで一安心。春くらいにはもう少し良い音をお聴かせできればと思う次第。
楽しい時間を過ごさせていただいた。Kazuさんとの語らいは本当にいつも楽しい。ありがとうございました。今度はこちらが伺いますね。


2015年11月2日月曜日

Berkleyの音響特性 Perfume クリーニングの話

寒い寒い。
まあカレンダーも11月に突入だし、寒いのも当たり前だのクラッカー。結構こういった地口は好きなんです。今年もあと2か月。早いですな。妙高山も少し雪が降ったようだ。

バークレイ2は19個目に作ったEQカーヴの音があまりにもノンEQの音とかけ離れてしまったもので測定時のカーヴに戻ってやり直し。これはまあ想定内のことで、構わんのだけど。で、パラメトリックEQのほうもできるだけ使わずに行きたい。これまで聴いていた音量は大きすぎたようだ。音量は少し下げ気味で聴いているところ。腹八分目ではなく耳八分目といったところ。
高音域のトーンコントロールとロールオフ機能は、今のところ使わずに調整している。どの程度ゲインがあるのか知りたくてネットでマニュアルを探した。ちょっと苦労したが海外のサイトで見つけたので載せておこう。

このところCDプレーヤーのトレイに載るのはPerfumeのCD。今年、結成15周年を迎え、最近TVでもよく見るこの3人におじさんはもうメロメロ。YMOでテクノに目覚めた世代としては放っておけません。音楽は中田ヤスタカプロデュース。規則正しい打ち込み音は低音の押し出しと、高音域がエネルギー感や帯域間のバランスを診るのに丁度よく・・・。38㌢が炸裂ですわ。たまりません。

以前、Kazuさんから機器の接点のクリーニング、どうしてます?というお話があった。
ウチはアンプなどの機器が古いこともあって接点の破損が怖い。現にパワーアンプは今のところは症状が出てないけれど以前に接触不良のときがあった。なので、ほとんど端子の抜き差しはしていない。あと、抜き差しをしようにも機器の背面は壁でわずかな隙間。無理な姿勢で作業を行うのでコードの抜き差しも雑になりやすい。よって破損のリスクが高いと感じている。
SPを入れ替えるにあたり、接点のクリーニングをしたが、結構な汚れ。接点の汚れもそうだが問題はホコリだ。ウチの部屋はホコリが溜まり易い。ホコリぐらいお金が溜まって欲しいもの。
ウチはリスニングルーム、というか自分の部屋なので音楽を聴くだけでなく、ここで寝起きもしているせいか、ホコリが溜まりやすい。人が生活しているところ、特に服を脱ぎ着したり布がこすれるような場所、脱衣場やトイレなどもホコリはたまり易いらしい。
で、気が付くと電源ケーブルやスピーカーケーブルにホコリが付着している。ケーブルが静電気を帯び、そこにホコリが吸い寄せられるようだ。ホコリが、というより帯電は音質によろしくないでしょう~ということでこちらは割とマメに固く絞った雑巾で拭くように心掛けている。静電気には水が良さそうでLPなども水拭きである程度静電気が抑えられる。

マニュアルから(クリックで拡大)
上がEnergyで下がRoll-offの曲線

LEVEL3
perfume  LEVEL 3 通常盤
UPCP-1001

2015年10月26日月曜日

格闘、 Berkley2

先週末の土曜日の午後は研修会。午前中は長シャツ一枚でも暑いくらいだったのが研修会終わりの夕方には冷たい風が吹き肌寒く感じられた。日曜もそれを引きずるように寒かった。
でも暖房器具を出すのは少々早い気もするしメンドクサイ。押入れから薄毛布を引っ張り出して被って音楽を聴いているが、この毛布、少々臭うし。
今日(月曜日)は土曜日の代休と合わせて年休をとって1日のんびりと過ごした。近く子供会で段ボールのリサイクル回収があるので、これまで通販で送られてきた中古LPの入っていた段ボールの空き箱を崩して縛りあげ、ついでにファンヒーターを引っ張り出した。お昼はカレーうどん。

スピーカーの調整はいよいよ苛烈に。チェック用に聴くCDを使った調整に突入。いつも使っているヨーヨーマとシルクロードアンサンブルのサントラ盤にパパ・ヤルヴィのショスタコの12番、それにハイフェッツのシベコンに加えてハイティンクのレニングラードあたりを繰り返しかけている。そのなかではマのサントラとハイフェッツはソコソコ聴けるのだが、大編成オケをそれなりの音量で聴こうとするとまったくイケナイ。中~高音域がキツイ。特にレニングラードは第3楽章冒頭あたりのピッコロなどがピーキーになる。耳も痛いし、どうにもヒリ付いて仕方ない。
で、思い切って800Hzから上を右肩下がりにしてみた。正直なところ高音域を下げたくない。というのも音に艶というか輝き、みたいなものがなくなってしまうように感じている。そんなときは中音域~低音域を持ち上げて、艶や輝きを残すために相対的に高音域が下がる形にすることが多い。しかし低音~中音域にかけて膨らみがちなバークレイ。持ち上げてしまうとそれこそモコモコとした音になってしまう。で結局、高音域を下げ、中・低音域も若干、下げる形となった。まあ聴ける形になったかなと思う。しかし音楽に浸る、というにはまだまだ道のりは遠いな。


現在のEQカーヴ
低音~中音域を4~2dBほど下げ、高音域も大きく下げた。

前のブログ(10/17)のときのEQカーヴ



2015年10月22日木曜日

Gontitiの音楽 MC2255 惚れ直したー!

この寒さで、小康を保っていた副鼻腔炎が再燃。頭がだる重い。耳もなんだか変な感じだ。とくに今日は一段と寒く、あまりの寒さに目が覚めてしまったほど。

バークレイ2はなんとかコントロールがついた格好。かなり聴きやすく、聴き疲れのしない、耳に優しい音になった。大音量でも小音量でもイケる。昨日、ふと思いいたってスピーカーの水平をとってみた。結果は思った以上の傾き。相当の築年数である上に柔い床であるので仕方ない。WFBとスピーカーのハカマの間に皮革を切ったシートを咬ませた。そのせいなのかはわからないが以前よりもピントが合った感じだ。
スピーカーを変えて改めて感心するのは、パワーアンプのマッキントッシュMC2255の働きっぷり。バークレイ2に変えて、MC2255はここが力の見せ所とばかりに元気に鳴っている。ま実際に鳴っているのはスピーカーだけれど。今思うと805ではちと役不足だったか?本領発揮とはいかなかったか?今のスピーカーとは相性も良いのだろう。

タンノイはクラシック音楽が得意、とかポップスはダメだとかよく言われるのだけれど、自分がよく聴くジャンルの音楽は一通り聴ける、っつーかとても良い。bassがしっかり出るので聴いてて心地よいのに加えて楽器のボデーが見えるような響き方をする。音像はやや大きめだが定位は抜群にいいと感じるし、余韻もきれいだ。
なので声も良い。実際、女性ボーカルものは艶っぽい、のだけれど特にアコギは絶品。アタックが鋭すぎず緩すぎず絶妙なんである。ギターが正にそこにある、という存在感が感じられる。
あまりにもよい鳴りだったので、ギターデュオ、ゴンチチのCDをとっかえひっかえ聴いた。学生の頃から聴き続けているのでかれこれ20数年の付き合いになる。ゴンチチはゴンザレス三上とチチ松村のデュオ。2人も去年還暦。老いて益々洒脱、軽やかに歌う。「放課後の音楽室」はたぶん一度は耳にしたことがあるハズ。またNHK-FMで「世界の快適音楽セレクション」という番組もやっている。
以前、一度だけゴンチチをナマで観たことがある。二人とも結構足を踏みながら(まあ貧乏ゆすりのデッカイ感じに)ノリノリで演奏するのだが、曲の途中でゴンザレスの足が攣ったことがあった。その曲が終わって悶絶していた。

それはさておき、改めて聴いて、惚れ直してしまうなあ。初期のアルバムはCD初期の一般にいうデジタル臭い音で全体にハイ上がり気味。正直聴きにくかったが、今はデジタル臭さも和らいで余韻が美しく消えていく。ノスタルジックな曲が多いこともあって聴いていると学生時代を過ごした福井の8畳のアパートにタイムスリップするかのようだ。

PHYSICS
EPIC ESCB 1059
マダムQの遺産
EPIC ESCB 1062
イン・ザ・ガーデン
EPIC 32・8H-5035


ゴンチチ 25th アニバーサリーCD
Leafage PCCA-01960





2015年10月17日土曜日

ハルキも愛用 Berkley2 EQ補正の巻

さてさて、寒くなってまいりました。
それとは裏腹に熱くなってきたバークレイ2の調整。結局、前回のブログ更新以降もスピーカーを前に出し後ろに下げ、間隔を広げ狭め、クルっと一回転などさせたり(ウソ)と、いろいろやっているモナカ。
ようやく週末になり、EQのAuto EQ機能を使った部屋特性の測定ができた。
測定結果は画像の通り。フラットになるように補正された形であらわされるので、0よりも上にあがっていればその周波数はディップだし、下がっていればその周波数はピークということになる。低音域、とくに40~80Hzにかけてやはりピークが多い。逆に100Hzあたりはディップだ。中音域はややディップ。高音域は思ったより素直な特性か。EQの調整の基本は「ピークは叩いて、ディップはそのまま」だ。というのもディップを持ち上げすぎると歪っぽくなりやすい。ピークは下げたほうがすっきりする。中音域のディップを少し下げ気味にして、低音域を持ち上げてみようかと。高音域はほぼそのままに20KHzあたりを少しさげようか。
ざっくりとEQをいじった音は、昨日までと比べてかなりすっきりとした音に変化した。低音域のピークを叩いたのが奏功したようだ。ただ、この段階ではなんだかつまらない音のまま。
で、ここからが先の読めない大変な作業。EQ補正の本番である。自分の好みの音に整えていくのだ。調整しては聴き、調整しては聴き、のカット&トライ。まれに神様が下りてくることもあるが地味な作業が続く・・・。ツライ作業だが楽しくもあり・・・。

さて、バークレイ2。かなり手ごわいスピーカーという印象。我が家ではEQなしにバークレイ2は鳴らせない。当時のオーナーさんはどうしていたのだろう?ふくらみ気味の低音とうるさい高音。一聴、すごいポテンシャルを秘めたスピーカーとわかるが上手く鳴らすのは容易ではなかったろう。
前任のsig805もけっこう手強かったが、鳴らない状態から鳴らす方向だったのでまだよかった。バークレイ2は鳴りすぎる状態からバランスよく鳴らす方向なので調整は難しい。
決してしまりのない低音という感じはないけれど絞ると全体のバランスが取りにくく、基本的に、いじらずこのまま野放しにすることに。出すとこは出し、抑えるとこは抑え、全体的にはちょっと盛る格好にした。ちょっとうるさい高音域はやはり下げないといけないが、低音とのバランスをとった結果、結構な音量が必要そうである。そうすると中音域は自然とバランスが決まってくるなぁ~。

余談だが、このスピーカーの初代を先日ノーベル文学賞を惜しくも逃した(?)日本の世界的ベストセラー作家も愛用している。ハーツフィールドとバークレイの2台使い。バークレイはクラシック用か?
どんな音でなっているんだろう?気になる!。ついでにハルキストには何故かイラッとくるのはなぜだ?
ちなみに自分は”ハルキ”と聞けば”角川春樹”が真っ先に思い浮かぶ世代ですよ。



Auto EQ測定データ(クリックで拡大)
測定データをのとにカーヴをデザインしたもの。(クリックで拡大)
低音域(25~40Hz)を持ち上げ、100Hzはディップなので下げ気味に。
1000Hz付近と高音域も下げている。





2015年10月11日日曜日

ホーンの魅力

皆さん、3連休いかがお過ごしか。
連休初日の午前中は町内の松林の整備作業のボランティアに、2日目の午前中は町内の防災訓練に参加してきた。松林の整備では15本ほど雑木の根っこを鍬で掘り起こした。途中からは映画「2001年宇宙の旅」の骨を振り下ろす類人猿よろしく凶暴な気持ちになり、一心不乱に鍬を振ったし、防災訓練ではバケツリレーを体験した。のはいいのだが、慣れないことしたおかげで最終日(今日)は背部と上腕の筋肉痛で身体がままならない。

さて、バークレイ2がやってきて6日目。初日と2日目は目も当てられなかったバークレイ2だったが徐々にWFBも馴染んできた様子。基本的なセッティングもほぼ決まってきた。苦労したのは低音域の抑え込みと高音域と中~低音域のつながりの2点。低音域の抑え込みは暫定EQカーヴを下げ気味で何とか調整がついた形。当初の粘りある低音はどこへやら?WFBの影響だったようだ。高音域はホーンが受け持っていて、これがまた屈託なく吹き抜けるように鳴るが、ウーファーと音の感じ(音色・音の傾向)が異なって聴こえ、フラットなままだとかなりうるさい。そこで、左右スピーカーの間隔を広げ、内振り角を少なくしてみた。EQは中音域とのバランスを睨みながらなだらかに下げてみた。このSPには高音域のトーンコントロール機能もついているがこれは未使用。EQカーヴはおおよそ画像の通り。

このスピーカーはホーンが魅力だ、と思う。とにかく500Hzあたりから上の音域がどちらかというとドライな音色ながら艶やかに響く。この音だけでノックアウト状態。手に入れて聴くだけの価値はあったと思わせる。全体的な音の明晰さや低音域のスピード感はSig.805に比べるとやはり、劣る。まああそこまでの明晰さスピード、キレといったものを求めてはいないケド。しかし38㌢から繰り出される低音とホーン型ツイーターの音の、なんと音に存在感を与えてくれることか!
このホーンから繰り出される音をいかに中~低音に乗せるか?逆に中~低音が邪魔にならないようにするか?、そして上手く調和させることができるか?
まだまだ調整の余地は十分にある。もっと追い込みをかけたいし、追い込み甲斐のあるスピーカーであることは間違いない。が、この連休中にとりあえず聴けるようになったのはうれしい限り。

わずかながら後ろに下げ、間隔を広げた。内振り角も小さくした。


サランネットを外したところ。


ウーファー。センターに見えるのがホーン。

現在のEQカーヴ





2015年10月8日木曜日

来了来了! Tannoy Berkeley2

ついにやってきた、バークレイ2。
やってきたは良かったが、2階のオーディオルームに運び上げるのに一苦労、いや三苦労、五苦労であった。妻にお願いして手伝ってもらったものの、2人がかりでも40㌔近い中型冷蔵庫サイズの大きさのものはそう簡単に持ち上げられない。今日はすっかり筋肉痛だ。妻も機嫌が悪い。
さらに梱包を解くのがまた大変。これでもかというくらいの発砲スチロールとプチプチをビニテでグルグル巻き状態。外の段ボールはカッターで開けるとしても、中のビニテなどはSPに傷をつける心配もあり手ではがすしかない。これが結構な作業。結局7時半から作業して2時間かけてセッティングが終了。後には大量の段ボールとビニテ、発泡スチロールのゴミの山が。ただポン置きした状態でちょっとだけ音出し。なんだか眠たそうな音、というのが第一印象。

今日は半日年休を取得して、も少し調整。EQはフラットでスルーさせ、それほどお気に入りではないCDを手当たり次第にかけて音出ししているところ。このSPに合わせて台もWFBで新調したのでWFBのエージングを兼ねてSPの音出しというワケ。WFBはエージングに3~4日ほどかかるのは経験済み。これは致し方なし。
バークレイ2本体のほうは、中古といえどもフルメンテナンス品。ウーファーのエッジ交換はもちろん、ネットワークのコンデンサも交換済み。店頭でどれくらい鳴らしていたは不明だが、まだまだカチカチではないかと思う。時折オッと思わせる時がある。でも、まだ本領発揮ではなさそう。一聴、レンジは狭いものの、濃密で粘るような低音。今のところはガサガサの中音域。この辺はWFBのエージング途中のものかもしれない。ただ巷の評判ほど悪くはない、と思う。POPSを中心に鳴らしているが悪くないどころかとってもいい。クラシックは音域のつながりが悪いせいかイマイチ。追々変わってくるのだろう。

ユニットの動作確認のためネットを外してみたが、音はこちらのほうがはるかに威勢の良い音がする。見た目でいうとネットがあったほうが好きなのだがこれは今後の課題。
それにもう一つ。SP端子について。端子の穴に今使っているケーブルが入らなかった。仕方なくバナナプラグを挿しているがなんだか慣れなくて落ち着かない。これも課題。

EQの測定と設定はもう少し先になりそうだが、暫定で805のカーヴを使ってざっくり調整してみたところこれが意外と違和感がない。部屋の伝送特性はあまり変わるものではないということか。
またご報告したいと思う。


少しだけ内振りにしています
足元はWFB サイズは600×400

機器全景

タンノイのエンブレム
Signature 805 に使っていたWFBはCDPの下に


2015年10月3日土曜日

謝謝! Signature 805

謝謝。ついに新たなスピーカーの導入が決定。
およそ10年に渡ってお世話になったB&W Signature 805ともお別れが近い。これまで一度の不調もなく頼れる相棒として、また手ごわい相手として付き合ってきたこのスピーカー。このスピーカーにはまったく不満はないが、B&Wはこれまで3台を続けて使ってきたこともあり、そろっとオーディオの新しいフェイズに進んでもいいんじゃないか?という気持ちが強く湧き、手放すことにした次第。新しいスピーカーの購入手続きが済むと、なんだか感慨深く、愛おしさが増してくるから不思議だ。このところむさぼるようにこのスピーカーから流れてくる音楽を聴いている自分に驚く始末。なんとかよい音で鳴らしたいと思って苦労してきた思い出が蘇り泣けてきた。

さて、新しいスピーカーはタンノイのバークレイMk.Ⅱ。もちろん中古。アーデンを長兄とするABCDEシリーズ第2世代の次兄にあたるモデルでアーデンより一回り小さい。70年代末のもので38㌢のウーファーにホーンツイーター内臓の同軸デュアルコンセントリックユニットをもつ。サイズもデカく、540×850×310というもので箱の容積85㍑のフロア型。38㌢のウーファーも同軸型もホーンもフロア型も使ったことのないものばかり。とってもチャレンジングな出来事にワクワクしている。
ゆったりとした低音域と定位の良さが魅力のスピーカーだが低音域に関しては少々だらしないという意見もネットでは散見される。マッキントッシュとの相性は良さそうで上手く低音をダンプしてくれるのではと期待している。ま、聴いてみて判断したい。
スピーカーを乗せる台はやっぱりWFBにした。現在B&Wが乗っている台はサイズがそれに合わせたものなのでバークレイを乗せることはできないので新規に購入することとなった。実はWFBの価格がネックとなって購入に躊躇していたが妻の計らいで問題クリア!今使用しているWFBはそのままSACDとプリアンプの下におさまることになる予定。このあたりも音質の改善につながりそうで楽しみなところ。

バークレイは宅配便で送られてくることになっている。お店の担当者と電話で打ち合わせした際に梱包の大きさを聞いたところ650×1000×400くらいで40㌔弱のものが2つそちらに届きます、と。ちょっとした冷蔵庫サイズ。笑ってしまうわ。実はコイツらを2階のリスニングルームに運び上げるのがもっともチャレンジングなことかもしれない。


2015年9月27日日曜日

アレレー!? シーホークス連敗  Karajan / BPO AB 9 Sinfonie

連休明けの研修最終日の発表は惨敗、というか発表してみてまだ自分が理解不足だったことを痛感。選んだケースも難しかったかと、終わってから反省。終わってホッとするよりは悔しさが先に立つ。なんだか風邪気味で気力もわかず、金曜日は午後から年休をとって早々に布団に入った。ウトウトしながら撮りためたNFLの試合を観た。
NFLも第2週。我らがSEA(シーホークス)は開幕週に敵地セントルイスで同地区ライバルのラムズに延長の末敗れ、早くも1敗。第2週は昨シーズン、カンファレンスチャンピオンシップを戦ったパッカーズ戦。粘りを見せたものの、リンチのラン攻撃が不発のままパッカーズに負けてしまった。実力はあるのだが、なんだかフワフワしているというか、意気込みが空回りというか、反則も多いのが心配。16戦のうちすでに2敗。SBは厳しいか?

このところ、音楽を聴くことに集中できない感じだ。どうしたものか?

と言いつつも、聴くには聴いている。最近はブルックナーを聴くことが多い。なかでもメジャーどころの4番・7番。カラヤンのDG盤。自分のはイタリア・ユニバーサルから出た全集BOXセット。ということで7番は最晩年にVPOと録音したものではなくBPOとのもの。なんというか一言でいうと、大変にリッチな演奏。美音を振りまきながら進んでいくブルックナー。下品かというとそうでもなく、とってもエレガント。音楽の大枠を縁取りくっきりと演奏していて、最近あるような小ぶりな編成でもないし管楽器をことさら強調したりもしないが、楽想がよく見える演奏だ。曲がブルックナーのせいか、録音はやや遠めでDG録音によくあるクローズアップ感が少なくホールの響きもよく捉えられている。この全集はアナログ末期からデジタルへの移行期の録音。メジャーな曲から録音されたおかげで、4番以降はアナログ録音で分厚く響く。逆に初期の1・2・3番はデジタル録音でやや音が固く薄いが、そのおかげでなんだかモダーンな響きを曲に与えていて若々しさというか新鮮さを加えている、と思う。

よく人工的な演奏などと批判されることの多いカラヤンのブルックナー。でもこの人工美あふれる演奏の立派さは何物にも代えがたい魅力を持って心に響いてくるなぁ。

伊ユニバーサル 471 704-2



2015年9月23日水曜日

リハーサル

終わったー!
やっと発表資料の作成が終わった。本来なら同僚相手にリハーサルしなければならないが、今回はカット。
何だか落ち着かない連休でした。

で、リハーサル。
動画サイトには様々な指揮者のリハ―サル風景の動画がある。
興味深く観たのはベーム。ささっとみただけだが、3つのリハ風景が。
一つは80年の来日公演のベートーヴェン2番と7番。そして、75年の同じく来日公演からストラヴィンスキーの火の鳥。もう一つは収録年が不詳だがシュトラウスのドン・ファン。
まあ観て下さい。この人の枯れ具合がわかる。やっぱりベームは凄いし、支えたVPOもスゴイ。




2015年9月20日日曜日

お酌とリレーと魚の骨

世間さまはSW真っ只中。ご多分に漏れず自分も5連休なのだが、連休明けの発表用資料の作成で大忙し。
今日は、地区の運動会。隣組を赤・青・黄・白に分けて行われる。ウチは白チーム。今年は老若男女200人以上が参加したとのこと。とはいえ一斉に集まるのではなく、自分が参加する競技に間に合うように来て、参加して帰っていく方がほとんど。今年で33回目。自分が子どもだったころに始まったと記憶するが、よく続いている。‟もうやらなくていいんじゃね?”という意見もあるが、半日のことだし、結構楽しい。
結果は昨年4位(最下位)だった我が白チームが青チームと同点1位となり最後、ジャンケンで勝って見事優勝。なんといっても熟年お酌リレーの1位が効いた。爺ちゃん婆ちゃん、まだまだ健在であったな。

今日は涼しかったがしかし、日差しが強かった。午前中外にいただけで顔が真っ赤に日焼けした。
午後は妻の実家のお母さんが2泊3日の予定で遊びにいらっしゃった。お元気そうで何より。

夕飯は焼き魚。すると魚の骨が咽喉に刺さった。自分でいうのも何だけれど、七味はこの、咽喉に刺さった骨を取るのが得意中の得意である。商売にしたいくらいの腕前。実は刺さったといってもブスッと刺さっている訳ではなく、咽喉といっても口の奥、舌の後ろといった感じで深くないことがほとんどで、引っかかっているといった感じ。
刺さった骨の取り方はこう。まずは刺さった骨の確認。むやみに取ろうとしてもオエオエしてなかなか難しい。ペンライトで口の中を照らしつつ、割ってない割り箸の幅の広い方(お医者さんで舌を押さえつけるアレの代わり)で舌を抑えつける。この時、舌を少し前に出してもらうと見やすい。ちょっとオエオエくるが我慢。すると、あったあった。引っ掛ってた。骨が確認できたので、ここからは妻にお願いして(自分では取りにくいので)割りばしでつまみ取ってもらって終了。3センチほどの骨でした。結構な大物。
さて、骨が引っ掛かった時はご飯を丸飲みするとよい、などとよく言われるが、ご飯は窒息の原因の第2位。ちなみにお年寄りや子どもに窒息が多いのは歯(特に奥歯)が少ないのが原因。よく噛まない(噛めない)まま不用意に飲み込んでしまうからだ。
骨を取ろうと沢山のご飯を一気に飲み込むのは危険な行為。皆様お気を付けくだされ。

2015年9月17日木曜日

煮詰まる×2

2つほど煮詰まっている。

まずは、仕事関係。いよいよSW明けには研修の成果を発表しなければならぬ。が、まだパワーポイントが2割ほどしか出来上がっていない。SW前に形にしたかったが、このSWにずれ込んでしまうことが濃厚である。
次に、スピーカの件。中古ながら買い替えを検討しているところだが、予算的に厳しいことが判明。妻を説得中だが納得刺せるのはムズそうである。
欲しいスピーカが売れてしまわないことを祈っている。

ということで、私のSW(スターウォーズぢゃないよ)はあってなきがごとし。悲しい。
では皆さん、よい連休をお過ごしください。

2015年9月12日土曜日

ドンキ

ドンキといってもヤンキーの集まる量販店ではないし、ましてやガラスの灰皿や花瓶でもない。
クラシックファンがドンキといえば、ほぼR・シュトラウスのドン・キホーテのこと。
いや、ふと思っただけ。

なんか忙しない一週間だったな。
月曜から水曜まで地区のお祭り。月曜の早朝の神社清掃に始まり、夜は子ども会のバザー。
火曜日は町内の役員として町内各戸を神主さんらと回ってのお祓いと祭事のあとの直会(なおらい、ご苦労さん会ですな)。町内くまなく歩きまわったあとのお酒ですから、案の定グルグルと酔いが回る。その後小休止して、今度は子ども会の子ども神輿で再度町内を一周。終わったときには汗だくで、すっかり酔いが醒めたが、すっかりクタクタ。水曜日は3時まで仕事をして4時から舟屋台(山車)を子ども達と曳き、そのあとの民謡流しはさすがに遠慮させていただいた。
木曜日は午後からみっちりと6時過ぎまで外部研修。終日まともに会社にいたのは金曜日だけ。お酒とドリンク剤で乗り切った一週間であった。

で、ようやくの週末。ゆっくり音楽を聴く幸せ。心の平安。
先週、調整したEQも良いバランスで浮遊感があっていいね。オルガンが上手く鳴るようになったし、低音~中音域にかけての量感はすこし物足りない気もするけれど、一応満足。

またぞろ物欲特急出発か?今度はスピーカー?

そしてそして、お待ちかねのNFLも開幕、と心躍る秋の到来です!




2015年9月5日土曜日

久々にEQを弄る NFL が開幕  Saint-Saëns / Sym.3  Lalo / Rapsody , Le Roi d' Ys

9月に入って暑さもずいぶん和らいできた。
待ちに待った週末。とはいえ完全オフ、とはいかないのが残念。結構仕事がある。来週のプレゼンのパワポ作りに8月から行っている研修の最終日のプレゼンのパワポ作りと最近はパワポどっぷりである。自分が社会人になったころは発表用のスライドはブルーバックに白文字だった。原稿をワープロで作り、それを職場の写真の得意な方にお願いして(細かい工程は判らないけれど)スライドにしてもらっていた。スライドを追加したいときはOHPのシートにコピーで縮小縮小でスライドフレームに入れるというワザがあった。OHP、知っている人も少ないんでじゃない?オーバー・ヘッド・プロジェクタの略です。なかなかフォーカスが合わずに使いにくかったけれども、書き込みができるところが良かった。専用の差し棒なんかもあって・・・。パワポは細かい設定ができて便利で良いのだけれど、そのぶん面倒くさい、と思います。さて、研修会最終日の発表は24日。シルバーウイーク明けということに、今週気が付いた。SWをゆっくり過ごすためにも、何とか来週までに形にしたいというのが希望。
そしていよいよNFLが開幕。作シーズン連覇を逃したシアトル。ここまで大きな戦力ダウンはない様子。記念すべきSB第50回大会の覇者となれるか?期待が膨らむ。

オーディオは特に変わったところは無いのだけれど、夏の設定よりやや大人しめのEQカーヴに変えた。前よりも各帯域の繋がりがよくなったようだ。特に低音を少し下げ気味にしてみた。低音が大人しくなったのでパンチにやや欠ける気もするが、中音域とのつながりがよくなりバランスもよさそうである。EQもしばらく落ち着くと良いんだけれど・・・。
そうそう、SPケーブルのシースを水拭きしてみた。先日、うな君来訪時に音のフォーカスが甘いんじゃね?みたいなことを言われてしまった。特にセッティングはいじっていないし・・・、と思ってケーブルを見てみると、これが結構なホコリがついている。これはと思い拭き拭きすると、何ということでしょう?以前とは見違えるほどとってもパリッとした音に・・・(ビフォーアフター風)。こまめな掃除は大切ですな。

このところ、サン-サーンスの3番の聴き比べをしている。ディスクが多数あるが、お気に入りはカラヤン盤。オケは重量級で申し分なし。オルガンがかなり盛大に入っていて、終楽章コーダでは音が飽和し割れてしまうけれども、コッテリネットリと纏わりつくようなオケの響きが気に入っている。
オルガンはノートルダム寺院のもので別録音、というあたりが昔から問題にされるがそんなにダメかねえ?
デジタル初期のメリハリのある音も曲にマッチしていると思う。この曲オルガンが入ることもあり流麗、華やかな一方、下品な感じがする。個人的にはこの曲の演奏の肝は華麗さと下品の両立、と思う。カラヤンはさすがだ。良くわかっていらっしゃる。次点はミュンシュ/BOSか。録音は古いけれどこちらも濃厚な演奏。オルガンとオケのブレンド具合がこの曲の録音の肝と思うが、これが最も上手くいっていると思うのはテラークのオーマンディ/PHI盤だろうか。このコンビ唯一のテラーク録音だったか。そのほかにもミュンフン、デュトワ、フロールなど持っている。良い演奏・録音だとは思うものの、下品さに欠け、あっさりしていて少々物足りない、気がする。

もう一つ。久しぶりに聴いたのが、ラロの「ラプソディ」。ノルウェー狂詩曲とも。この第2楽章プレストのカッコよさはたまりません。「イス(Ys,椅子ではなく、イスという架空の国)の王様」序曲も好きな曲。最後のトランペットのタンギング地獄が堪らない。アントニオ・デ・アルメイダ/モンテカルロ歌劇場O.の演奏。74年のフィリップス録音。EQ調整のおかげか、随分聴きやすくなった。
パレーもラロの録音は残しているがラプソディは無い。聴いてみたかった。

DG 400 063-2

RCA 82876613872

TELARC CD-80051

PHILIPS 432 278-2



2015年9月2日水曜日

Paul Paray / DET SO. Saint-Saëns Sym.3

明日は週1回、午後から研修に行く日だ。この前行ったばかりなのに・・・。この研修が始まってから一週間の経つのが速く感じる。子どもの頃は2学期が始まると、一週間がとても長く感じたものだったが、大人になると時間の感覚は違ってくるのね。

先週の金曜日に午後、長岡に出掛けてそこで中古のCDをゲットしたその日の夜、HMVのHPを見ていたら、このパレーのオルガン付きを見つけた。迷わずにポチった。欲に限りはありませんな。
このところHMVでの買い物はほとんど中古CDばかり。しかしこの中古CDのページは親切とはいいがたい。記載データが不足しており、ジャケットの画像(これも無いものが多い)とカップリング、元の値段をみて見当をつけるしか、今のところ手立てがない。玉石混淆、見極めが難しい。いうなれば盤の見極め力を試されている、ともいえる。が、何とかならないものか。以前、ムーティ/PHIの展覧会を買ったが、EMI盤だろうと思っていたら見事にフィリップスの廉価盤が届いてがっくり来たことがある。さらに中古なので一点モノというのもある。今ポチらなければ誰かに買われてしまうという焦り。コレはもう物欲特急、出発進行。物欲のレールはどこまでも続くのだ。

このパレーのサン=サーンス、未開封の新古品だった。その昔、買い漏らしてしまい、ずっと探していたもの。さてマーキュリーのCDを買うときのポイントは2000年代以降の国内復刻盤には手を出さないこと。90年代の輸入盤か、日本語解説の入った輸入盤の国内仕様が音が良い。90年代の復刻盤にはProduced,Musically Supervised 3- to 2-channel conversion for Compact Disc by Wilma Cozart Fine と書かれており、ウィルマ・コザート・ファインの監修したことが謳われている。2000年以降の国内盤にはこの記載がない。実際、聴き比べてみるとやはり輸入盤のほうがベール1枚取れてくっきりとした音がする。国内盤の実物は側面のMERCURYのロゴの帯が黒地なので判りやすい。90年代の輸入盤はジャケット上の帯の色と同色になっている。

マーキュリーのデトロイト録音はミネアポリスでの録音と同じく、デッドな音調。間接音が少なく細部までよく聴き取れる。その反面、音の圧迫感がハンパないし、さらに演奏のキズがよく判る、ということになる。このあたりは好みの問題だけれど、目の前で演奏しているような感じは正にLIVING PRESENCE。あ、決して下手な演奏ではないです。
パレーの指揮はメリハリあるキビキビとした演奏で、フワフワした演奏ではない。サンサーンスはリズムが立っていないと、締まらない演奏になってしまうことが多い。意外とフランス語圏の指揮者はカチッとした演奏をすることが多い。パレーはその筆頭か。

今回、もう1枚購入したのはブーレーズ/BPOのダフニスとクロエ。こちらもBPOの演奏がキラリと光る佳演。官能性は今ひとつだけれど、ブーレーズの読みとBPOの高水準な演奏が見事に嵌まった見事な演奏。

MERCURY 432 719-2

DG 447 057-2

2015年8月29日土曜日

P.Kletzki / VPO GM1

8月も終わりだ。今年の夏は暑かった~。ほぼ毎日の晩酌。幸い体重は現状をキープできている。
それにしても、忙しい一か月であったな。職場の配置転換に始まり、週一回の研修。金沢出張・・・。
忙しさにかまけて、オーディオはほとんどほったらかし状態で、あ~る(百科おじさん風by ピタゴラスイッチ)。
買ったCDも、本も撮り溜めたTVも借りたCDもほとんど手付かず。何から手を付けていいのやら。全くの思考停止状態に陥っている今日この頃。夏の疲れと相まってズッシリと身体にのしかかる。

そんな中、出張の代休が半日残っていたので、午後、娘を強請られて(ねだられて。決してゆすられてではありません)長岡のアニメイトというお店へ。今ドキのアニメ専門店らしい。長岡駅前の雑居ビルの3階にあった。一歩入ってみると、そこは・・・! アニメのキャラクターグッズが所狭しと並び、リュック背負ったニキビ面のおニイチャンが・・・。ウ~、ダメ!自分は付いていけない。ま、娘に言わせると父の中古レコード店も同じらしいが。
で、その後父は例によってBOへ。4つほどアイテムをゲットしてきてご満悦である。その中の1つ。クレツキのマーラー録音集のご紹介。ポーランドの名匠パウル・クレツキ(1900-1973)は50年代後半にマーラーの交響曲第1番、4番、大地の歌をEMIに録音している。ちょっと前に国内盤で限定発売されたのでご記憶の方もおられるかもしれない。1番のみウィーンPO.で他はフィルハーモニアO.との録音。1番は以前セラフィムで出ていたのを持っていたが失くしてしまった。大地の歌は中古LPで買ったものの、ステレオテイクのモノラル盤の上、盤質が悪く、今のところはレコード棚の肥しと化している。でもジャケットはデザインがナイスなので額装しても良いかな。4番はこれまで未聴であった。
このCD、3枚組で、ディスキーという廉価盤レーベルのもの。現在は廃盤となっている。CD1には1番と4番の1,2楽章。CD2には4番の3,4楽章と5番アダージェットになぜだかテンシュテットの10番アダージョが。CD3には大地の歌とバルビローリ/ベイカーの亡き子を偲ぶ歌というもうちょっと考えて下さいな、というラインナップ。バルビローリの亡き子は名演なのでまあ許すとしてもテンシュテット(こちらも名演ですが)は別に無くても構わない気がする。CD1に1番、CD2に4と5のアダージェット、CD3に大地の歌と亡き子で良かったように思う。敢えて、4番を2枚にぶった斬る意味がわかりませんナ。EMIのライセンス盤なので、なにか契約上の問題なのだろうと思う。クレツキにネームバリューがないのも一因なのだろう。

さて、演奏であるが昔聴いた1番の印象は何だか怒っているように物凄い勢いで突っ走るストレートな演奏でVPOがかろうじて踏ん張っている印象だったし終楽章コーダにカットがあったりして何だか爆演系だと思ったが、今聴くと、よく練られているし、歌うところはたっぷり歌っている。3楽章もコントラバスのソロをはじめ、絶妙な歌いまわしで良い。熱くオケをリードするクレツキ、といってものめり込み過ぎないし、過度な作り込みもしない。どちらかといえばあっさり。曲の持つ美質はコレですよ、とでもいうようにポンッと目の前に出されているような、どこか飄々としたところもある。そうなるとコーダのカットもご愛嬌、のように聴こえるから不思議。
録音は記載がないが場所はムジークフェラインだろう。61年のセッション録音。スーパーにいい録音ではないが不満はない。

考えてみると、VPOの巨人は少ない。シノーポリ、バーンスタインの映像に、ショルティとのザルツブルグのライヴ盤(オルフェオ・ドール)があるが、セッション録音はデッカのクーベリック盤(モノラル)とSONYのマゼール盤と、このEMIのクレツキ盤くらい。後あったかな?で、今回、見事にその3種のVPO盤が揃ってしまった。赤丹かよッ。

4番と大地の歌はまた後ほど・・・。



2015年8月27日木曜日

センレコ

センレコ、とは仙台レコードライブラリーの略。といっても自分が勝手にそう呼んでいるだけだなのだが。HPをみるとSRLのロゴがみられる。
景気は良い(?)しLPの復権が言われているが、中国地方にあるショップはHPの更新が少なくなり、ほぼ、商品の入荷が無いような状態のようである。そんな中、センレコは週2回、水曜と土曜日に通販(商品)リストを更新している。このハイペースさは驚嘆に値する、と思う。まだ行ったことはないが、実店舗もあるようだ。リストをみると良心的な値付けのように思う。盤質はまあまあ。ま、中古LPのことだし多少のキズは仕方ないと割り切れば納得できる。以前、ブログで紹介した、AB面に同じ曲がプレスされたLPもここで購入したものだが、対応はとても丁寧であった。返品を打診したところ、すぐに正常なプレスのLPを送ってくれたうえ、ミスプレスのLPは「どうぞ差し上げます。NABとRIAAとEQカーヴの違いをお楽しみください」とメールがきた。別のLPでも返品・交換にも快く応じてくれた。盤質のグレーディングも誠意を感じる。誠に良心的なお店。

しかし、オークションを眺めても、某中古LPショップを覗いても結構、強気な値段がついている。極力オークションでは買わないようにしているし、某ショップもちょっと高すぎるように思う。値段が高くても欲しい人は買えばいい、それだけのことですなんですが。

最近はあまりLPを買うことが無い。バーンスタインのシベリウスをオクで落として以来すっかりご無沙汰の状態。LPを聴くこともないなあ。ついつい簡便なCDばかりになってしまう。そこにiPhoneの登場で、PCオーディオ、ハイレゾも視野に入って来た感じだ。

さて、どうなる?どうする?

2015年8月23日日曜日

葡萄  Abbado/LSO Ravel Orch.Works

日本テレビの24時間テレビを観ていると、夏も終わりだなあと感じる。今日は曇り。少し蒸し暑かった。
家族でぶどう園にぶどう狩りへ。毎年、この時期になると我が家はぶどう狩りに行くことにしている。今年は暑かったこともあって甘みが強いようだ。
子どもの頃は父親の友人のぶどう園にお弁当を持って行った。ちょっとしたピクニックだ。自分で摘んだぶどうは一段と美味しかったように思う。今は試食のぶどうを食べて、注文するだけなので何だか味気ない感じもするけど、たわわに実ったぶどう棚を眺めつつ外で食べるぶどうはやっぱり美味しい。ぶどうは品種によって穫れる時期が違う。ピオーネ(巨峰の一つ)がやっぱり美味しかったが、お目当てのひとつ、同じ巨峰の藤稔(ふじみのり)はもう少し時期が遅いようで食べられなかった。

最近iPhoneで食事やぶどうの写真を撮ろうと思うと、娘に「女子みたいな真似は止めて!キモイ!」と言われてしまった。でもiPhoneにしてから写真を撮るのが格段に楽になったのは確か。

うな君に借りたアバドのラヴェルの管弦楽曲集。夏の終わりにとてもマッチする。マルティノンやクリュイタンスとは違って、色気が漂うような演奏ではなく真面目なものだが音の数が多く時折、熱に浮かされたような表情を見せる。デュトワの少し後に録音されたと思うが、デュトワのクールさとは対照的だ。


2015年8月17日月曜日

スマホを買った 越後妻有、ブーレーズ/火の鳥

スマホを買った。今更なカンジだが、使っていたケータイの調子が悪いのだから仕方がない。機種はiPhone 6。家族割だかなんだか良くわからない契約もあり、ドコモショップのiPhoneだ。
そこの店員の機種選定や契約時の話は聞いていてもチンプンカンプンで全くわからない。ほとんど妻に対応してもらった。お店では登録してあった電話番号だけを移してもらった。これがソフトバンクなんかだともう少し設定作業などやってもらえたのかも。
さて、帰ってからは初期設定を行ったがこれも良くわからないことだらけ。LINEとyoutubeとあと何かを入れたが夜中の2時まで掛ってしまった。で、なんだか具合が悪くなった。因みに我が家ではこれ(IT関連で具合が悪くなること)を‟コンピューターウイルス病”と呼んでいる。

このお盆は先のブログにも書いたが代休を含めて3日間のお休みが取れた。2日目、3日目は十日町近辺で行われている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」に行ってきた。妻有は、‟つまり”と読む。3年に一回開かれるこのフェスティバルはホームページによると

過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。
とある。

山間地域や里山の廃校となってしまった小学校や棚田、集落(その多くは限界集落だ)に様々な芸術作品が置かれ、展示されている。その数およそ380点。期間中はイベントやパフォーマンスも行われたりするし、場合によってはそこでの生活そのものがアート、というのもある。2000年、2003年、2006年、2009年、2012年と5回開かれ、今年がその6回目。7月26日から9月13日まで開かれている。
今回は清津と中子、それに峰方・山平の3地区を中心に回って来た。芸術祭、といっても山の天辺だったりするので行くのも大変。ほとんどの人は自家用車で移動する。とはいえ、それも楽な話ではなく山がちなところが多いので急な坂道やカーヴ、といった峠道を行ったり来たりする。駐車場から急な山道を徒歩で登ったりと結構ハード。甘く見てはいけない。タオルや飲料、靴は軽い山歩きを想定しないといけない。サンダルではちょっと厳しい。それなりの準備は必要だ。特に今日は雨が降ったので泥濘が多かった。気温はそれほどでもなかったが思ったより蒸し暑く、それこそシャツがびっしょり濡れるほどの大汗をかいた。
毎回、芸術祭を観に人が全国、世界からやってくる。回数を追う「ごとにその数は増えている。今日(17日)も名古屋から来たというご夫婦にお会いしたし、空色のスーパーカブに荷物をたくさん積んで会場を巡っている外人さんに出会った。こういったお客さんやボランティアでお茶を用意してくれている集落の方と言葉を交わし、挨拶するのもこの芸術祭ならではの楽しみである。

この2日間で一番面白かったのは「モグラTV」。作者の開発好明さんみずからモグラとなって毎日地下のスタジオからTV番組を作成し放送する、という作品。期間中は毎日9時-5時で休みなしで地下に潜っている、と言っていた。畑の中のドーム状の窓に近づくと顔を出して挨拶してくれる。
あとは十日町市のキナーレの近くにあるコインランドリー。これは行ってみてください。びっくりします。
大好きなのは廃校となった校舎を絵本に見立てた「絵本と木の実の美術館」は楽しさと寂しさ、切なさが同居する空間。子どもたちがいた頃を思い出させる、今でも居るんじゃないかと思わされるのがスゴイです。
行った初日には「明後日新聞文化事業部」という展示会場で日比野克彦さんにばったり出くわした。作品の公開作成とトークがあるということだったが、まさかご本人にお会いできるとは。図々しく1枚お願いしたら快く撮らせて下さった。

夏の暑さのなか、普段の生活では味わえないような里山の暮らしを垣間見つつ巡るこの芸術祭は本当に楽しい。
しかし、なんとなく寂しい感じ、というかノスタルジックな気持ちになるのも確か。期間も残すところ1か月。できればもう一度、いや、2回は行きたい。

休憩がてら寄った十日町のBOでブーレーズ/CSOの火の鳥、セーゲルスタムのマーラーの6番、小澤/ボストンのマーラー9番ほかを買った。
ブーレーズのストラヴィンスキーはディスクによってオケが異なる。春の祭典・ペトルーシュカはクリーヴランドO.だし詩篇・三楽章の交響曲はBPO。火の鳥はシカゴO.、とオケの選択が絶妙に良い。火の鳥はやはりシカゴのアンサンブルが大きく物を言っていて、マッシヴな金管がずいぶんと演奏を引き締めている。録音も申し分なし。














2015年8月15日土曜日

Leif Segerstam / Danish National RSO. GM10&8  

立秋を過ぎて暑さも和らいできた。とはいえ、家に帰ると部屋は蒸し風呂状態。エアコンの出番は当分続きそうだ。
このところ音楽を聴く時間があまり取れない中で、最近よく聴いているのがセーゲルスタム/デンマーク放送交響楽団のマーラー8番。10番のアダージョとのカップリングで2枚組。最近、近所のBOで手に入れた。2枚組で1500円はBOにしては妥当な値段か。以前、別のBOで2番と6番を売っていたがそれぞれ2500円と結構強気なお値段の設定。ま、買取り価格が高かったのだろう。で、買うのを躊躇しているうちにどなたかに買われてしまった。

さてこの10番・8番だが録音がすこぶる良い。ものすごく良い。8番は93年の録音。どなたかがhmvのレヴューに書いておられるが1,2を争う好録音。自分の中ではBISのヤルヴィ盤と双璧か。シャンドス特有の豊かなホールトーンと音の広がり、潤いに満ちた響きはそれだけでもう、カタルシス。スカッとすること請け合いだ。
セーゲルスタムの指揮も、巷間言われているほど変なものではなく、デフォルメするものの不自然なところは少ない。作曲家でもあるセーゲルスタムの読みはあくまで自然で優しい。ブーレーズのようなソリッドな解釈、演奏はせず、ゆったりと適度にロマンティック。サンタクロースのような風貌がそのまま音楽になったよう。録音と相まって凝集する、というよりは外へ外へと広がる音楽が展開する。オケや合唱、ソリストの力量もこれといった不足はないように思う。
セーゲルスタムのマーラーは全集のセットも含めてすでに廃盤となって久しい。再発を望むが無理だろうな。中古をコツコツと探そうか。

8番は小澤/BSOを最初に買った。高校生の頃のこと。当時は輸入盤の日本仕様で、まだまだCDは高価。確か6600円もしたハズ。それこそ清水の舞台から飛び降りる、であったな。あのころのCDは蒸着技術の不確かさなのかハードの技術的問題なのか、音飛びなど再生に支障のあるディスクがあった。買ったCDも音飛びがした。もうがっくり。お店に持っていき、何とか交換してもらえた。小澤のディスクはいま聴くと録音、演奏ともに少々物足りない感じがする。丁寧に音を拾っていて、とても真面目な演奏なのだが、演奏に精一杯な感じでやや一本調子。祝祭的な感じに少し欠けるかな。やはりもう少し突き抜けた感が欲しいところ。テンポ感などは自分の基準となっているけれど。8番は快速派好みの自分。今、出番が多いのはやっぱりBISのヤルヴィ盤かな。これもセーゲルスタム盤に負けず劣らずの好録音。


この週末は先週の出張の代休が取れたので3連休。好きな音楽を好きなだけ聴こうか。

※スキャナーの調子が悪いため今回、画像はないです。


2015年8月12日水曜日

30年

今日、8月12日は日航ジャンボ機墜落事故から30年。30年前の今日もなんだか蒸し暑かったこと、夜になって飛び込んできた臨時ニュースを食い入るように見ていたことを思い出した。というのも発表された乗客名簿、カタカナ表記のそれに親戚の名前があったからだ。見えもしない群馬県御巣鷹山の方角を見やり、心配で胸が張り裂けそうであった。幸いにもその親戚とは連絡が取れて、同姓同名の別の方であったことがわかった。家族一同随分と肝を冷やしたあと、ほっと胸をなで下ろしたことを覚えている。
今思い返してみると、しかし、我が家とは別のご家族が悲しみに暮れることになった訳で、なんだか申し訳なさと言い様のない無常さを感じてしまう。先日NHKでは墜落現場の確定、発見まで16時間もかかってしまったことの検証番組を放送した。もっと早くに墜落現場が判明していれば事故に遭われた家族が助かったのではないかという思いが拭い去れず苦悩するご遺族の姿がそこにはあった。
何ともやりきれないし、30年という年月を考えるといたたまれない思いがする。

皆さんはどんな思い出をお持ちだろうか?


2015年8月5日水曜日

花火

今日は花火の思い出をば・・・。
8月2日、3日は長岡の大花火。花火は基本、雨が降っても打ち上げられる。今年は天気に恵まれたようでなにより。
自分がまだ独身のころ、毎年のように富山に住んでいた学生時代の友人と一緒に花火を見に行ったものだ。友人の結婚を機にこの行事は途絶えてしまったが。その昔、キンさんギンさんが佐渡が島をまわって長岡の大花火を鑑賞された年があった。その時我々も花火大会の会場にいたのだが、打ち上げ前から何やら怪しげな雲行き。遠くで雷もゴロゴロと不気味に鳴っていた。
女性司会者の「打ち上げです!」の声とともに一発目が上がり、空中でさく裂したかと思うと、ドバーッと、ものすごい雨。まるでバケツをひっくり返したような雨が降って来た。あとでテレビ中継を見たらキンさんギンさんはテント席だったが、それでも結構な濡れようだった。もちろん我々は信濃川の河川敷にレジャーシートを敷いての観覧だったので全身ずぶ濡れ。しかも土手の上のほうから滝のように雨水が流れてくる始末。サイアク~。
きっと花火の衝撃波が雨雲を刺激したに違いない。

今日、ローカルのテレビで長岡花火の中継をやっていた。しかしテレビで観る花火ほどつまらないものは無いんじゃないか。画が小さい、ということもあるが、問題はやはり音だろう。あのズシンと腹に響く低音。あれが花火の醍醐味の半分を占めている、ように思う。ついついこの低音がウチのシステムで出ないかなあと、あの音を感じながら考えてしまう。アホである。あれはアノ場所だから体験できることなのにね。テレビのスピーカの性能は判らないが、テレビでは無理だろう。あの低音。当たり前だが。

長岡の花火は正三尺玉もスゴイが打ち上げ場所が近いのも魅力。大輪の花がまるで頭上でさく裂する様は、まるで花火を浴びるよう。その感覚に痺れてしまう。そしてド迫力の炸裂音に心まで揺さぶられる。なんだか除霊で身体をユサユサ揺すられている感覚。悪い憑き物が落ちるようで自然と泣けて来てしまう。

またあの場所で観たくなった。来年は家族を連れていきたいものだ。

2015年8月1日土曜日

Daphnis et Chloé  Martinon vs. Cluytens 玉音放送の原盤が公開

「ダフニスとクロエ―」はロンゴスによるヘレニズム期の物語。共に捨て子だった二人がそれぞれ羊飼いと山羊飼いの夫婦に拾われるところから物語は始まり、恋の神エロスやニンフ、牧神パンの助けを借りながら、すったもんだの末に二人が裕福な家の子どもであったことがわかり、最後には目出度く結ばれるというお話。現在ではなんだかまどろっこしい話の展開だが、ぎこちなく愛をかわす(エッチはしない。キスやお互いの身体をなで回すだけ)場面などは初々しさがあって結構たのしく読んだ。

ロンゴスの物語を基にしたラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」。物語を忠実にはなぞってはいないようだが、原作にあるギリシャの風景(レスボス島を舞台としている)や雰囲気に溢れている。自分にとってはむせかえるようなギリシャの田園風景やエロスと愛らしさの並立する抒情性がなんといってもこの曲の魅力か。

以前は組曲盤をよく聴いていたけれど、原作を読んで以降、全曲盤を聴くようになった。デュトワ/OSM、モントゥー/LSOにギーレン/SWR、それにマルティノン/パリO.、最近クリュイタンス/パリ音楽院O.盤が加わり、これで全曲盤は5種類となった。
ギーレン盤は結構好きな演奏だけれどもトラックが1つしかないという何とも不親切なディスク。
マルティノン盤は74年の録音。官能性、ということではピカイチかな。何だかとってもエロス!。恥ずかしいけれど聴いていると村々してくる。上から下まで艶やかで厚みのある弦の響きと張りのある、でも決してやかましくならない金管楽器。そして何といっても隅々まで瑞々しい木管楽器。パリ管というとミュンシュの幻想やブラ1のように、豪快で動的な反面ややもすると雑に聴こえてしまう(もしくは雑な)演奏というイメージが強いけれども、マルティノンが振るとこんなにもエレガントになるから不思議。

パリ管は67年にパリ音楽院O.を解体、再編して鳴り物入りで作られたオケ。ショルティの自伝では、実際はミュンシュがパリ音楽院O.から56人の奏者を引き抜いてオーケストラの基礎としたためミュンシュにとってはやりやすかったが、その後のカラヤンやショルティ自身はとても苦労したと書いている。また、パリ管はいいオーケストラではなかった。規律を欠き、全体の水準にむらがあった、とも書いている。そのショルティも5年契約の3年目(75年)にバレンボイムを推挙して辞任してしまった。ここからは推測の域を出ないのだが、カラヤンとショルティはオケのメンバーをかなり入れ替えオケの体質改善を図り機能的なオケに変えていったのではないか、と思う。その成果がマルティノンのラヴェルに表われているように思えてならない。どうでしょう?
マルティノンはこの録音の2年後、66歳(若杉!)で他界してしまった。

クリュイタンス盤はパリ管となる前の62年の録音。マルティノンの12年前ということになる。
クリュイタンスの音楽はラヴェルに限らず、ドイツ音楽、フランス音楽ともに音楽のバランスが良い、と思える。ドイツ音楽にはフランス風の軽みがあり、フランス音楽には適度なドイツ的重厚さが備わっている。ベルギー人クリュイタンスの面目躍如といったところ。ダフニスとクロエにもそれが当てはまるように思う。ラヴェルといえどもモヤモヤ・フワフワしない。しっかり地に足が着いた演奏。オケも水準が高い。音もART(アビーロードテクノロジー)で適度に角が取れて聴きやすくなっている(画像は別の盤です。スキャナーの不調で差し替えています)。マルティノンほど官能的ではないがモダン、かつ適度な熱を持ち、聴いているコッチがグイグイと惹きつけられてしまう所はさすがの一言。惹きつけておいてバッサリ。ヤラレタ感。コレが魅力である。

さて、どちらに軍配をあげようか?迷うところであるが、ここは引き分けとしたい。ホント甲乙つけがたし。ダフニスとクロエの川中島(の合戦)や~(彦摩呂風)。


終戦記念日を控えた8月1日、終戦70年を期に玉音放送の原盤の音声が公開された。天皇陛下のご意向とのことだ。宮内庁に保管されていた原盤(2組あり2枚組と3枚組、計5枚)を修復しデジタル録音したもの。ニュースで観た(聞いた)ものは今まで耳にしていたものと違い、昭和天皇のお声はやや高く、驚くほど鮮明で音が良かった。くぐもった感じはなく、すっきりとした音調であった。これまで耳にしていたものはややピッチが低かったらしい。公開された音声はこれまでのものより10秒ほど短いという。やはりオリジナルは音質が良いということか。宮内庁のHPでも公開され、こちらの方はパチパチノイズがあるが、さらに良い音で聴ける。

半藤一利「日本のいちばん長い日」の中で日本放送協会の職員が入念に準備をし録音に臨む、というシーンが出てくる。当時、天皇のお声を録音し、その声を国民が耳にするということは畏れ多いことであって、今だ嘗てなかったことだった。間違いは許されず、それだけに音質にも細心の注意が払われたのだろう。天皇は2度に渡って詔書の朗読を録音されたという。正副2組が作られ、放送では2度目の録音(テイク)?である「正」盤が使われたようである。
原盤のアセテート盤は宮内庁に保管されていたということだが、ウィキペディアによるとアセテート盤はアルミ円盤にニトロセルロースをコーティングしたもので、後の塩ビのレコード盤に比べ強度が劣り、湿度や経年劣化でコーティングが剥離しやすいとのこと。よく保存されていたものだと思うし盤の痛みがひどかったようだがよく修復できたものだと思う。

岩波文庫 赤112-1 1987年

EMI 5 00892 2

東芝EMI TOCE-59036