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2017年4月24日月曜日

Acoustic Revive RD-1 到着

先日、Kさんのお宅にもあったアコースティック・リヴァイブのRD-1。聞けばKazuさんも後継のRD-3
を最近導入された由。「コレは良いですよ。七味さんも是非」と言われ、ついつい買ってしまった。

先日のブログにもちょっと触れたが、実は七味はこれを一時期使っていたことがある。購入したのは10年以上前かな。4年ほど前に手放した。手放したときは体調を崩し休職していたころ。あの時は欲が無くなって、かなりCDやカートリッジなどを処分した。

初めてCDの消磁効果を体験したのは福井市のオーディオショップでのこと。出張の途中、学生時代によく通ったショップに顔をだしたところ、店長が教えてくれた。カーステに入っていたマーラーの5番のCDをまずはそのままCDプレーヤーに。冒頭のトランペットの葬送のファンファーレを聴く。ふむ…。ついで、CDを消磁器にかけてから再生…。
エッ? 全然違う!ベールを一枚も二枚も剥いだような音。
その店長さん曰く、ディスクのレーベル面のインクに磁性体が含まれているものがあって、それが帯磁するのだとか。ワンランク上のCDプレーヤーに匹敵するくらいの効果がある、とも。それにしても劇的変化とはこのこと。で帰って早速に購入した。

さて、RD-1を処分してしまった七味。この1年くらい後悔しきり。どうしようか悩んでいるところにK
さんとKazuさんが崖から突き落として(笑)くれた。
早速ベームのブルックナーの4番(F35の方)を使用前・使用後で聴き比べ。のっぺり張り付いた感じからスーッと音が剥がれ、立体感が出てきた。響きもより柔らかに。明らかに音質は変化、しかも好ましい方向に変化している。
ネットなどでは音が強調されてキツイ音調に変化するともあったが、我が家では今のところそういった感じはなく、高音域がよりクリアにシャープになったが、強調感は後退した感じの出音である。
RD-1再導入、大正解であった。

RD-1、現在はRD-3となってRD-1より消磁効果も良くなっていると聞くが、中古でもやはり高価でちょっと手が出ない。RD-1でも十分であろうとの判断。10000円だったし。
RD-1、難点はホコリが付着しやすいこと。どういう訳か細かいホコリが付着する。これが拭いてもなかなか取れない。ディスクにそのホコリが付くことはないようだが、気になる。

七味おススメの使い方は、RD-1で消磁したあとに、レーベル面に霧吹きで水(精製水)を吹いて拭きとり、静電気も除去。これで完璧?

RD-1 外観

まず、レーベル面を消磁 イレースボタンを押すと
緑のランプが点灯。消えれば消磁が完了。

次に記録面を消磁。手順は同じ。








2017年4月23日日曜日

小ネタ グラモフォン カレンダー 2017

幸せの黒い猫さんのブログ 九転び十起きでグラモフォンの2017年カレンダーの記事があった。
ちょっと興味があったのでユニバーサルミュージックのHPを覗いてみた。

面白いものを見つけたのでご報告
グラモフォンのカレンダーは12人(組)のアーティストが毎月のカレンダーを飾る。基準としては、今年がなにか記念の年となるアーティストが選ばれるらしい。
※画像が直接張り付けられなかったのでiPhoneで撮影。

ユニバーサル グラモフォン カレンダー2017のページ

12月 アマデウスSQに注目
アマデウスSQ活動停止30年、これはまだ良い。次、


8月 カールベーム
カール・ベーム生誕123年。半端すぎやぁしませんか?

4月 アンドレ・プレヴィン
プレヴィン、米寿‼ プレヴィンだけ米寿(笑)。日本人でもないのに。

以上。小ネタでした。

西独プレス盤について もう少し・・・ Haitink / ACO DS5

ポリグラム系西独プレス盤、ネットで調べてみると、音が良いという記事が結構出ていた。
ぼんくら七味が気づくわけだから世の皆さまが気が付かないはずはない。

CDが発売されたころ、七味は中学から高校生くらい。お小遣いは月に3000円ほど。
当時LPがフルプライスの国内盤が2800円。廉価盤は1500~2000円ほど。CDになると4500円とか3800円。もちろんCDプレーヤーなんぞは高嶺の花。高校生風情が買えるはずもないし、親が買ってくれるはずもなく、カタログを集めては指を咥えて眺めるだけだった。
そんなわけで音楽を聴き始めた頃は国内廉価盤LPとFMのエアチェックテープが七味の音楽生活を支えていた。昔七味が使っていたソニーのラジカセにはFMアンテナ端子やスピーカー出力端子(ピンジャック)、外部入出力端子が付いていてレシーバーのような使い方が出来た。

我が家にCDプレーヤーが来たのは七味が高2の時。きょうだいのシステムコンポに組み込まれていた。
七味が最初に買ったCDはシノポリのマラ5とブロムシュテットのブルックナーの4番だった、かな。シノポリのマラ5は今も持っているがブロのブルックナーは見当たらない。売ったハズは無いのだが、どこにやったものか。
シノポリのマラ5はインレイなど国内盤仕様であるが盤自体は西独プレス盤3500円だったか。
いとこのうな君は七味よりも前にCDを買っていたな。確かハイティンクのショスタコの5番とショルティのニュー・ワーグナーデラックスの2枚。合ってる?うな君。
その後、七味は小沢のマラ8を清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。6000円。しかし、これが掛からない。仔細に盤面を観察するとプレスミスのようで、アルミ蒸着面が斑模様に。チェックしてもらうとお店に持って行った。お店のCDプレーヤーでも再生できず。不良品に認定。無事交換することができた。
そう、初期CDではプレスミスやピンホールが多く、再生できなかったり音飛びを起こすものがあった。それで結構泣いた人がいるのではないだろうか。

ハイティンクのショスタコの5番を以前、BEST CLASSIC 100シリーズの盤で持っていたが、その後DECCA BEST 100という1000円盤に変えた。このBEST100盤はどうにもキンキンとした嫌に腰高な硬い響きが耳に障った。
中古のLPも買ったが、最近オフでF35L-50179という国内初発盤を見つけたので迷わずゲット。もちろん西独プレス盤。
BEST100盤に比べてへボウの響きがたっぷりしており、音にも厚みがあるようだ。

ネットを見ていると西独プレス盤でもファーストプレスがなんでも音が良いらしい。その見分け方も出ていたが、よくわからん。
ま、そうかもしれない。七味はソコまで気は回らないが、そういう方もいるでしょうね。
音が良いか悪いかは別にしても何故、音が違うのか?
基本、後続の盤に比べて音が分厚い気がするが、プレスが違うというよりはやっぱり録音当時のマスターに時間的に近いというのが一つ。もう一つは盤自体が硬いことが一つ理由としてあるように思うがどうだろう。あと印刷面の違いもありそうと睨んでいる。

それにしても、昔のCDのパッケージは重厚だった。盤自体もそうだがケースも硬いし解説も充実。今のCDはコストダウンのためか軽薄に過ぎ、価格の安さとともにありがたみも薄くなってしまった。

DG F35G 50247

Philips  30CD-2~3

LONDON F35L-50179



2017年4月20日木曜日

今日はのんびり Böhm / WPh. AB4

今日は母の外来受診のため有休をとった。母は元気。待合室にいるときから何やらモニョモニョと喋ってはしきりに手を口に持って行っている。診察時には主治医の先生におもむろに手を伸ばし、みんなを慌てさせた。
このまま、腸の癒着が再発しないことを願う。
会計を済ませ、一緒に来てくださった施設の方に母をお願いしたあと七味は接骨院に。2月の転倒以降、右腰から腿にかけて鈍痛がある。最近は仕事が多忙でなかなか行けなかった。何とか午前の診療に間に合った。今月に入ってようやく2回目。気持ちよかった。
接骨院の後は、タイヤ交換と給油に洗車。こちらも平日の昼間でサクサクッと終了。
午後1時にはフリーの身に。ゆったりと音楽三昧。いつもこれくらい時間があればブログも毎日書けるなあ。

先日の糸魚川のKさん邸訪問の際、ポリグラム(DG、DECCA、Philips)系西独プレスの初期盤CDが音が良いという話が出た。七味も10年ほど前からなんとなくそんな印象をもっていたので、オフなどに行って西独プレス盤があれば、手に取るようにしていた。
以前、Kazuさんが持ってきたクレーメルのバッハ無伴奏のその艶やかかつ鋭い眼差しの演奏に魅せられ、自分も欲しくなって中古盤を探し聴いてみた。買ったのはフィリップスの銘盤シリーズの国内盤。
でも聴いてみるとなんだか潤いに欠ける感じで明かに艶がない。CDP777ESJで聴くとまだ響きののりは良いが、エソテリックSA-10では一層艶感が減じるようだ。

で、ベームの「ロマンティック」。七味が持っているのはLONDON BEST 100シリーズの一枚。F00L-23067という番号。裏にはMade in Japanの文字。国内セカンドかサード盤ではないかと思う。以前にも記事にした。
最近EQの調整も一段落したこともあって、再挑戦中のディスクだが、やっぱりパッとしない。
で、中古ショップのHPに国内初発盤が出ていたのでポチッと。昨日届いた。F35L-50049という番号。こちらにはCD is manufactured by Polygram in Hanover. West germanyとの文言。
さっそく聴き比べを。
F00のほうが立体感がある反面、やはり響きが薄いように思う。F35はF00に比べるとのっぺりと張り付いた感じがするが、ザラりとしつつも張りのある押し出しの強い響きに特徴がある。やっぱり違いはあった。でもその差は結構微妙。好みの差と言っても良いかもしれない。
F35のほうはLPにより近い出音ではないかと思う。
ジャケットの写真が音の感じを表しているかも?
F00のジャケ写は、色調が暗くシャープでクッキリしているが、F35のほうは肌理が粗く色調が明るい(ジャケットの袖や肩に注目)。
今まで、ダメだと思っていたF00盤が、今回聴いてみると結構うまく再生できるようになったと感じたのは大きな収穫。

Kさんが使用していたアコリバのRD-1というディスク消磁器。Kazuさんも最近になって後継のRD-3を導入されたようだ。七味も以前RD-1を使っていた。このほかRR-7というシューマン何とかという響きを整える?という器械も使っていたが、訳あって4年ほど前に売り払ってしまった。
RD-1の効果は体験済み。盤によってはかなり変化するのは承知。このところ中古盤の購入が増えているので、再導入を決定。近く届く予定。
ということで、この後はもう少し盤のコンディションを整えて再度聴き比べてみたい。

LONDON F00L-23067

F35L-50049


2017年4月19日水曜日

レコード 再始動!

随分と長いこと聴いていなかったレコードを少しづつではあるが、また聴き始めた。
LPから遠ざかってしまった理由の一つとして、一昨年の秋に入れたタンノイの調整が長引いてしまったことがある。調整については全くキリがないが、最近になって不満のないところまで、調整できた。もう一つはLPとCDでは我が家では残念ながらそれほどの音の優劣に差が無い、と感じていること。LPでなきゃ、という感じがイマイチしない。それに音を鳴らすまでの手間が気に入らない。で、なら操作のラクなCDでいいじゃない、ということで。要は面倒(笑)なのだ。

よく、コメントのやり取りをさせていただいているばけぺんさんのブログにはよくLPが載っている。
ばけぺんさん、仕事にゴルフにと忙しそうだが、いつも感心している。
先日もアイヴスのLP(マーキュリーのゴールデンインポート・シリーズ)が載っていた。ハワード・ハンソンの指揮で多分、ロチェスターPO.のものだと思う。そういえば、このシリーズは結構いい音だったよな~、ということを思い出した。
で、久々にLPを取り出して聴いてみた。それほど良い音には思えないけど、時折ハッとするような場面がある。
なんだか靄付く感じもする。そういえばカートリッジもデマグネタイズしてなかった。ということで、RCAプラグのメス-メスに左右のプラグを刺して暫し消磁。本当なら専用の消磁器を買えばよいのだがお金が無い。でもこれで結構効果はあるんです。
再び針を落とすと少しモヤモヤが晴れた感じに。
B&W Sig.805のときよりバークレイⅡの方が振動が大きいせいで床の振動を拾っているのかもしれない。
しかし、この手間を掛ければ掛けただけ音が変化する。変化の幅はCDよりも大きいように思う。
そういったところはLPの方がやっぱり面白い。
暫くは、リハビリということでレコードをかけましょうかね。

そういえば、先日伺ったKさんもLPはCDよりも音が良いです、と言っていた。LPの音が良くないと感じるのは、再生に問題があるのだと言っていた。まあ、その通りではありますが・・・。限界もあるよねぇ。出来る範囲で頑張りますわ。




2017年4月16日日曜日

オーディオ三銃士 番外編! K様邸訪問

オーディオ三銃士集結!
昨日はKazuさんのお知り合いのKさんのお宅にお邪魔させていただきました。

Kさんは、アノ「オーディオ風土記」にも登場された糸魚川の強者。
以前、Kazuさんのこれまたお知り合いのKawaさんのお宅にお邪魔したときに、良かったら紹介しますよと言われたものの、その時はすっかり尻込みしてしまい、丁重に辞退させていただいた経緯がある。
先般の糸魚川大火のときに、ばけぺんさんからKさんのお宅は大丈夫なのかという問い合わせを頂いた。Kさんのお宅もKazuさんのお宅も市街から離れていて幸いにも無事であった。
その時、ばけぺんさんからそんなスゴイ方とコネがあるなら是非にも聴いてみるべき、と言われた。正直、お断りしたことを後悔もしていた七味。そこでKazuさんにお骨折りいただき、今回の訪問と相成った次第。

いや~、楽しかった。三銃士の集まりはいつも楽しく、いつまでも音楽を聴いてお話していたいと思うのだが、訥々と語るKさん。オーディオ歴50年という経験・体験には重みも軽みもあった。大先輩のオーディオの作法(特にレコード再生)についての話はとても勉強になったし、自分のやり方が間違っていなかったことが分かって自信にもなった。

オーディオの部屋は車庫(倉庫?)の奥に。20畳ほどだろうか。スピーカーが、部屋に入ってまず目に飛び込んできた。デカい。組み上げたホーンシステムは七味初めて。
早速、鳴らしてもらうと、音もデカい。スピーカーを見上げながら聴くような形。思ったよりうるさいとは感じられない。音を浴びるというよりも音が身体を貫く感じ。放射線が身体を突き抜けるように音が身体を突き抜ける。低音もかなり出ているだろうと思うが、軽やかで重さを感じさせない。
CDプレーヤーは「風土記」の時はタスカムだったが、マランツのCD-23に変わっていた。で、このCDプレーヤーが浮いている! ヒモがピーンと天井まで(笑)。スピーカーを吊るすというハナシは聞いたことがあるがCDを??。でよくよく見てみるとアナログプレーヤーシステムの載っている台まで浮いていた!!
持参したエリー・アメリングの歌曲集の西独プレス盤とその少しあとの国内プレス盤の聴き比べも興味深かった。CD最初期の西独盤の方が出音が柔らかいのだった。マスターの劣化なのかプレスそのものの差なのか理由は判然としないが。
七味は初期盤の方が盤自体の硬さに起因するのではないかと思っている。最近の盤はケースのストッパーから取り出す際、結構しなるが、初期盤はそのしなりが少ないように思っている。

この日聴かせていただいた中で一番は何と言ってもジャズのオープンリールテープ。デッキは某放送局からの払い下げ品らしい。オープンリールを聴くのも七味は初体験。レコードと違ってプチパチといったノイズはなく、非常に綺麗な出音。
ここでは詳しく書けないのが残念だが、有名な録音エンジニアの手になる超お宝テープ。なんでもマスターからの1stダビングテープらしい。マニアには正に涎ものであろう。
まあ、生々しい。まるでプレーヤーがそこにいるように感じる。堪らんです。
いろいろな所の方とネットワークがあって、ソースを送ってくれるのだそう。うらやましい。

2時間半、あっという間に過ぎてしまいました。帰りしな、Kさんが「(来るときに入ってきた)この車庫(倉庫?)にユートピア箱が眠っているんです」と。なんですと? 聞けばまだまだLPやCDなんかが大量に眠っているようです。
内容盛りだくさんで、加えて興奮気味の七味。なんだかまとまりませんがこの辺で。










2017年4月13日木曜日

Svetlanov / USSR State Academy Symphony Orch. PIT Comp.Sym.

スヴェトラーノフのチャイコ全集メロディア盤をようやく入手した。
きっかけはyositugukaさんのブログでのコメントのやり取りから。
実は、七味はスヴェトラーノフのチャイコフスキーはエクストン盤も含めて1枚も持っておらず、yositugukaさんの記事を読んで聴いてみたくなった。

で、早速にHMVに注文したが、度重なる入荷遅延。終いには入荷未定となってしまった。それでも根気よく待ってはみたものの一向に入る気配がない。廃盤ではなさそうだがどうしたことか。
Amazonや他の中古ショップでも探したが見つからなかった。うな君にもお買い物をお願いしたが、結局オークションで落札。もう少し競るのかと思っていたが意外にあっさりと落札できた。

まだ届いたばかりで4番と悲愴を聴いただけだが、これが存外に良い演奏。もちろん苦労して入手したというバイアスも掛かっているのだろうがそれにしても鮮烈な演奏だ。
この時、スヴェトラーノフは39歳。ソヴィエト国立交響楽団の首席指揮者に就任して2年目。ロシアの重戦車の異名は伊達じゃないぜ。でも意外に繊細なところも持ち合わせている。
録音もまた良し。メロディアというと録音の悪さが良く言われるところだが鑑賞に全く差支えないばかりかこちらもまた、鮮烈で瑞々しい。レンジはこの年代の録音にしてもやや狭いと思うがセパレーションよく混濁や音響の飽和は少ない。後年のロジェストヴェンスキーのショスタコなどに比べてもこちらの方が聴きやすい。
ということで、チャイコ全集の決定盤の出現か?なかなかコレッ!というものに巡り合えなかった心の渇き・飢えを満たしてくれるディスクの登場である。

露メロディア MEL CD 10 02157

こちらも気になるロシアン・シンフォニック・アンソロジー Vol.1
56枚組で5万4000円! さすがに手が出ません!

2017年4月9日日曜日

Boult / LPO. Holst The Planets

早速の本題。ボールト5度目の惑星。
このブログですっかり取り上げた気になっていたが、まだだった。

マゼールの惑星を座りの悪い演奏と前回書いた。そうすると安定感抜群の決定盤みたいな演奏が聴きたい。
惑星はマゼールとこれ以外にもCDではレヴァイン、カラヤン新旧、メータ旧盤(LAPO)、プレヴィン新盤、マッケラス、ヒコックス、それにショルティがある。LPでもプレヴィン旧盤、ストコフスキーなど、なんだかんだと10種類12枚(CD・LP両方持ち)くらいある。
占星術の星の性格からインスピレーションを得たものだが、曲が曲だけに、スペクタクルでド派手なものとなりやすいのは致し方あるまい。が、あんまり地味に過ぎるとツマンナイ、ってなことになるし、あんまりあけっぴろげに演奏しても中身がない感じになってしまうあたり厄介である。
で、いつも聴くのはというと、結局はこのボールト5度目とメータ旧盤を取り出すことが多い。メータ盤はなんといっても”ボビッシモ”こと(ロジャー・)ボボのテューバが聴きもの。ボビッシモの愛称はジュリーニ夫人から。録音のせいで、テューバの音がとてもよく捉えられていて、もう変幻自在な音色とテクニックに痺れっぱなし。正直に言うと七味の場合はメータを聴くというより、ボボのテューバを聴いている、という方が正しい。

ということで、ボールト5度目の惑星。
78年、キングズウェイ・ホールとアビーロード第1スタジオでの録音。この頃になるとさすがのEMIも聴ける録音に。というか、かなりの好録音ではないか。多分、海王星あたりがアビーロードでの録音ではないかと思うが、「火星」や「木星」などは(多分?)キングズウェイ・ホールの深々とした響きを上手く捉えていて好きだ。
演奏はまことにジェントル。この一言に尽きる。
「火星」は落ち着いたテンポを取りながらも緊迫感ある演奏でいつも背筋が寒くなる。テナーテューバの高らかな吹奏も不気味さ満点。終結部の直前の休符の呼吸を大きく取るあたりも効果的で堂に入っている。
「木星」もきっと仕掛けはいろいろあるのだろうが、聴いていて奇をてらった感じはなく、じっくりしみじみ、堂々と。もう、一フレーズ、一音に溜息が出ちゃうくらい。
他の曲は、もうね、何も言うことないです。流石でございます、ボールト卿。

さて、当地、上越高田の桜も先週木曜日に開花。土曜日の夜、雨の中お花見に行ってきた。
日中の桜見物は毎年行っていたが、夜桜見物は何年振りだろう。夜桜は夜桜でまた、美しかった。
もちろん、屋台グルメも満腹、いや満喫。
そして今日、母が退院。まずは一安心。
さらにさらに来週には糸魚川のKさんのお宅訪問に。ばけぺんさんに背中を蹴られて、いや押され行って参ります。かなり緊張。どうしよう。でも楽しみ。

EMI 6 31783 2

2017年4月2日日曜日

Maazel / ONF G.Holst The Planets

先週は姉と姪の里帰りと母の手術が重なりバタバタした一週間だった。もともと姉の里帰りは2月中に決まっていたが、タイミングが良いのか悪いのか、母の入院と手術に重なってしまった。
せっかく福岡から来たというのに母の見舞いに病院に連れていくだけでは申し訳ないので温泉とカニをご馳走した。まあ、自分でも食べたかったわけだが。海育ちといっても「我は海の子」のような育ち方はしていないが、やはりカニはご馳走。ここ一番のおもてなしには、やはりカニ。
しかし、あまりカニを食べなれない妻や娘、姪は殻を剥くのが面倒であまり好きではない様子。美味しいのになあ。
ちなみに、北陸や関西ではカニといえばズワイガニ。越前ガニや松葉ガニと呼んでいる。新潟では紅ズワイガニが主流。その名のとおりズワイガニよりも赤い。
仕事はこちらも年度末は相変わらずのバタバタ状態で、もうクタクタ。ようやくの週末。音楽~っ。

この前オフで買ったホルストの惑星。マゼール/フランス国立管弦楽団の演奏。ようやくゆっくり聴けた。
この録音は以前持っていたハズだが随分昔に処分してしまったらしい。今回たまたま38DC12というCD初発盤と思しき盤が棚に並んでいたので買った。
演奏がどうだったのか全く覚えていないが、勝手に絢爛豪華、ネットリ、マッタ~リとした演奏を期待したものの見事ハズレ。録音はやや混濁気味。CBSのマゼール録音によくある感じの音。デジタル初期のCBS録音はあんまり音がよろしくない。よく言えば、グッと沈み込むような、というか音が塊となって迫って来る、ともでも言えばよいのか。ちと苦しいか。
そういえば、デジタル、CD初期のCBSには目ぼしいスター指揮者がほとんどいない。レーベルを背負って立つ看板指揮者がいなかった。かつての看板指揮者バーンスタインもショスタコの5番やプロコの5番などを残す程度だし、ブーレーズもいない。メータとマゼールくらい。しかも世評的には二人とも下り坂?という評価。クーベリックやバレンボイムを引っ張ってきたものの数タイトルのみのリリースに終わってしまい看板指揮者とはならなかった。 
そりゃあ、ソニーに身売りするわな。あ、その代わりワルターのCD化は良かった。高音質を謳い、各社がCD用に録音をバンバンとしていたわけで、高音質とはいえグールドやワルターの復刻が目玉ではちょっと物足りないものがあったのも事実。

マゼールの惑星、HMVのユーザーレヴューでは、15名のレヴュアーすべてが☆5つをつけておられる。・・・が、七味の感想は正直なところ微妙だな、というもの。
一番のウリは何と言ってもフランスのオケによる惑星の演奏、だろうと思う。今でもこのディスクだけなんじゃないかと思う。変わったところではカヒーゼ/トビリシ、WPh.もカラヤンとの1回だけ。デュトワ/モントリオールなんてどうなのだろう?
オケが悪いというつもりはない。フランス国立管というチョイスは曲の持つ色彩感を狙ってのことなのだろうし、その狙い自体は当たっているようにも思う。なんだか呼吸が一定しないような音楽の流れが滑らかでないような気がしてしょうがない。
ついつい火星の長ーいコーダや木星のスネア、天王星のオルガンのグリッサンドに耳が行きがち。聴いていてニンマリ。でも、音楽の語り口がなんだかしっくりしない。
上手いとか下手とかというのでもなく、座りの悪い演奏とでもいうのだろうか。
この座りの悪さがマゼールの意図するところなのか否か。このあたり、やっぱりマゼールらしい、と思う。

CBS SONY 38DC 12


2017年4月1日土曜日

七味風 音のピント合わせ その3 '耳障りな音をなくす’

さて、好評?のこのシリーズも最終回。今回は‵耳障りな音をなくす‵です。
ここまで、測定・補正を経て好みのカーヴを作ってきましたが、ここで細かな調整を施します。
DEQ2496にはパラメトリックイコライザー(PEQ)機能があり、最小1/10 Oct.での調整が可能。これを使って、耳障りな周波数をピンポイントで叩いていきます。ただ、片チャンネル10個までしか設定できないので、ここぞ、という帯域に絞って使います。
DEQ2496にはこの他にもさまざまな機能がありますが、オーディオユースで使うのはDEQとPEQくらい。ほかの機能がどんなものかもよく分かってませんが。

ここで調整に使うのは、以前にもご紹介したステレオ誌2011年1月号付録のオーディオチェックCDに収録されているスイープ音のトラックと、前回紹介したディスク。それと中音域~高音域が気になる何枚かのお気に入りディスク。こちらは、長時間聴いていると、どうしても耳が痛くなったり肩が凝ってしまうもの。この辺を何とか上手く鳴らしたい。
まずはスイープ音。こちら20Hz~20kHzまでブィ~ン、シリシリ~と鳴ります。家族には不評。娘は宇宙との交信はヤメテ!と。気持ち悪いらしいです。
で、これを掛けつつEQのスペアナを見て、どの周波数で共振するのか、音が膨らむのか、あるいは弱くなるのかおよその見当をつけメモっておきます。
中音域~高音域が気になるディスクの筆頭はベームのモツレク。次いでハイティンクのショスタコの7番。モツレクは合唱の摩擦成分が、ショスタコの7番は木管楽器の高音部、要はピッコロのエネルギーが強すぎの傾向。これらをどうにか不快感なく聴けるようにしたい。不快感なく聴けるようになれば、ほかのディスクも心地よく聴けるのではないか?そんな風に思っています。

ピーク&ディップを叩いた結果、特定の周波数における膨らみが減った分、DEQで少し持ち上げても、ボリュームを上げても煩くありません。やっと聴きやすくなってきました。まだ心地よく、とはいかないものの、以前よりは随分とリラックスして聴ける音になってきました。

現在のDEQのカーヴ

現在のPEQのカーヴ
高音域の特定の周波数が叩いてある