2015年7月25日土曜日

夏に酔えるもの GM Das Lied Von Der Erde  Vickers & Norman C.Davis/LSO

梅雨明けしたというのに何やら蒸し暑い。
昨日は仕事で遅い妻と一緒に夕飯を食べようと思い、ビールをグビグビとやって待っていた。が、いつまで待っても帰ってこないので、仕方なく(?)、先日頂いたワインの栓を抜き、2時間ほどで結局1本開けてしまった。案の定ベロベロとなったところで帰って来た妻には怒られる始末。なんだかなぁ~。だって遅いんだもん。

さて、デイヴィスの大地の歌は81年録音のデジタル初期の名盤。学生のころに買って、持っていたはずだがいつの間にか手元から消えてしまった。確かワルター/NYPと、同じくワルター/VPOの次くらいに買ったんじゃなかったっけか?
今日、娘の矯正歯科に付き添った帰り、BOに行ったら棚にさりげなく置いてあった。これはと思いゲット。西ドイツプレスのCD初発盤。懐かしいことこの上ない。CD初期の海外プレスは持ってみると大概、重い。解説書がぶ厚くケースがしっかりしているのだ。ディスクはちょっとキズが多いけれどディスクの内周までアルミが蒸着されているし、プリントもしっかりしているところが「あぁ、昔のCDはこうだったなあ」と感慨も一入。

大地の歌のベストは、やっぱり刷り込みなのか最初に買ったワルター/NYPのLP盤。高校生の頃に買ったソニーのLPを長らく愛聴していたが、今はちょっと前に買った日本コロンビア盤のLPを愛聴している。CDも買ってみたがLPの方が音がいいのでほとんど聴いていない。

大地の歌というと2人の独唱者はやっぱり重要。テノールが先日訃報が伝えられたヘルデン・テノールのジョン・ヴィッカーズ(この時57歳)と、アルトはメキメキ頭角を現してきたジェシー・ノーマン(当時35歳)という組み合わせ。ノーマンはソプラノでありながらメゾもカバーする声域の広さを持つ。どちらもドラマティックな歌唱ながらヴィッカーズはやや軽めの声質だし、ノーマンは重暗い声が持ち味。初めて聴いたときはこの曲に合わないように感じたものだ。とくにヴィッカーズの声質がこの曲には明る過ぎるような、明け透けな歌唱に思えてしまい、深みが無いなあと思っていた。恥ずかしい話だが当時は歌手に疎く、あまりの声の若々しさにヴィッカーズを若い新進のテノール歌手だと勝手に思いこんでいた。
今改めて聴いてみると、この明け透けな感じが率直さや素直さ、さらにちょっとヤンチャな感じが出ていて新鮮に聴こえるから不思議。そして2人の声の質の違いが楽章ごとの性格の対立を生んで奥行きを与えている。

デイヴィスはハイティンクとともにフィリップスの看板指揮者として、中堅から巨匠へとステップアップし始めるところだっただろうか。ACOとのストラヴィンスキーの3大バレエやボストンSOとのシベリウス全集、シューベルトのグレイトなど現在でも評価の高い録音を残している。この録音ののち、サーの称号を得て、さらにはバイエルン放響の音楽監督に就任している。
レコーディングでは特にマーラーを得意にしていなかったデイヴィスの大地の歌は、妙に思い詰めたり、諧謔性を強調したりしない。健全で変ににうらぶれた感じがしないところが良い。1楽章の冒頭ホルンの斉奏からキビキビと音楽が進んでいき、終楽章では36分をかけてたっぷりと歌うが推進力があるせいか遅いとは感じさせない。そう、デイヴィスは推進力の人。少々強引にグイグイと音楽を引っ張っていく。
録音は初期デジタル録音特有の中音域は厚く、少々音の縁取りがキツイ印象はあるもののの、それでいてレンジが広く透明感がある音がする、と思う。フィリップスはCD開発メーカーだけあってかCD初期の録音でもよい音のCDが多い。実にCDらしい音がする。デジタル臭いと言えばそうなのだけれど・・・。
あ、あとジャケットが抽象画っぽくていい。あとはやっぱり赤いラインに白字でPHILIPSの文字。フィリップスはこれでないと、という気がする。

PHILIPS 411 474-2



2015年7月20日月曜日

8年ぶりにスーツを買う

3連休も今日で終わり。なんだかあっという間の3連休。今日も関東を中心に高温注意情報が発令された。熱中症で搬送された方も多いと聞く。
そんな中、妻とスーツ量販店へ行ってきた。もちろんスーツを買うためであるが、これが結構な緊張。なんせ量販店といえども数万円のお買い物。しかも8年ぶりと言うのだから緊張するのも無理はない。
8年前まで3年間、郡山にいた時はスーツを着て仕事していたが、上越に戻ってからは礼服・喪服は着てもスーツに袖を通すようなことにはほとんど縁のない生活を送っている。最後にスーツを買ってから体重は12kgほど落ちている。妻に言わせると「それは痩せたんではなくて、縮んだ・萎んだのだ」ということになるのだが、いずれにせよ、昔買ったスーツがブカブカになってしまった。今度、上司と金沢へ出張するのを期にスーツの新調と相成った次第。まあフォーマルな格好が必要なのかは分からないのだが、その方が失敗は無さそうであるのは間違いないだろう。

学生の頃、紳士服の量販店でアルバイトをしていたことがある。その頃はバブルの終わりころ。ダブルのスーツやフォーマル、それに紺のジャケットがバンバン売れた。バイトしていたそのお店はもう無くなってしまったが、稼いだバイト代でCDプレーヤーを買ったり、CDを買ったことを思い出した。

さて、スーツもそうだがYシャツ、これがまた大変。痩せた(縮んだ・萎んだ)割りには頸の太さは変わらない。首回りが47㎝のシャツ、これがそうそう見つからないんである。デザインにこだわらなければあるが、大汗かきの自分にとっては色シャツはバツ、である。汗染みが目立ってしまうのだ。ストライプもネクタイを合わせにくい。結局は無難な白シャツを買った。

お昼は広東料理のお店へ。中華料理店というと何だか油っぽい(油臭い)感じがするものだが、このお店は何だかとてもお洒落な内装。ランチのセットメニューを頼んだのだが料理も丁寧に調理がしてあって、口当たりが良くて優しいお味。妻も満足であったようだ。妻と2人で、というのもホント久しぶりで良かった。また連れて行ってあげたいと思う。

2015年7月18日土曜日

Maazel/PO. GM7-9

先日、安倍総理が国立競技場の建設計画の白紙撤回を表明した。そりゃそうだろう。2500億円は幾らなんでもかかり過ぎだ。先日強行採決した安保法案も白紙撤回できないものか?
テレビを見ていたら競技場デザインコンペの審査員であった安藤忠雄氏が会見を開いていた。安藤氏が悪いみたいなことになっていたが、これも何だかおかしなハナシ。責任の所在は他にあるだろうに。
しかし、オリンピックどうなんだ。やっていいのか。オリンピック需要で懸念された建設資材の高騰や人件費の高騰によって震災復興に遅れが生じているようだ。オリンピック誘致の際、復興との兼ね合いについてマスコミも報道していたが、最近では全く目に(耳に)しなくなった。F1廃炉の計画も予定通り行くとは思えず、浮かれている場合なのか?と思う。福島の方々は今回の件についてどんな思いでいるのだろう? 政治家は、もう少し有効なお金の使い方を考えてほしい。

今週は暑かった。冷えたビールとこのCDが届くのを心待ちにしてなんとか乗り切った。
そう、待ちに待ったマゼール/フィルハーモニアO.のマーラー第3弾、7番・8番・9番が届いた。確か5月下旬の発売予定が都合、4度の延期(6/10、6/30、7/10、7/15)の後発売された。内心、発売中止かと思いもし、先のブログでは期待も萎んでしまったと書いたが、HMVの商品を発送しましたメールを読むと心が騒いで仕方なかった。
早速、7番を聴いてみる。遅い。遅ーい。タイムを見てみると第1楽章は26分22秒。VPOとの旧盤は24分24秒。クレンペラーは27分47秒。ずいぶんとクレンペラーに近づいた。2楽章以降は旧盤とさほど変わらない。1楽章の2分の増加は第2、第3楽章でほとんど吸収されている。よって第1楽章は遅い、と感じるものの全体的にはダレた感じがしない。かえって偶数楽章の夜の歌はリリックに響き、終楽章はタイム的にはさほど遅くはないものの落ち着いた足取りで決して浮き足立っては聴こえない。終結部も金管の主題を高らかに吹かせることなく敢えて高揚感を抑えている。各楽章の描き分けが巧みで、ややもすると浮かれた感じが支配するこの曲を、全体としてとても腰の据わった重心の低い曲に仕上げている。でもやっぱり感動なんぞとは無縁のカロリー控えめの低燃焼演奏なのはさすがマゼール様。

  タイムを比較してみた(データはブックレットによる)  
交響曲第7
1楽章
2楽章
3楽章
4楽章
5楽章
TotalTime
マゼール/PO
2622
1607
1039
1430
2002
8740
マゼール/VPO
2424
1539
1018
1547
2005
8613
クレンペラー/PO
2747
2208
1028
1542
2415
10020







続いては9番。これも遅い。ブックレットでは第1楽章は35分48秒。VPO盤が29分45秒なので6分の差。もうゆっくり、じっくり。コトコトと音楽を煮ているような感じ。変に煮立たせたりせず、出来上がりを待つ感じで音楽は進んでいく。
旧盤も丁寧な演奏ながら不思議と断ち切られているようで音楽の流れがよくなかったが、新盤は丁寧な表情付けとフレージングに鳥肌が立ちっぱなし。音楽の流れが自然だ。
レントラー楽章は旧盤とほとんど変わらず、ロンド・ブルレスケは2分近く遅い。1楽章が遅いせいで2楽章が相対的に早く聴こえ、3楽章がより遅く聴こえる形となる。そして終楽章の29分。聴いている方はもうすでに音楽に飲み込まれ翻弄されてしまっている。終楽章のクライマックス、弦によるトーンクラスターは1音づつ明確に区切られる。このあたりは流石。聴いている自分がバッサリと袈裟に切られる感じか。デフォルメらしいデフォルメはそこくらいだが、このテンポの遅さがデフォルメか。トータルで96分近い演奏、ほかにあっただろうか。とんでもない演奏である。

 こちらもタイムを比較(データはブックレットによる)
交響曲第9
1楽章
2楽章
3楽章
4楽章
TotalTime
マゼール/PO
3548
1552
1503
2909
9552
マゼール/VPO
2945
1604
1301
2520
8410
クレンペラー/PO
2819
1839
1521
2411
8630






8番はまだ聴き込んでいないので後日、報告できればいいなあ。
マゼールとフィルハーモニアO.のマーラー交響曲連続演奏会は大地の歌と歌曲も演奏されたようなので、第4弾がきっとある、と踏んでいる。今から楽しみである。


2015年7月13日月曜日

フギ~! まるでサウナだぜっ!

暑い~!
ここ、新潟県上越市は今日、全国でも一番の暑さ38.5℃を記録した。同じ上越市でも海沿いのほうの我が家はもう少し気温が低いもののやっぱり暑かった。全国で第3位だったらしい。愛車のレガシィさんには外気温計が搭載されているのだけれど、帰宅時には40.0℃を表示。初めて見る数字です。40℃…。エアコンをガンガンと効かせてもボデーが温まっているせいか涼しくない。途中、寄り道してHobson'sで40過ぎのオッサン一人、アイスクリームを食べた。恥も外聞もない。美味かった。

さて帰宅するとHMVからヤルヴィ/エーテボリSOのシベリウス1・3・6(BIS)が届いていた。これで全集が揃ったことに。早速1番を再生。北欧の涼やかな風が吹く、かと思いきやフィンランド名物サウナの熱風である。アチー。詳細はまた後日に。

こんな暑い日、我が家では冷や汁(ひやしる・ひやじる)を作る。作り方は至って簡単。かなり濃いめの味噌汁を少な目に作っておき、冷水(氷水でも可)で伸ばす。そこに薄く切ったキュウリの輪切り、刻んだ大葉に大量のすりごまをぶち込んで出来上がり。ご飯にかけて食べても良し、食欲モリモリである。

2015年7月10日金曜日

お気軽に 100CD

今日はすっかり梅雨明けしたようなカラッとした天気。雨は降るものの1日と持たない。全くのカラ梅雨で農作物が心配。実際、稲の生育に影響が出ているとも聞く。

心配といえば、マゼール/POのマーラー全集第3弾がさらに発売延期となった。一体何があるのか?そもそも発売されるの?確かこれで4度目の延期。いい加減にしてほしい。期待の風船もしぼんでしまった。

昨日、ちょっとした臨時の収入があったので、ワーナーのニューベスト・バッハ100という6枚組のCDを買った。100曲ではなくトラックが100、というのは予想外だったけど2300円ほどとお買い得。普段、こういうCDは買わないのだけれど、Kazuさんのお宅に伺ったときにマリアカラスの同じようなCDを聴かせていただいたのがきっかけ。ちょっと興味が沸いて聴いてみたい作曲家などがあって、でもどのCDを買ったら良いのかわからない時には便利か。これもKazuさんのお宅で聴かせていただいたカンタータが良くて、聴いてみたかったのだが何しろ数が多い。まさかいきなり全集、というわけにもいくまい。
バッハのこうした企画物CDは各社から発売されているようで、ユニバーサルクラシックスのものもあったが、既に持っているCDもあるし、ここは重複するのを避けてワーナーのものにした。曲にしても演奏者にしても知っていてもほとんど聴いたことのないものばかりだが、録音は新しいものばかりで聴きやすい。たまのつまみ聴きも良いものだ。ただこのCD、ケースに6枚入っているがガッチリと固定してあって取り出すときにかなりCDがしなる。割れてしまいそうなくらい。どうにかならないものか。


オーディオの方は高音域のチリつきが気になるところだが、すっかり落ち着いてしまった。全体のバランスも良さそうなんでしばらくは放置しておこう。

最近、なんだか音楽とオーディオに向かう姿勢が緩くなりつつあるように思う。これはどういうことかと思うけれども、良し悪しを含め正直、わからない。こだわりが薄れた感じ。歳だな、歳。

ニュー・ベスト 100(V.A.)「ニュー・ベスト・バッハ100」
WPCS-12726/31

2015年7月4日土曜日

ハイムさん Klaus Pringsheim

阿部ちゃんの方ではなくて・・・。
マーラーの弟子の筆頭はワルターやクレンペラーだろう。クラウス・プリングスハイムもまたマーラーに私淑した弟子のひとり。1931年(昭和6年)東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部)に着任したプリングスハイムは、当時日本在住ドイツ人の多くが避暑地としていた軽井沢を避けて新潟県柏崎市の鯨波の地へ避暑に訪れていた。
その事実を知ったのは早崎えりな著「ベルリン・東京物語 音楽家クラウス・プリングスハイム」(音楽之友社,1994)によってであった。この本が出版された94年はアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハと高瀬アキ率いるベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラ(BCJO)こちらの来日ツアーの一環としてプリングスハイムに縁のある柏崎でも公演が行われた。それに併せての出版だったように思うが記憶が定かではない。当時、自分は柏崎市に住んでいたこともあってプリングスハイムと柏崎の不思議な縁に驚きとともになんだかとても嬉しくなったことを覚えている。BCJOの公演ではプリングスハイムの曲も演奏されたんじゃないかと思う。聴いたように思うがすっかり忘れてしまった。
柏崎を避暑地としたのには東京音楽学校で彼の生徒であった新潟県出身の宝井真一氏の紹介であったらしい。定宿にしていた鯨波の蒼海ホテルの人にはハイムさんと呼ばれていたらしい。

話は前後するがプリングスハイムの名前を知ったのは音楽を聴き始めた中学生の頃のこと。それこそむさぼるように読んだ、柴田南雄著「グスタフ・マーラー」(岩波新書,1984)で目にしたのが最初だと思う。この本によると昭和7年から12年(11年は除く)までの6年間でマーラーの交響曲を5番、2番、6番、3番、7番の順で日本初演している。柴田によるとロマンティックな演奏であったようだ。

一連の演奏会について柴田は
(中略)プリングスハイムが手掛けた上記の5曲は、当時の日本の水準としてはまったく背伸びぎりぎりの感じであって、彼があらゆる困難を物ともせずこれに挑んだのは一種の壮観だった。
またローゼンシュトックと対比する中で
プリングスハイムの指揮は十九世紀のロマン主義時代からひとつながりの古き良き時代のもの・・・(中略)
ロマン主義的な茫洋たる演奏様式
と述べている。聴いてみたかった~。

この演奏会は快挙であったが在野の音楽関係者からは不評であったようである。 「ベルリン・東京物語 音楽家クラウス・プリングスハイム」から当時の諸井三郎の批評を引用すると
指揮者プリングスハイム氏は理論的指揮者であつて、音楽指揮者ではない、(中略)全体としてこの交響楽を演奏する事は、音楽的にも体力的にも無理である、かくの如き曲の初演を兎も角も為し遂げた努力には敬意を払ひ意義を認めるけれども音楽教育の中心的存在としての東京音楽学校の管弦楽団には、恵まれたあらゆる余裕を活用して、研究を重ねたる古典曲の模範的演奏を発表されん事を望む。 
                                   「月刊楽譜」1935年4月 p126
と冷ややかであったようだ。

プリングスハイムが無し得なかった8番の日本初演は彼の生徒であった山田一雄によって戦後間もない1949年に行われることになる。

鯨波の地を散策していたであろうプリングスハイムに思いを馳せながらマーラーの8番を聴いた。マゼール指揮ウィーンPO.の演奏。マゼールの新全集第3弾となる7,8,9は3度の発売延期を繰り返し、最新のインフォメーションでは7月10日発売とのこと。待ち遠しいことこの上なし。8番は評判のよろしくないこのコンビの全集のなかでも比較的評判の良いもの。全集中では録音も良く。特に独唱者、合唱が上手く捉えられているように思う。演奏は落ち着いたテンポでデフォルメも少ない。全集中では最後の録音となった。8番を除く1~9番は80年代前半に集中的に録音され、84年10月の7番が最後。約5年のブランクを経て89年に録音された8番は他の録音・演奏に比べてすっきりとしたものだが、それが良かったのか悪かったのか。ゆったりとしたテンポでデフォルメするにしてもテンポを落とすという1~7番、9番の手法から繰り出される濃い感じが薄まってしまったのは個人的には残念に感じている。新全集は集中的に録音されたものであろうから各曲間の統一性が取れているのではないかと期待している。
早く来~い!





SONY CLASSICAL CSCR 8123~34