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2017年11月19日日曜日

穴から這い上がって再生機器の調整 

当地はお昼過ぎには結構な雪模様。とは言っても雨まじりのべしゃべしゃの雪。予報では明日の朝も雪の様子。路面は多分大丈夫と思いつつも一応、タイヤ交換に夕方GSへ行ってきた。昼前に買い物に出た時、GSの前を通ると8台くらいのクルマが順番待ちの様子。4時に入って終わったのは6時過ぎ。待っている間にタウン誌をナナメ読み。温泉の特集に旅ごころが再燃。こんな日は温泉に浸かって温まりたいよね。

昨日、棚の上にポン置き状態で終わったセッティング。鑿と金づちでの作業で両腕が痛い。そこをこらえてCDとレコードプレーヤーの脚周り、スピーカーの傾きの調整をした。
2台のCDプレーヤーは晴れて一台づつの設置となった。それぞれタオックのインシュレーターをかませた。これまでエソテリックの上に重ね置きしていたソニー777ESJはようやくの本領発揮とばかりに艶やかかつシルキーな音で鳴ってくれるようになった。
レコードプレーヤーはハウリングマージンも稼げるようになった。ただ、MCトランスがパワーアンプの横に置くことになって少し干渉しているかも。

出音は音の拡がりに奥行きが増したものの、ピアノコンチェルトなどではピアノが引っ込み気味となりバイオリンが前にくるのがどうにも気になって仕方無かった。そこでスピーカーの内振りの角度を少し強くしてみたところピアノがしっかりと前に出てくる感じに。ただ、奥行き感は減弱してしまったので、内振りの角度はさらに調整が必要だろうし、EQの調整と兼ね合いもあってもう少し時間を掛けたいところ。


2017年11月18日土曜日

穴を穿ち穴に落ちた七味

リスニングルームの改造の第2弾。アンプやプレーヤー類をスピーカー奥の南に面した作り付けの棚の上に置こうという目論見。本日急きょ決行した。
というのも、昨夜レコードを聴こうと思ったがスピーカー横に置いたプレーヤーのハウリングマージンが取れなかった。普段音楽を聴くときのアンプのボリュウムは9時から10時くらいだが、盤に針を落としボリュウムを上げてみると12時くらいでブァアアアンと盛大に鳴ってしまう様ではやっぱりマズイかろうというもの。
で、下準備として電源ケーブルやスピーカーケーブル(というにはあまりにも安価なvvfケーブルではあるが)を棚の下に通すべく棚板に穴を開けた。
この作業が思った以上に難航した。

当初の目論見では電動ドリルで穴を数か所開けて鋸で切る、というものだった。厚さ7cmほどの棚板。舐めちゃあいけねえ。まず、充電充分のハズの電動ドリルがギュルギュルと悲鳴を上げ始めパワーが落ちてしまいドリルでの穴開けは断念。それでも四隅の穴は開いたから次は鋸で引いてみるが全然切れない。仕方なく鑿で削ること2時間。途中、充電しながらの電動ドリルの力も借りて何とか穴を開けることが出来たが、無理な姿勢での作業が祟り、腿から腰に掛けて既に痛い。腕もパンパンに張っている。
取り敢えず、機器をセッティング。配線作業が今までと違い、格段にし易い。
そして音出し。
…右chから音が出ない。
配線を変えて色々と試してみると、どうもパワーアンプの2255の機嫌が悪いことが判明。仕方無く中華アンプを繋いで鳴らしてみるも、どうにも面白くない。
もう一度2255に繋ぎ直して背面にあるステレオとモノの切り替えスイッチをカチカチと動かしてみると、どうもココの接触不良のよう。無事に両方のchから音が出た。
この時点でもうクタクタのヘトヘト。プレーヤーの水平出しとハウリングマージンの測定、足元のインシュレーターの設置は明日に延期。

昨日、それとなく妻にこの冬のボーナスでのアンプ買い替えを打診するもあえなく却下。そんな主人の変節を知って、ご機嫌ナナメとなったか?

サイズはタバコの箱の大きさ

こうしてみると結構壮観


2017年11月12日日曜日

スピーカーは調整中

先週、配置変えしたバークレイⅡ。日曜の夜にEQで測定とフラットとなるように調整したものの平日はあまり時間が取れず今日やっとカーヴを作り始めたところ。
スピーカーの奥に音場が拡がるようになったものの全体的には響きがまとまらない。低音域はやはり膨らみがちだし、高音域はザラザラな感じ。低音域はやっぱり100Hz付近が膨らんでしまう。この低域の膨らみがタンノイらしさと言えばらしさ、なので何とか生かしたい気もする。これは今後の課題だ。
高音域のザラザラ感は中音域とのバランスだろうと思う。このあたりもこれから少しづつやっていこう。
こちらは大荒れの天気。季節は秋を通り越してもう完全に冬のモード。ファンヒーターなしでは寒くて寒くて。
それでも冬はオーディオを詰めていくには良い季節。春に良い結果が出ているといいなぁと思う。

以下は調整に聴いているCD。
やや音像のフォーカスが甘く膨らみがちだがこれもEQでピークを叩けばもう少し改善するのではないかと期待している。





2017年11月4日土曜日

リスニングルーム一新!

この連休を利用してリスニングルームの模様替え。
これまで、部屋の長辺に置いていたスピーカーを短辺に。南側にある棚にオーディオ機器を載せたいところだが、今週になって悪化させた肩が痛くて断念した。ガラスの肩を持つ七味。
本当は右スピーカー側の壁のところには何もないのが良いのだろうが致し方ない。機器はそのままにして少し後ろに下げる形となった。
スピーカー奥の棚も片付けねばなるまい。出来れば次の連休に棚に載せたいがどうしようか思案中。
スピーカーケーブルは今まで使っていた銀線織のものは短くて使えないので、ホームセンターで買てきたVVFケーブル要は銅の単線に。10mで1000円ちょっと。どんな音になるかと不安だったが杞憂に終わった。スピーカーの配置も変えてしまったので、比較できないが遜色ないように思われる。ノイズ対策にアルミを巻いてみようかとも思う。
これまでと違い、スピーカーの背後に大きなスペースをとった(スピーカーのフロントバッフルは後ろの壁から2m30cm離れている)こともあって音がスピーカーの後方にも拡がるようになった。それでも、まだ雑然としたところがあって、綺麗な感じがない。このあたりはこれからの追い込み次第なのかも。
現在は、普段あんまり聴かないCDを片っ端からとっかえひっかえかけて慣らし運転中。今のところ出音は快調、かと思いきや何だか右chの出力が低いような・・・。
この問題にはずっと悩まされているが、もう修理する気力もお金もないし、プリの左右レベル調整で何とかなるのでこのままにしておく。そろそろアンプも限界なのか。でもそうするとプリとパワー両方買い換えか?機器の導入もそうだが入れ換えるにも結構な体力・気力が必要で、それを考えただけでも気が重い。

何とか形になったことだし、とりあえずはこれで様子見。2日間鳴らしてみて、なんとなく感じは掴めたか。
改めて思ったのは我がリスニングルームはそこそこ広い割にはデッドな部屋だなということ。作りが古くて床や壁の強度が足りなかったり防遮音が不十分だったりで音が逃げていきやすい低域の特定の周波数が盛大に鳴るようだ。今月後半のお休みあたりにEQ測定してカーヴを作ってみようかと思っている。

キッタナイ部屋で申し訳ないが画像を載せておきます。
直近のシステムの配置
部屋の長辺にスピーカー始め機器が並ぶ

スピーカーを長辺に置く。
奥の括りつけの棚を整理してオーディオ機器を載せたいと思案中。棚の下はCD箱

リスニングポイントから向かって右SPの背後
SP背後の壁までは2m30cm。入り口があるなど結構制約が多いのが困りもの

リスニングポイント左側はガラス戸のため音響パネルを設置
椅子の後ろにはLPと箱ものCD

オーディオ機器はリスニングポイントの右側に

2017年11月3日金曜日

舞茸? Abbado / CSO. GM1

台風一過、少しは暖かくなるかと思いきや季節はもうすっかり冬のモード。紅葉狩りどころではない感じ。
夕食は温かいものが食べたい。今日は酒粕をたっぷりと入れた豚汁。身体が温まるね。
鍋ものもいい。我が家では鍋にキノコは外せない。シメジにエノキ、シイタケも良いが、我が家では断然、舞茸。香りがとても良い。香りと言えば、最近、茶色いエノキをスーパーでよく見かけるようになった。普通の白いエノキよりも香りが高く美味しい。栄養価も高いらしい。
キノコはやっぱり天然ものが旨いのだろうが、よく洗わないと砂がじゃりじゃりしていて美味しくない。以前、天然ものの舞茸を知り合いに頂いた。味噌汁に入れたが洗い方が不十分でじゃりじゃりしていてガッカリ。かなり念入りにあらったんだけどなぁ~。

さてさて、アバドのマーラーの1番はこのCSO.盤とBPh.盤の2種類あって、最初に聴いたのはBPh.盤だったが、あんまりピンと来なくて早々に処分してしまった。アバドの演奏はあまり好まないこともあって、特に気にも留めていなかったが、初期のマーラー録音(CSOとWPh.の初回もの)が気になって買い求めた。持っているのは西ドイツプレス盤。少々脇の甘いところはあるが伸びやかな歌い口と繊細な音で、とっても青春している。
突然ですが、このジャケット、舞茸に見えません?

70年代後半から80年代にかけて、グラモフォンの交響曲チクルスは同じデザインコンセプトで統一されているものが多かった。このアバドのマーラーもそうだし、カラヤンの70年代&80年代のベト全やブルックナー、マーラー、デジタル期のブラームスもそう。
アバドのコレは羽なんだろうか?何だか鉱物の標本のようにも見えるけど、1番のコレは舞茸です。きっと。ウソ。

DG 400 033-2



2017年10月29日日曜日

音の好みはそれぞれで・・・

今週末、オーディオ三銃士で糸魚川と富山県の黒部に遠征してきた。昼過ぎに戻ったがヘトヘト。
Kazuさん、うな君それぞれが一段と音に磨きをかけ、素晴らしい響きに。
二人の音の傾向、好み・指向はかなり似ているように思う。定位感を重視した深々とした音場はさすが。音が前にポーンと飛んでは来ないがスッキリとした澄んだ音が心地よい。
羨ましい、とも思う。
でも、我が家に戻って聴いた我が家のシステムの音も、悪くない。
三者三様、みんな違って、みんな良い。オーディオや音楽に対するアプローチも違うし不満や悩みどころもそれぞれで違う。それでもお互いに切磋琢磨しあってより良い音を追い求めている。

我が家でも、もう少し奥行きある音が出ないものか?
バーン、とした音の張り出しは良いが奥行きが出ないところが恨めしい。
今センターにある機器を無くせば、あるいは長辺ではなく短辺にスピーカーを置けば、も少し改善があるのではないかと思うのだが、いかんせんその退かした機器の置き場がない。無いこともないが、SPケーブルにしろRCAケーブルにしろ新調するまでの予算が無い。

以前のブログでがっかりしたと書いた小澤のラヴェル管弦楽曲集。これが最近になって耳にしっくりと馴染んで来た(笑)。
その時の体調や気分によっても音楽や音の印象は大きく変わる、ということか。
Kazuさんは聴く時間帯によっても音が違うと言っていた。それもある話だと思う。

先週に続いて、また台風。段々と風が強くなってきたようだ。イヤになる、ホント。




2017年10月22日日曜日

Toscanini Conducts Wagner

台風の接近で本日は雨模様。我が家はトタン屋根なので雨が降ると途端にバックグラウンドノイズが増えてしまう。
こんな日は、出掛けずに音楽と読書に限る。
夕方、妻の帰宅を待って一緒に投票に出掛けた。上越市は市長選もあって、投票用紙が4枚も。投票箱、間違えそうになった。

最近はメンゲルベルクやらトスカニーニやらモノラル音源を聴くことが多い。EQの導入以前は特定の帯域が膨らんだり、ゴチャゴチャとうるさく聴こえていた。EQ導入以降、左右のバランスが良くなったおかげで音像がふんわりと中央に浮かび、左右前後にわずかに拡がりをもって聴こえるようになり随分と聴きやすくなったと思う。
以来、モノラル録音もあまり抵抗なく聴けるようになった。こちらが考えている以上に情報量は多いと見た。トスカニーニのブラームスなどは内声部が結構聴こえて聴いて楽しい。
出来る事なら中央にスピーカーを1本立てての完全なモノラル再生に挑戦したいところ。聞いた話だと、えもいわれぬ音だとか。だがいろいろ制約もあって難しいところ。もちろん、モノラル音源の時はアンプのセレクターをモノラルにするのはデフォですが。

メンゲルベルクのマーラーの交響曲第4番は39年のライヴ録音。耽美という感じではなく濃密感がハンパではない。テンポを1楽章冒頭からグイグイと動かしてくる。まるでマラソンランナーが勝負駆け引きにスピードを上げたり落としたりして揺さぶりをかけてスタミナを削っていく感じに似て、聴き手を疲弊させてくる。ちょっとおっかない演奏。
録音は年代相応。シュリシュリとしたノイズが入るものの聴くに十分。

最近、特に気になっているのがトスカニーニ。なんでも今年は生誕150年・没後60年にあたるらしく、トスカニーニを特集した雑誌も出た。
トスカニーニのディスクはCDでベトとブラの全集、そのほか数枚。LPでは海と合唱付き、ワーグナーがあるくらい。
この中からワーグナーを。
このLPは83年再発の輸入盤。随分と昔に中古で買ったものだが折に触れて針を通すことが多い。
勿論モノラル録音だが後発のCDで同じ音源と思われるものと聴き比べても音質はこちらが良い。
当時の貧弱な装置で聴いていた時はステレオかと思ったくらい。疑似ステレオ盤かとも思ったが、そんな感じはない。それでも音像がわずかながら左右によく広がっており、かなりの好録音。カーネギーでの録音だからだろう。
トスカニーニの演奏は明晰でエネルギッシュに良く歌う。ヴェルディ的といっても良い。直情的なところが七味的は好きだ。
それにしてもエネルギーの放射が凄い。すべてを白日のもとに晒すような強靭な意志というかエネルギー、それに身体を貫かれる感じがいつもする。
これにやられちゃうんだろう。きっと。

RCA VL 46018

KAWADE夢ムック  トスカニーニ


2017年10月21日土曜日

Listz Les Préludes Karajan / BPh.

今週も無事修了。先週の土曜日は同僚の結婚式と披露宴だったこともあって身体的には疲れが抜けずに溜まる一方でキツかったが、気持ち的にはとっても心軽く週の初めは過ごせたのだった。でもやっぱり疲れてくるのね。途中、水曜日からはググッと気温も下がった。で、案の定の副鼻腔炎再発。今日、耳鼻科を受診したが、相変わらず鼻詰まりはあるし眼の奥やうなじの辺りがズキズキと痛いしでマイッタ!

今日、ついにファンヒーターにご登場願った。
やっぱり暖かいのはいいね。

今日は朝から妻と買い物に。何でこんなに買ったの?というくらいの食料品が。冬眠に入るのか?

カートリッジをMC20☆wからデンオンの103に換えてみた。不満が無いと言えばウソだが丸針らしい、よく言えばふくよかな温かみのある音も好き。細かいところは出にくい代わりにノイズも少ない。
中古で買ったが、針カバーが無い。取り敢えず厚紙で自作したが交換の際には注意を要す。
以前、カバーだけ購入できないものかメーカーに問い合わせたが丁重に断られた。
海外のカートリッジ・メーカーでは一部のカートリッジのカバーを別売りしているところもあるというのに。レコードがブームといってもカートリッジや針交換の価格は上昇傾向。103が比較的安価といってもね。
1個1500~2000円くらいでも買うんだけどな針カバー。針交換2.2万円に比べれば安いもの。

レ・プレリュードを最初に耳にしたのは確か、伊丹十三の映画「たんぽぽ」であったか。ラーメンウェスタン。その後、伊丹のエッセイを読むとこの映画のアイデアが満載だった。

カラヤンはレ・プレリュードをデジタル期にも録音しているが、七味所有は67年録音のLP。ヴィシェフラドとモルダウ、それにハンガリー狂詩曲の2番がカップリングされている。
レ・プレリュードはそれこそ流麗。この頃のカラヤンとベルリンのコンビは怖いものなし。高みへ、さらに高みへと果てなく音楽が高揚していく。
我が祖国からの2曲は派手だが、やはり上手い。そういえばベルリンPO.の我が祖国全曲はない、と記憶している。いや、あったか?

DG 139037









2017年10月15日日曜日

Kuberik / WPh. GM 1

昨日は同僚の結婚式・披露宴に出席させていただいた。
前のブログにも書いたけれど、同じ結婚式でも親戚の結婚式と違い同僚の結婚式は楽しい。
そりゃあ、ほとんど会ったこともない親戚よりは毎日一緒に働いている同僚の方がお祝いのし甲斐ってものがある。
前に出席した親戚の結婚式では、披露宴の最後新郎新婦のお見送りの時に挨拶すると、先方はポカーン。こちらが名乗ると、先方が「あ、あ~」と。なんだ、誰だかも知らんかったんかいッ!と心の中で突っ込みいれたことがあった。

さて、昨日の披露宴会場には実はトラウマが。この結婚式場にはこれまで会社の納涼会や忘年会などを含め何度か行ったことがある。その内、2度結婚式の関連で行ったのだが、七味はそのいずれもその式場で地震に遭っている。1回目は中越地震、2回目は中越沖地震。全くの偶然にしてもチョット怖い。もしかしたら今回も…?なーんて心配だった。が、何事も起こらずに無事に終わった。ほっとした。
結構お酒を頂いたが、今日は大して二日酔いもせず、午前中に妻と買い物に行った。寄ったBOでサンサーンスのPコンのCDをゲットしてきた。ただ、昨日披露宴と二次会の間に高田の街をグルグルと歩き回ったせいか筋肉痛。ちょっと疲れ気味。

ばけぺんさんのブログ、ワルターの巨人の記事を楽しく読ませていただいた。ワルターのLPを聴こうかとも思ったが、ここはお手軽にCDと行こうと決め、クーベリック/WPh.の巨人をトレイに。
メンブランのBOXに収められたもの。デッカ原盤の54年録音。モノラル。
聴いてみたいけれど単売盤はちょっと購入に躊躇してしまうような40年代後半から50年代にかけての演奏を集めたもの。
録音はボールトの3番のようにかなり苦しいものもあるが、概ね良好。
このBOXは確か3.11のあとにHMVが売り上げの一部を震災の募金にあてるキャンペーンをしていて、それならばと思い買ったもの。
あの時は節電が叫ばれ、あまりの被害の大きさ、深刻さに何だか音楽を聴くことも憚られるような雰囲気があった。そんな中、少しでも音楽を聴くことで役に立てるならと思った。

クーべリックはマーラーの1番を2回セッション録音しているが、これは最初のもの。
2回目のバイエルン放送響とのものが有名だし、演奏も充実。七味もクーベリックのマーラーを聴くときはこちらを聴くことが多い。
ウィーンPO.との演奏は、当時クーベリック40歳。シカゴを離れた翌年のもの。若さ溢れるもので、少々鄙びた感じ残るウィーンPO.がとっても伸びやかに歌っているのが良い。

Membran 233087




2017年10月12日木曜日

忘却 Toscanini LvB Sym.6 Pastorale

すっかりエージングの進んだ七味。
身体的エージングは、すでにかなり進んでいる。特に肩の痛みと関節可動域の制限には悩まされており、行きつけの接骨院のセンセイにも呆れられる始末。
最近では、記憶能力のエージングもかなり進んでいて、ルーチンな動作をしたかどうか忘れてしまうようになった。
例えば、水道の蛇口をひねっただろうか?とか、灰皿の蓋をしただろうか?とか、玄関のカギは掛けただろうか?とかとか…。要は、そうすることが当たり前過ぎて必ずやっているハズなんだけど、そのやったという記憶が全くない、のだ。
あとは人の名前。これは忘れるというよりは一度間違って覚えた名前が直せないことが多い。脳の働きに柔軟性が無くなってきているのだろう。

最近読んだ、河合雅司 著「未来の年表」(講談社現代新書 2017) には2026年に認知症患者が700万人規模になる、とあった。この本、ほかにも2024年には全国民の3人に1人が65歳以上(要は高齢者)、とか2040年には自治体の半数が消滅といったかなりショッキングな数字が並ぶ。ちょっと数字が多くて読みにくいが面白く、というよりマジかよ~、やべぇなぁ、と思いながら読んだ。

26年には七味はまだ50代半ば過ぎくらい。認知症となっていないことを願うばかりだが、自分が高齢者となって認知症になっても、こうして現有のオーディオ機器で音楽が楽しめているだろうか?
認知機能が低下してくると、記憶能力が低下する。ざっくり云うと最近のことを忘れて、新しく物事を覚えることが困難になる。最近の記憶から忘れていき、反対に子供の頃や若い頃の記憶は残りやすい傾向がある。忘れる、というよりは覚えられないという方が近い。
記憶に関して言えば、もしかしたら機器の操作手順を忘れてしまうかもしれない。10歳くらいまでに使い方を覚えたレコードプレーヤーはギリギリOKか?CDプレーヤーはもしかしたら使い方を忘れてしまうかもしれない。
もちろん記憶の問題ばかりでなく、視力・聴力の問題もあるし…。

さて、今日は業者が入っての、家のちょっとした工事の監督をせねばならず、仕事を休んだ。とはいっても別にすることも無いので音楽を聴いた。
トスカニーニのベートーヴェンの交響曲から6番「田園」を。
たしか、演奏会の最中にタンホイザーかなにかワーグナーの曲を演奏中に暗譜していた記憶が混乱して音楽を止めてしまい、その直後に引退してしまったのではなかったか。









2017年10月9日月曜日

BarkleyⅡ 2周年

我が家にタンノイのバークレイⅡが来て、ちょうど2年。
我が家に届いたバークレイを2階に運び上げるところからもう、大変でとりあえずポン置きしたときも、あまりの大きさに、大丈夫だろうかと不安になった。
鳴らすとボワンボワンとした低音とガサガサの高音域に、ホントにこんな音なの?とあの時はブログにも書けないほどの絶望感。エッジ交換などフルメンテ品ということもあって、まだまだ本調子ではなかったのだろう。ただ、タンノイの片鱗は見せていて、そこに期待するしかない、そんな感じだった。
EQによる調整を繰り返し、途中アンプの不調やらバークレイからの謎のノイズなどトラブルもあったものの、ノイズ対策を施すなどの効果か1年経ったぐらいから段々と出音が変わってきた。現在では不満らしい不満もなくなってきた。今は何を聴いても楽しくて仕方がない。
振り返ってみるとB&Wを使っていた頃もそれなりに楽しかったが、タンノイに変えて、一層音楽を聴く楽しさが増したように思う。理由としては出音に余裕があるのが一番かもしれない。
アンプとの年代的なマッチングが良い、というのもある。スピーカーはこのままバークレイⅡで行けるところまで行こうと思っている。

いずれにしろ、ようやくここまで来たなあというのが正直なところ。それも三銃士の仲間はじめ皆さんの助けがあってのこと。一人では早々にギブアップしていたことだろう。本当に感謝である。

結局、この3連休はどこにも出掛けずにひたすらに音楽と読書、それにドラマ鑑賞が少し。
今日はマーラーの4番を集中的に聴く。
これまでのところ、マーラーの4番は苦手であった。なんとなくマーラーを聴いているにしては物足りなさがある。まあ正直、地味なんである。
幾種類かの音盤を所有しているが、心底いいなあと思えるようなものにはまだ出会えていない。
が、録音も含めて良かったのはメータ/IPO.とカラヤン/BPh.の2つ。
最近ではすっかり上辺をサラリと撫でただけのような演奏をする印象が定着してしまったメータではあるが、このデッカのイスラエルPO.盤は若きメータの最良の部分が出尽くしているんじゃなかろうか。曲の掘り下げがやや浅い気もするが、それを補って余りある豪快なオーケストラドライヴ。オケの音は少々軽いが胸のすくような演奏とは正にこのことか。
もう一つのカラヤン盤は反対にがっぷりと組んだ演奏。弱音の美で勝負といった感じ。カラヤンのマーラーはよく人工的に過ぎる、と言われることが多いが、マーラーをここまで自分の側まで引き寄せられれば大したもの。これだけの演奏に文句のあるはずがない。

さて、来週は同僚の結婚式。最近、冠婚葬祭と言えば葬ばかりの七味。少ない結婚式も親戚といっても世代が異なりよく知らない人の結婚式ばかり。それよりは毎日一緒に仕事を頑張っている同僚の結婚
式ならよほどこちらの方が楽しいし嬉しいに決まっている。
まずは体調を整えねばならぬな。


DG GALLERIA  419 863-2

DECCA SXDL 7501





2017年10月8日日曜日

Barbirolli / Hallé O. GM1 妄想炸裂!EMI、幻の・・・ 

連休の中日、今日も気持よく音楽三昧といきたいところだが、この時期にしては気温が高い。窓を閉め切っていては蒸し暑い。

我が家にレコードが何枚あるのかは知らないが、聴きたいと思って探すもなかなか見つからない、なんてことも多くなってきた。一つは七味の老眼の進行が原因だが、LPを収めている棚に余裕がなく、買いそろえていくうちに分類が段々といい加減になってきていることも一因。
いよいよここいらで重い腰を上げねばと思い、LPを取り出し整理を始めたものの、左肩に激痛が走り断念。やっぱりLPは重いヨ。

と、バルビローリのマーラーの1番のLPが目に留まった。
随分と昔に中古で買い求めたはいいが死蔵状態だったもの。久しぶりに聴いてみた。
57年の録音。PYE。ジャケにはステレオの表示もあまり左右に音が広がらない。録音は並みか。

バルビローリのマーラーというと、テスタメントからBPh.とのライヴが話題にもなった。
正規のスタジオ録音というとEMIの5番、6番、それにBPh.との9番が有名だが、イギリスのPYEレーベルに入れた1番はあまり話題とはなっていない様子。

ハナシは逸れるが、EMIのマーラー録音について昔から気になっていることがある。
EMIはその昔、複数の指揮者振り分けでマーラーの全集を作ろうとしていたのでは?というもの。
クレツキ、バルビローリ、クレンペラーこの3人で全集を作り上げようとしていたのではないか?
  • 1番 クレツキ
  • 2番 クレンペラー
  • 3番 
  • 4番 クレンペラー (クレツキ)
  • 5番 バルビローリ
  • 6番 バルビローリ
  • 7番 クレンペラー
  • 8番 
  • 9番 クレンペラー (バルビローリ)
  • 大地の歌 クレンペラー (クレツキ)
とまあ、こんな具合になるわけですが・・・
バルビローリの9番はベルリンのメンバーからの要請もあっての録音というハナシですからイレギュラーで、本命はクレンペラーでないかと。
もしかしたら、クレンペラーで全集、というのが当初の目論見であったのではないかと思うのですが、クレンペラーは1番、5番に関しては否定的で録音(演奏)しないと公言していたようですので次善の策でこのような形にした(かった)のではないかと推測するわけです。
3番と8番は録音が無いわけですが、3番は多分バルビローリではなかったかと。もしかしたら8番もバルビローリ?
もしも、こんな計画が本当にあったとして全曲録音して完成していたら、それこそかなり完成度の高い全集になってたんじゃないか?

七味の妄想はここまで。

バルビローリの巨人、オケがバルビローリの指揮についていくのがやっとといった状態だが、テンポもそれほど動かさず、歌い込みがとても丁寧。中庸の美、といった感じ。
バルビローリのマーラーはテスタメントのシリーズは未聴ながら、EMIの録音を聴く限りあまり奇を衒わない演奏をするが、その中にそこはかとないマーラーに対するシンパシーが感じられるあたりが魅力なんではないかと思う次第。

テイチク ULS-3068-Y
ジャケットはゴヤの巨人。ライナーは三浦淳史。




2017年10月7日土曜日

今日はのんびりと JB Ein Deutsches Requiem (Londoner Fassung)

今日、娘は午前中に学校へ。妻は歯医者ということで七味はお留守番。夜中にNFLの中継を観たこともあって、お昼過ぎまでぼんやりとして過ごした。
チェリビのシェエラザードやらクレンペラーの田園などを聴くも、途中で寝落ち。
それでも昼食後は読書などして過ごした。

夕方聴いたのはブラームスのドイツ・レクイエムのロンドン版。
ブラームス自身の編曲による2台のピアノによる演奏だ。合唱も刈り込まれて随分とスッキリとしていて、ソプラノ12、アルト11、テノール10、バス10だ。
ソプラノがイソコスキ、バリトンはアンドレアス・シュミット。指揮はクリストフ・シュペリング、合唱コルス・ムジクス・ケルン。ピアノはアンドレアス・グラウとゲッツ・シューマッハ。95年。Opus111

このCD、いつ買ったのかさっぱり覚えていない。借りパクではないと思うがいつの間にかあった。
ジャケ買いしたのかもしれない。
ドイツ・レクイエムは音楽を聴き始めた頃から好きな曲で、初めて買ったクレンペラー盤をずっと愛聴してきた。録音が古いなあと思うことも多いが、シュワルツコプフとディースカウの独唱もさることながら、やっぱりクレンペラー。がっしりとした音楽の組み立てが揺るぎもしない様は圧巻。
それに比べて、このロンドン版は随分とスッキリと聴こえる。編成が小さいので当たり前だが。
夜、音量を絞って聴くには最適。
ナクソスからは、ピアノ4手連弾版も出ている。こちらは独唱・合唱はない。もう少し調べてみると、NEOSというレーベルから、2台ピアノとティンパニ版が出ており、こちらは声入り。

さて、このOpus111というレーベルだが、CD通販のカデンツァのページには創始者の引退でナイ―ヴ傘下に、とある。この情報は2003年頃のこと。2005年の追記には急速に製造中止、廃盤が進んでいるとあり、入手難のよう。

Opus111 OPS 30-140

2017年10月6日金曜日

今週の1枚 Michel Legrand ルグラン=ジャック・ドゥミ 作品集

あーっ、今週も終わった。
しかし、疲れた~。相変わらずの忙しさながら、実績的には頭打ち。ストレスが溜まること溜まること。それでもなんとか踏ん張ったと自画自賛。

今週も家では音楽をそれほど聴けなかったが、通勤のクルマの中で毎日毎日繰り返し繰り返し良く聴いたのがコレ。ミシェル・ルグラン/ミシェル・ルグラン=ジャック・ドゥミ作品集。
ちょっと前にTUTAYAで見つけた。1000円で日本語のライナーもついている。

それにしてもオサレ。映画「ロシュフォールの恋人たち」から”キャラバンの到着”は昔、クルマのCMに使われてたので知ってはいたが、音源が無かった。コレだけで買い、ではある。
劇中の曲なので、尻すぼみ的なところはあるが、やっぱりカッコイイ。聴くと気分がアガるし元気が出た。一日一日頑張れた。で、何とかこの一週間、無事に乗り切れた。

という事で、一週間ヘビーローテーションだった1枚。今週の1枚。不定期ながら続きます。多分。

ユニバーサル・ミュージック UCCU 90240

2017年10月4日水曜日

今日は十五夜 Fennel / Eastman=Rochester POPS Orch. Debussy CLAIR DE LUNE

今日、10月4日は十五夜。中秋の名月、のハズが生憎の雨模様。月は隠れてしまっている。

という事で、ちょっとベタだけれど、ドビュッシーの”月の光”
フレデリック・フェネル指揮のイーストマン=ロチェスター・ポップス・オーケストラの演奏で。
オーケストラ版というとストコの編曲が有名だろうか。この演奏は誰の編曲?ただライナーノートには setting for small orchestra by Mouton, とあるので、もしかしたらこのモートンは、モートン・グールドか?よくわからず仕舞い。まあ、いつものことで。

このCDは HI-FI A LA ESPAÑOLA and POPOVERS というタイトル。元々はハイファイ・ア・ラ・エスパニョーラというLPとポポヴァーズというLPをCD化の際にくっつけたもの。月の光はポポヴァーズに収録されている。
ちなみに、ポポヴァーズは軽いふっくらしたパンの意。軽めのクラシック音楽と引っ掛けていると思われる。

それにしても、マーキュリーの録音はやっぱり優秀!
オーディオ装置で音楽を聴く醍醐味と満足感をいつも与えてくれる。
初期テラーク録音やデッカ時代のドラティの録音などは、演奏はさておきマーキュリー録音の焼き直し的、二匹目のどじょう的なところがあって、それでもマーキュリー録音を凌駕できていないところがあるように思う。

Mercury 434 349-2

2017年10月1日日曜日

恒例のリンゴ狩り PIT Vn.Concerto Issac Stern Ormandy / PHI

心の疲れは身体を横たえていても取れない、という事で気分転換がてら秋の恒例行事のリンゴ狩りに行ってきた。
場所は長野県飯綱高原。我が家からはクルマで1時間ほど。道中の車窓からは妙高山や黒姫山、戸隠山などがクッキリと見えていた。
例年、家族3人で行くのだが娘は友達が遊びに来るというので今年は妻と2人。昔は金魚のフンのごとく後ろをついて歩いてたのは遠い昔の話。
今年のリンゴは天候の不順のせいか、甘さが今一つ。”とき”と”プッチ”という2品種を買った。リンゴ狩りといっても、農園で枝に生っているのをもぐわけではなく、店先に盛られているリンゴを試食して買うだけなんだけれども。
いつもだと、長野市内へ降りて中古LPなどの買い物や善光寺に参拝するのだが早々に新潟に戻った。
帰り道に寄った道の駅しなのでは、美味しそうな春菊を見つけた。ウ~ン、今日の夕飯はすき焼きに決定。今シーズン初めての鍋料理。買い食いの”おやき”も美味し。

昼食は中郷区にある”食堂 ニュー ミサ”で。七味はここの名物、炒めた玉ねぎたっぷりのみそラーメン。他のテーブルを見回してもほとんどのお客さんがみそラーメンをすすっている。
玉ねぎが苦手な妻はチャーハンを。みそラーメンは白みそのまろやかさに玉ねぎの甘さがとってもグ~。そして、食欲を猛烈に刺激するニンニクの強烈な香り。やっぱり旨い。

さて、昨日割と近いところで竜巻が発生した。海上で発生し、陸地に移動したらしい。上陸してからは弱まって漏斗雲となったようで、被害はない模様。
気象庁では尻尾が地上や海上に達したものを「竜巻」、達しないものを「漏斗雲」と区別している。
上越タウンジャーナルの記事

行きのクルマでFMラジオを聴いていると、カンポ―リの演奏によるチャイコのコンチェルトが聴こえてきた。何て自由な演奏(笑)!それでいてピンと一本筋の通った、背筋の良いジェントルな響き。初めて聴いたがすっかり聴き入ってしまった。
家に戻ってから久しぶりにチャイコのコンチェルトを引っ張り出した。スターンのバイオリン、オーマンディ/フィラデルフィアO.の演奏。
スターンの他にはチョン・キョンファ、オイストラフ、ハイフェッツくらいしか持っていないけれど、とても好きだし素敵な曲だ。
スターンのバイオリンは文句のつけようがない。凛として気品があって美しい。付けているオーマンディとフィラデルフィアも流石としか言いようがない。58年の録音ということで低域が少しモヤモヤしてしまうのがチト残念。

Sony Classical  SMK 66 829

ミサのみそラーメン

上がとき、下がプッチ
さっそくジャムを作った

海上に発生した竜巻
上越タウンジャーナルより転載

https://www.joetsutj.com/articles/58406730

2017年9月30日土曜日

心に秋風 PIT Ballet Music

今週は、仕事が息つく暇もないほど忙しくて完全にグロッキー状態。身体も心も音楽よりは睡眠を欲した一週間だった。
おまけにこの寒さで、慢性化している副鼻腔炎が悪化。頭痛が痛い。
天気が悪いせいか何だか気持も沈みがちで、気分も晴れない。心身ともに疲れのレンガだけが積みあがっていく、そんなカンジ。
それでも、布団の中でダラダラしていてはいけないと布団をあげ、撮り溜めた海外ドラマを観るもあっという間に轟沈。
午後は少し持ち直して音楽を聴いている。一時、未完成ばかり聴いていた反動なのか、特定の曲を聴くモチベーションがないこの頃。
比較的軽いチャイコのバレエ音楽を聴いた。

ロンドン響によるチャイコの3大バレエ曲の組曲抜粋盤。くるみ割り人形はドラティ、白鳥はモントゥー、眠りの森はフィストゥラーリの指揮である。フィリップスのA Touch of Classicsという廉価盤シリーズの1枚。寄せ集め盤なのだが結果的に3人の指揮者による豪華競演盤となっているところが、魅力ではある。三者ともあんまりねっとり歌いあげる感じではなくキレよくスッキリとした歌い口。
録音データにはマーキュリーによる録音と記載されているが、ドラティのくるみ割リ人形だけかもしれない。フィストゥラーリの眠りの森は低域が良く伸びていて迫力がある。録音の古さを感じるが3曲の中では眠りの森がオーディオ的には楽しめる。

こうして音の洪水に身を浸していると少しだけ気持ちが軽くなった感じ。身体の怠さも良さそう。
とはいえ、来週の仕事もこのペース。少しでも周りのスタッフに分配できるといいのだけれど・・・。

Philips 422 265-2

2017年9月24日日曜日

Gulda & Stein / WPh. LvB Piano Concerto No.1

秋晴れの一日。風が心地よい。
午前中に昼食のカレーを仕込んでいたら換気扇が突然、壊れた。20年ものの換気扇。碌に掃除もしていないので壊れるのは時間の問題だったが、急に動かなくなった。
お昼を食べてから、いつも水回りのことをお願いしているお店に行って話を聞いてきた。ついでに給湯器も一緒に買い替えることとなった。突然の出費、しかも結構なお金が飛んでいくことに。

お店から戻って、気を取り直してグルダのベートーヴェンを聴いている。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は3番以降は比較的CD棚から取り出して聴くこともあるが、1番・2番となると、ほとんど聴かない(笑)。全集としてはこのグルダ盤の他、バレンボイムの旧盤、バックハウス盤にケンプ盤くらい。音楽を聴き始めた頃にはポリーニの旧盤を持っていたが、いつの間にか紛失してしまった。アバドとの新盤を買いなおしたがどうにも録音が宜しくなく手放した。その他、バラで数枚ある程度。
ソナタとともに収められているエロクァンスシリーズのライナーには記載がないが、録音は70年。ムジークフェラインザールでの録音か。
久しぶりに聴くグルダは音がキラキラとしていて粒立ち良く立体感のある演奏で非常にリリカルな印象。あまり耳にすることが無い感じのタッチ。こんなタッチはグルダならでは?調律師の方も調整が大変だったんじゃないか?
そして伴奏のホルスト・シュタインとウィーン・フィルもいいよね。シュタインはやっぱり歌の人だなぁ。呼吸が自然で、スーッと音楽が身体に入って来る感じが何とも幸せな気持ちにさせてくれますな。

ソナタはベーゼンドルファー、コンチェルトはスタインウェイらしいケド、どうなんだろう?途中で楽器のメーカーまで変えてしまうなんてことがあるんだろうか?

Decca Eloquence 476 8761

2017年9月23日土曜日

16回目の結婚記念日

今日9月23日は16回目の結婚記念日。
妻と二人でランチに出掛けた。上越市三和区にある”タコチェ”という10席ほどの小さなレストランだが、地元上越の野菜をふんだんに使った料理がおいしいという評判をネットでたまたま見つけて行ってみた。何ともこじんまりとした感じ。女性のシェフが一人で切り盛りしており、およそ2時間のコース、ゆっくりと美味しい料理を堪能することができた。
味はもちろんだが、見た目もとても綺麗で食欲をくすぐる。メインのパスタとピザはつい写真を撮り忘れてしまった。
ちょっと市街地からは外れているので、遠いが今度はディナーで行ってみたいお店だ。

その後、車検に出している愛車を取りに行くまでの2時間ほどを買い物やお茶して過ごした。
車検の間、代車をお借りしたが、最近のクルマに、どうにも馴染めなかった。というのもスマートアシスト機能やアイドリングストップといった機能、これがどうにもうるさく感じられるのだ。車線を少しでもはみ出したり、前方のクルマとの車間が狭まるとアラームが鳴りブレーキが掛かる。信号待ちでブレーキを踏むとエンジンが自動的に止まり、ブレーキペダルを離すとエンジンが掛かる。発進がどうしてもワンテンポ遅くなる。これがなんとも煩わしい。あと、最近のクルマ一般にそうなのかもしれない(妻のクルマもそうだ)が、ハンドルが驚くほど軽い。コレではクルマをドライブする楽しみが少ないではないか!?
車検の方は、ついに10万kmを超えたこともあって、いろいろ交換する部品が多く、費用も嵩んだ。

最近は音楽を聴く時間があんまり取れない。季節の変わり目のせいかあんまり良く眠れていないこともあって疲れも取れない感じ。弱った。

新生姜と空心菜のスープ
具だくさんの上、新生姜がピリリと効いた一皿

前菜
とてもカラフルかつボリューミーな一皿でした
このあとはあまりんぽ美味しさに写真を撮り忘れるという痛恨のミス

2017年9月18日月曜日

Toscanini / NBC SO. Saint-Saëns Sym.3 ”avec(Electric)Organ”

連休最終日。早いもんです。
今日も生憎の雨模様。そんな朝から”オルガン付き”です。

トスカニーニとNBC交響楽団の演奏。
というのも、この演奏のオルガンはカーネギーホールにオルガンがないので電子オルガンらしい。
こちらも”電子オルガン付き”というわけ。カラヤンやバレンボイムは教会でオルガンの部分を録音、あとで、オケの演奏と合わせる、という事をしていた。
もちろんモノラル録音。52年、カーネギーホール。オルガンはジョージ・クック。
モノラル録音の”オルガン付き”なんてと思う方もいらっしゃるかもですが、トスカニーニのコレはなかなかな聴きごたえ。モノラルといっても52年ですからほぼほぼ録音システムは完成されてる。オルガンは、ちと物足りんケドね。いずれにせよトスカニーニの録音の中ではかなり良好な部類でしょう。

演奏は文句の付けようがない凄い演奏。実演で聴いたら七味は多分、キュン死してしまうであろう。
オケのテクニックは云うに及ばず、トスカニーニ流のカンタービレが終始物を云っており、弱音から強奏まで注意が行き届いて弛緩するところがない。
トスカニーニ晩年の美質が全開といった演奏と言えるかもしれない。

七味所有のCDは、97年に出たトスカニーニ・ベストセレクション(全30タイトル)という1000円シリーズのなかの1枚。聴く分には全く不満ないです。翌98年にはエッセンシャルセレクションとして20タイトルが追加された。オリジナルジャケ仕様で1000円はかなり話題になったように記憶している。
ベトやブラは一通り揃えたものの、今、タイトルを見るとドビュッシーやワーグナーやヴェルディのオペラなど魅力的に思える。
あの当時、もう少し気合を入れて揃えれば良かったと後悔しきり。

今週末は車検。最近エンジンの掛かりが悪くなっていたけれど車検時までは大丈夫だろうとタカを括っていたが、今日出掛ける段になって、昇天。急ぎ妻のクルマとケーブルをつないで充電、GSへ直行。結構な出費に妻はオカンムリのご様子。まあ、車検で替えるか今替えるかの違いだけれども。
いま乗っているスバルもこの車検を通したら次回は乗り換えかな~。

BMG BVCC-9929







2017年9月17日日曜日

Duruflé, Prêtre / パリ音楽院O. Saint-Saëns Sym.3 avec orgue

今日は上越交響楽団の定期演奏会に行ってきた。
生憎の雨のせいか、お客さんは5割程度の入りぐらい。

メインはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。実演を聴くのは初めて。
オルガンは電子オルガンで代用。アマ・オケゆえレベル云々は言うまい。
電子オルガン付き(笑)はやっぱり量感が足りない。オケの音をかき消し、ホールを満たすくらいの音量、バランスが好み。綺麗な出音だったけれども。
サン=サーンスのオルガン付きは以前にもこちらで取り上げた。この曲の肝は華麗さと下品さの両立という持論は今も変わらない。実演に接してみて、この曲ってホント、華麗に響くように書かれているなあと思った次第。

で、帰宅して早速に復習。デュリュフレのオルガン、プレートル/パリ音楽院管弦楽団による演奏。
63年、EMI。
この録音はデュリュフレがオルガニストを務めていたサンテティエンヌ=デュ=モン教会で行われている。
潤いのない音のせいかザラリとした肌触りが際立つ演奏。アンサンブルも粗く雑な感じがしないでもないが、華麗というよりは剛毅。ちょっと毛色の変わったオルガン付き、として偶に取り出して聴くことが多い。

EMI TOCE-55445

持って帰って下さい。

台風が来ていますが、予報を見ると新潟県は不思議と雨が降らないことになっている。それでも朝から風が強い。今日は町内の運動会。去年まで子供会と町内会の役員という事で出ずっぱりだったが今年はお役御免。この風では、屋外での開催は無理かも。

台風の思い出を一つ。
以前、出張で大分の別府に行った時のこと。先方の都合(すっぽかされた!)で会合が流れてしまい、そのことを上司に報告すると、高い出張費が掛かっているのだから何とか先方とコンタクトを取ってこい、とのこと。仕方無くそのまま別府に一泊。何とか翌日の午前中に電話で先方と連絡が取れた。先方担当者の身内が急な手術でお休みを頂いたらしい。上司は七味のアポイントメントのミス(要は日時の間違いですな)を疑っていたフシがある。
と、ここまではまあ、良いのだが、それからが大変。
台風が九州に上陸、北上しているという。慌てて駅に向かったものの、特急は遅延と間引き運転。駅は大混雑。かろうじて乗れた特急も乗車率がハンパない。通路にもギュウギュウで全く身動きが取れない状況で、気分の悪くなる人まで出る始末。徐行運転なので時間も倍ほどかかって小倉に到着。それでも自分が乗った特急の後は結局運休になったようなのでラッキーだったのかも。
そうそう、小倉の駅では美川憲一のそっくりさんを目撃。多分、別府でのショーが中止になって戻ってきたのだろう。ぐったりした乗客の中でひときわ異彩を放っていたっけ。

先日、秘密のケンミンショーを見ていたら、海なし県の方がインタビューで、「海の砂はそこいらの砂と違うので、持って帰る。」と言っていた。
そんなことの前に、ゴミをちゃんと持って帰って欲しいものだ、と思った。

今日は午後からアマチュア・オケの演奏会に行ってくる。
メインはサン・サーンスの3番。会場のホールにオルガンはないので、電子オルガンでやるのだろう。
楽しみ。

2017年9月10日日曜日

Bolero etc. Ozawa / BSO.

小澤/ボストンSO.のダフニス全曲が思いのほか良い演奏だったので、ラヴェルの他の管弦楽曲を是非とも聴いてみたかった。少し前に、たまたま寄ったBOで安く手に入れることが出来た。
買ったのは国内廉価盤シリーズの1枚。ボレロ、道化師、ラ・ヴァルスにスペイン狂詩曲。あと亡き王女と高雅にして感傷的なワルツは収録されている。

ただ、これがちょっと物足りない感じで期待はずれ。
ダフニスがこの曲が持つ高揚感と小澤の思い切りの良さが上手く相互に作用してトリハダものの素晴らしい演奏だったので期待していたのに。
全体的にもう一歩踏み込めていない。枠の中で音楽を整えているだけの大人しい演奏に終始している。合わせてリズム全般が軽い。呼吸が浅いといってもいいかもしれない。なのでテンポは速めだが、速いというよりはセカセカしている印象。若さゆえの過ちなのか?
もしかしたら録音によるのか。マルチマイクによる録音は録りかたによっては個々の楽器は明瞭だけれども、時にマスの響きが平板に聴こえることがあるがそれなのか?

良ければLPも買って聴いてみようと思ってただけに残念。

今日は山麓線沿いに新しく出来たTUTAYA書店に行ってきた。タリーズの上越初出店もさることながら、書籍や文房具に音楽ソフト、ゲーム。それに画材も。さらには中古LPにレコードプレーヤーの取り扱いも。あと、美容家電(!)まで。昨今の書店は書籍や音楽ソフトだけではやっていけないのだろう。書籍(雑誌)とそれに関連する商品も合わせて売ろう、ということなのだろう。それにしても売り場が広すぎるのと取り扱い商品が多いこともあって、店内で迷ってしまうな。

あと、今盛んにCMが流れているディアゴのビートルズのLP。TUTAYAでもION AUDIOのプレーヤーで回されていた。見るとでっかいキズが入っていて途中からリピート。お客がぶつかってしまうのだろう。LP、ちょっと気になるところではある。でもやっぱり買わんか!

DG UCCG-5037

2017年9月9日土曜日

RVW Violin Sonata    NFL開幕!

9月に入って、秋の気配どころかすっかり秋の様相。涼しいを通り越して朝晩は寒いくらい。
例年であればまだまだ残暑の厳しい頃だろうに。もう、なんか夏、終わっちゃったな・・・。

仕事はといえば、なかなか成果が上がらない夏であった。夏になる前の忙しさがウソのよう。それでもこなさなければならない業務、例えば部署間の調整のような働いても収益に直結しない仕事で心身ともに消耗。ヘトヘト。

この夏、2枚のRVWの室内楽のCDを買った。yosさんがブログでRVWの幻想的五重奏曲を紹介されていて俄然聴いてみたくなった。RVW好きを自認する七味であるが、普段聴くのは交響曲や声楽を含む曲ばかり。室内楽は眼中になかった。
RVW、室内楽もやっぱりイイ。
HMVのRVWの詳細作品リストで検索すると室内楽は17曲あるらしい。合唱曲が122、声楽曲が96と声ものが圧倒的に多いRVWである。

室内楽は成立年代がおよそ大きく2つに分かれるようで、ざっくりと初期(1900年前後~12年)と後期(1940年以降)に分けられそうだ。幻想的五重奏曲は初期の後半、1912年に成立したようだ。
初期の室内楽は聴いた限りではイギリス各地の民謡に題材をとっているようで、懐かしい感じ。とても、とは言えないまでも聴きやすい。それでも初期の後半、1910年を過ぎると交響曲では2番が成立する手前くらいで、作曲技法もRVWらしさ全開。シンコペーションを多用したモダンなスタイルが聴かれる。
なかでも、バイオリン・ソナタが良かった。
冒頭の主題からグイッと襟首をつかまれるように引き込まれる。
54年にBBCで作曲者の82歳の誕生日に放送されたのが初演のよう。その後、55年にアメリカでシゲティによって演奏会で初演がなされた、とライナーには書いてあるようだ。音源があればちょっと聴いてみたい。ちょうど交響曲第8番と同じ時期の作曲でもあり、全体に瞑想的、思索的な内容となっている。終楽章の変奏は聴きごたえ十分。
演奏はヒュー・ビーンのバイオリン、ディヴィッド・パークハウスのピアノ。73年の録音。

さて、いよいよNFL開幕、である。
昨シーズンはAFCのニューイングランドが奇跡的大逆転でSBを制覇した。
今シーズンはどこがSBに進出するのだろうか?NFCはやっぱりシアトル希望。AFCはオークランドか?しかしニューイングランドに今年も死角はなさそうで、連覇もありうる?
いずれにしてもまたまた寝不足必至ではある。

EMI CDM 5 65100 2

EMI CDM 5 65100 2

NAXOS 8.573191




2017年9月3日日曜日

富山にて Weber,Hindemith,Zemlinsky

今日、七味はうな君のお誘いを受けて富山へ。
桐朋アカデミー・オーケストラの特別演奏会に行ってきた。オーバード・ホール初見参であった。
指揮はクリスティアン・アルミンク。他、コンマスに白井圭、チェロにNYPの工藤すみれ、フルートに新日本フィルの白尾彰、ティンパニに同じく近藤高顯が講師陣として参加。

プログラムは、ウェーバーの劇付随音楽「トゥーランドット」より序曲、ヒンデミットのウェーバーの主題による交響的変容。メインはツェムリンスキーの交響詩「人魚姫」というかなり意欲的なプログラム。まさか、人魚姫がナマで聴ける日が来ようとは思わなかった。
ウェーバーからヒンデミットはトゥーランドット繋がりで、ヒンデミットとツェムリンスキーはアメリカ亡命、退廃音楽繋がりということのよう。また、独墺圏外の戯曲や物語をテーマにした音楽でもあるな。
ウェーバーは全くの初聴きだったので、youtubeで前夜に予習した。ヒンデミットとツェムリンスキーは前にCDでかなり聴き込んではいたが、ここ数年はほとんど聴く機会ナシ。

1時に会場に着くと、すでに並んでいる人が。自分たちが並んだあとに続々とお客さんが列をなしていった。最終的にはホールはほぼ満員に。

太鼓に乗ってエキゾチックなピッコロの音が響き、しばし後、弦楽器の加わる。
アレ?驚くほど音が前に出てこない。どうしたことか?
ウェーバーが終わって、うな君に聴くといつもこんな感じだとのこと。中央前から12,3列の左端でこの音はちょっと残念。ステージ上に音が塊となっていて、前方に飛んでこないんではお話にならない気がする。他の席はどうなのだろう?

ツェムリンスキーは15年振りくらいに聴いた感じだが、リヒャルト・シュトラウスっぽいなぁ~、と。
まあ、仕方あるまい。以前にシマノフスキやリャードフを聴いたときにもリヒャルトの影響、というかオーケストレーションそのまんまだったし。やっぱり影響大きかったのね。
Wikiで調べるとマーラーの10歳ほど年下。年上だとばかり思ってた。アメリカに亡命・移住していたとは知らなかった。

オケ、指揮者ともに大健闘、と思う。ヒンデミットは特にトゥーランドット・スケルツォなんかはちょっとしたオケコンだし、かなり難易度高い曲とみているが、崩れも見せず。普段聴いているCDと比べてはいけない。十分に楽しめた。
人魚姫も複雑難解な曲をよく纏めていたと思う。
残念だったのは、曲が静かに終わるやいなや拍手が起きたこと。指揮者のアルミンクもあまりのことに驚き、笑っていた。いや笑って誤魔化すしかあるまい。顔は笑っていても心中穏やかではあるまい。なんせ、音楽ブチ壊しだもん。
ある程度は曲の感じから拍手のタイミングくらいは察せられるように思うのだがどうしたのか?
あと、袋のシャカシャカ音が何故か決まって弱音部になると聞こえた(笑)。咳や赤ちゃんの泣き声なんかは生理現象なので一向構わないが、シャカシャカ音はさせないようにすることはできるハズ。ホント止めて欲しい。

うな君には駅までのお迎えからとてもお世話になった。北海道の土産(ホントはジンギスカンが良かった(笑))まで頂いて、この場を借りて感謝。


2017年9月2日土曜日

W.Furtwängler WPh. "Unfinished" (Rec.1950)

何気に、ベートーヴェンの交響曲を聴こうと思って、箱を漁っていると、フルトヴェングラーの”運命”54年盤が出てきた。カップリングは”未完成”。すっかり忘れてた。フルトヴェングラーの”未完成”は持っていないとばかり思ってたもんで、めっけもん。アレ、こんなのがあったんだ~、と思いながらCDPのトレイに載せた。
出てきた音はもちろんモノラルで、ノイズも多め。ゴーストも聴かれる。テープの保存状態はあまりよくない様子。でもとっても良い。
”未完成”という曲に形があるなら、正にピッタリと一分の隙もなく嵌っている、そんな感じ。ここぞというところでのタメが効果絶大なれど全体には抑制の効いた演奏で結構おとなしい。それでもクールというわけではなく、熱を持ちながらもそれをグッと抑えている。
幾つか残されているフルトヴェングラーの”未完成”の中で、唯一のスタジオ録音らしい。
そんなこともあって、あんまり評判は宜しくないようだ。七味はコレしか持ってないのでコメントのしようもないが、これはコレで良いように感じる。
ライブでは燃えて、スタジオでは燃えなかったとよく言われるが、燃える燃えないというハナシではなくて歴史に残す(残る)ように、演奏したかどうか?ではないかとチョット思った。
そんなわけで、フルトヴェングラーの個性よりは”未完成”の曲の美しさが勝った演奏、と思う。

普段、フルトヴェングラーの演奏を聴くことはほとんどない七味。
多分、このブログでフルトヴェングラーのディスクを取り上げるのは初だと思う。
この54年の”運命”と50年の”未完成”のCDも買ったとき聴いたっきりですっかり忘れている始末。
同曲異演が多く残されているのは構わないのだが、さらにその上の異演のリマスタリング違いなぞは、すべてをコンプリートするほどの経済的余裕も興味もない。
何年の何処何処のリマスタリングが至高、なんて文言をネットの掲示板などで見かけるが、いくつもの同曲異演盤のマスタリング違いを聴いてその違いが判って、さらに優劣をつけられることに素直に感心してしまう。
七味なんぞはそこまで違いが判らないから、ただただ音源が残っていることに感謝して聴くばかりである。

さて、ここまで紹介していないものも含めて10数種類の”未完成”を聴いてきた。コレがベスト!と言えるほどには今だこの曲がわからないけれど、曲のスタイル、音の数が少ないこともあって、古い録音の方が七味にはしっくりくることが多かった。細部まで露わにするような最近の録音では響きが生々し過ぎるように感じた。響きをマスで捉える傾向の録音の方がこの曲には合っているように思った次第。

EMI TOCE14034

2017年8月29日火曜日

コンセルトヘボウの”未完成”

引き続き、”未完成”の話。
手持ちの”未完成”を片っ端から聴こうとすると、探すのに苦労する。それでも探してみると出てくる出てくる。実は結構な種類の”未完成”を持っていることが判明。ほとんどが”未完成”がメインではないのですっかり忘れている。

昔、LPの頃は”未完成”は”運命”とカップリングされることが多かった。CD期になって、この組み合わせは少ない。ウチにある”未完成”の入ったCDで”運命”との組み合わせはブリュッヘン/18世紀O.のものだけ。それも”運命”だけでなくエグモントも入っている。
しかし、依然として”未完成”は何かと一緒に収録されることがほとんど。
同じシューベルトの交響曲とのカップリングであれば分類・収納にも都合が良いが、そうもいかないのが現状。
バーンスタインのDG盤はシューマンの”ライン”と。モントゥーのフィリップス盤は”英雄”と一緒だし、ベーム盤は”新世界より”と一緒だ。コリン・ディヴィスのヘンスラ―盤はブラ3と一緒、といった具合。なので、知らず知らずのうちに溜まってしまう。

さて、タイトルにあるようにコンセルトヘボウの演奏による”未完成”、メンゲルベルクにモントゥーそしてバーンスタインと3種持っているところに、最近アーノンクール盤が加わった。
最近、買ったディスクを含めて”未完成”は18種。その内、もっとも多いのはウィーンPO.で7種。次いで多いのがコンセルトへボウの4種となる。ウィーンPO.の演奏が多いのは、まあ当たり前か。
コンセルトへボウの”未完成”は5種あって、持っていないのはハイティンクだけ。別にコンセルトへボウの”未完成”のコンプリートを目指しているわけではないが、どんな演奏かチョットだけ興味の湧くところではある。


1楽章
2楽章
Total
メンゲルベルク(40)
1100秒(NR
1133
2233
モントゥー(63)
1253 (R)
1207
2500
バーンスタイン(87)
1343 (R)
1253
2636
アーノンクール(92)
1456秒(R
1127
2623
ワルター/NYP(58)
1059 (NR)
1357
2456
R:リピートあり   NR:リピートなし

上の表は手持ちのコンセルトヘボウの”未完成”の演奏タイム。
メンゲルベルクについてはこの前触れたが、調べてみると演奏所用時間が滅法短い。表にあるとおり、提示部をリピートしていないためである。参考までにワルター盤のデータを載せておく。この表はあくまでライナーノートの時間表記に依っているので実際の演奏時間と多少の誤差があることをお断りしておく。
モントゥーはリピートありで第1楽章12分台。これはもしかしたら最速かも?
冒頭、序奏を聴くと速いと思うが、曲が進むにつれて自分のイメージする音楽の運びとテンポの折り合いがついて落ち着いてくる感じがある。フレーズの終わり、音の終わりがスッと断ち切られるように響き、素っ気ない感じもあるにはあるが繰り返し聴くうちに何だか切ない気持ち(笑)になってくる。
バーンスタインは逆に濃いめの表情付けがピタリと決まっている。たっぷり歌う系だが、第1楽章の所用時間はリピートありで13分台、と15分台の演奏も多いなかで比較的速めの演奏。録音の良さもあって、結構好きな演奏ではある。

以前のブログにも少し書いたが、コンセルトへボウの魅力とは何か?
マーラーも指揮したというオケ。伝統も十分。世界のトップクラスに指折られるモダン・オケとして、いち早くピリオド・アプローチを取り入れ、アーノンクールとともに商業録音するあたりは、オランダという国の先進性が反映しているように思う。
バーンスタインのマーラーではアンサンブルの崩壊一歩手前のかなり踏み込んだ演奏もする。
よく地味といわれることもあるが、独墺系のオケにはない軽味ともいうようなしなやかさ、柔軟さ。そしてやっぱりホールの響き。そこから生まれる華やかな響き。
この辺りにヒントがありそう、ではある。が、いまひとつふたつ纏まりきらないあたりちょっと歯痒いな。

Philips PHCP-2032

DG 431 042-2

WARNER WPCS-12225/6


2017年8月26日土曜日

恒例の葡萄狩り The Cambridge Buskers collection

このところ、天気が安定しない。結構まとまって雨が降る。そのせいなのだろう、例年では生えないところにカビが生えて困る。幸い雨漏りはないが、夕方家に帰ってくるとジメジメとしてちょっとカビ臭いのが気になる。

今日は、昨日の雨と打って変わって快晴。風の心地よい。
ということで、毎年恒例の葡萄狩りに出掛けてきた。我が家では巨峰系の藤稔やピオーネが人気。それを狙って行ってはみたものの、これから出始めとのこと。甘さは申し分ないが酸味が抜けきっておらずちょっと酸っぱいよ、と農園の親父さんが言ってはいたが、それでも美味しかった。
農園を後にして、そのまま柏崎市に住む妻のお母さんに葡萄のおすそ分け。結構な峠道を越えてドライヴ。峠から見る里の風景は気持ちよかった。
お昼ご飯は昔よく通ったとんかつ屋さんへ。
相変わらずの美味さ。最初の一口、ガブリと噛みついたはよいが、上顎をヤケドして粘膜がべろり。まあ、ヤケドしないようなとんかつは美味しくないわけで、上顎をヒリヒリさせながら食べるのがとんかつを食する醍醐味であろう。
今日は農園にタバコ(買ったばかりで2本しか吸っていない)を忘れてくるし、濡れた地面に足を取られて(最近、よく転んだり、足が引っかかることが増えた)太ももを痛めるしで、ツイていない日ではありました。

最近、ケンブリッジ・バスカーズの4枚組を買い求めた。
ケンブリッジの大道芸人、リコーダーやフルートとアコーディオンの2人組。有名管弦楽曲を中心に、といっても編曲ものばかりだけれどこれが滅法面白く聴ける。大道芸人とはいえ、フルート・リコーダーのマイケル・コプレイはイ・ムジチのレコーディングに参加するくらいの名手。腕は確かなのは間違いない。
最近は、仕事から帰ってこのディスクを聴きながらビールを飲むのが楽しみになっている。



今年も瑞々しい葡萄
左がヒムロット、右が紫玉という品種

小村峠から柏崎市野田地区を一望

グリルほんだの大ロースかつ定食

Eloquence Australia  DG 482 1785 



2017年8月16日水曜日

F.Schubert Sym.7(8) "Unfinished" Mengelberg & Solti



HDレコーダーに撮り溜めた番組をせっせと観ている。
海外ドラマや朝ドラ、それにドキュメンタリーにバラエティ。1週間に20タイトルほど予約録画するものの、試聴が全く追いつかない。連休は願ってもない試聴チャンスなんである。
7/29にHNKプレミアムで放映された、「玉木 宏  音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎~」と、「”死の都”に響いた”未完成交響曲”~戦火のワルシャワ公演を再現する~」を漸く見ることができた。
昨年、同じくNHKBSで「戦火のマエストロ・近衛秀麿~ユダヤ人の命を救った音楽家~」を放送した、その続編ともいえる番組である。
番組では、近衛が残した膨大なメモや楽譜などの資料のなかにあった、演奏会で共演したオーケストラ奏者のサイン、それに出会った音楽家の手形を手掛かりにワルシャワ公演や、若き演奏家を戦争から守り、ユダヤ人を亡命させるために近衛が結成したオーケストラの足取りを追っていた。
フルトヴェングラーやフルニエ、それにアンセルメの手形などは面白いと思った。
観ていて思ったのは、この取材がもう15年、いや10年早ければもう少し確証が得られるような決定的な証拠なり証言なりが得られたのではないか?ということ。
戦後もずっと、ユダヤ人の亡命について語ることは人々の間ではデリケートな問題を含み、タブーであったらしい。それにしても残念。

ということで、シューベルトの”未完成”をいくつか聴いている。
正直に云うと、未完成はニガテな曲。それでもワルター/NYPをはじめ10種ほど持っているが、何だか掴みどころ・勘所が判らない。判らないから決定盤もない始末。
先の番組では、前田昭雄の指揮で近衛編曲版が演奏されていた。印象としてはゆっくりとしたテンポでどっしりとした構えの中で様々な楽想が浮かんでは消え浮かんでは消える、そんな感じ。どこに行くのか?いや、どこにも行かずにフワフワしたままその場に留まっているよう。う~ん、やっぱり難しい。判るまでにはも少し時間がかかりそう。でも良い曲だと思えるようになったことは収穫、かな?
もしかすると結構演奏(指揮)は難しいのかもしれんな。うな君、どうなの?教えて。

ジュリーニ/BRSOやブロムシュテット/ドレスデン、ワルター/WPh.それにクリップス/WPh.など続け様に聴いたがなかでもよかったのがメンゲルベルク/ACO。42年の録音ゆえ、音質的にはちと苦しいが、フレーズの終わりにかかるリタルダントが古めかしさを醸しつつも効果的。テンポが全体的に速いので、ワザとらしくもウザとらしくもなく非常に品良く端正な演奏となっている。
もう一つがショルティ/WPh.の演奏。84年。デッカ。
もう溜息が出ちゃうくらいにビューティホーな演奏。ウィーンPO.の美しい音をショルティが厳しさでキリッと引き締めている。知・情・意、緊張感と美しさの絶妙なバランス。真・善・美を兼ね備えた見事な演奏。サイコーですわ。コレが決定盤かな~?

         
アニメ クラシカロイドのシューさん
なぜか非常に優柔不断キャラ(笑)
HISTORY 205255-303

LONDON F35L-50276