2015年4月25日土曜日

Sir Neville Marriner/ASMF 四季

GW、特に予定のない七味。どう過ごそうかと思案中である。あッ、タイヤ変えなきゃ。

最近、といっても2週間ほど前にヴィヴァルディ「四季」のLPを買った。指揮はネヴィル・マリナ―、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの演奏。国内廉価盤で600円ほど。さらにその3か月ほど前にノーマン・レブレヒト「クラシックレコードの百年史」(春秋社,2014)という本を買った。その中に記念碑的名盤100+迷盤20というリストがあって、名盤100のほうにこのマリナ―の四季が紹介されている。なんでも、午前中、録音に行き詰った奏者の何人かは昼食後、明らかに酔っぱらっていたそうだ。ソロのラヴディは午後のセッションで40分間弾き続け、ほぼ一発録りだったとのこと。どんなにか破天荒な演奏かと思って聴いてみたが落ち着いた演奏。いや少しグラマラスな演奏かもしれない。余裕のある感じか。録音も耳あたりの良い音だ。

お恥ずかしい話だけれど、ヴィヴァルディはほとんど聴かないので、この演奏の良しあしの判断はしないけれど、発売当時の70年頃は結構センセーショナルだったようだ。今ではマリナ―/ASMFの演奏は穏当な演奏の代名詞的存在ではあるが、通奏低音の一部にチェンバロではなくオルガンが使われているなどちょっと変わった演奏のようである。

もう少し、先のハイドンやヴィヴァルディなんかも聴きたいのだが食指が動かない。BOXは極力買わないようにしているが、ここは割り切って買ってみよう。近くホグウッドのヴィヴァルディBOXが出るようなのでそのあたりから買ってみようと思う。物欲が亢進しつつある今日この頃。

暖かくなってLPレコードを聴くにはよい季節となった。このところカートリッジにDENONのDL-103を使っている。前はモッサリとした音調だった。レンジを欲張らないのと中音域が厚めないわゆるカマボコバランスによるものだろう。EQの調整のおかげかわずかながらスッキリとした音調となった。それでもカマボコ型のバランスには変わりないのだけれども。このカートリッジ、買って3年ほど経つがようやく上手く鳴ってくれるようになった。標準針圧は少し高めの2.5g±0.3gなので重めのシェルを使っている。カートリッジ本体は動かずに針先が安定して溝をトレースすることを狙ってのことだが、シェルが重過ぎると音の抜けが落ちる。いろいろと試して今の状態に落ち着いた。このあたりがレコード再生の面白いところ。我が家の103は少し暗めの音調ではないかと思っている。最近、カートリッジの針圧の値が思い出せないことが多くなった。交換して針圧調整、と思うがサッと出てこない。老化現象で片づけてしまっていいのかどうか。最近はメモするようにしている。




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