2018年2月24日土曜日

弦チェレあれこれ

小澤/ボストンの弦チェレを聴いていて、弦チェレのLP他にもあったかなあ?と棚を探してみると、ショルティ/LSO盤とライナー/シカゴ盤があった。
そう云やあ、買ったなあと。ほとんど全く聴いていない。1~2回くらいは通針したかな。要は買ってそのまま、ということ。でもこの二枚は買ったシチュエーションをよく覚えている。
中古レコードは取り敢えず買っとけとばかりに買わないといけない。別にいけないわけではないが、買いそびれて後悔はしたくない。安ければなおさら。お安いレコードなら盤質はそれほどの期待はかけてないので、検盤もほとんどしない七味である。それでもループするような深いキズ盤にはまず出会った記憶がない。キズがあってもノイズの程度は様々。多少のプツッ・プチ・ポツッといったノイズであれば、十分聴ける。
まず、ショルティ盤は福岡の中古レコード屋さんのワゴンセールのエサ箱に放り込まれていたもの。確か500円。ジャケットは本当は白いのだがかなり黄ばんだ汚いジャケット。レコード番号からするとアメリカ盤のよう。ライナー盤は新潟のオフでゲット。こちらは680円くらいだった。リヴィングステレオというコトで期待したが、レーベル面はシェードドッグではなかった。かなり後のプレスのよう。
この曲についてあまり知識を持ち合わせていないが、曲冒頭の弦楽器のなんとも言えないグルーヴ感が好き。なんだか達筆・雄渾な書を観ているよう。
ライナー盤はSACDハイブリッド盤も持っているが、LPの方が同じ演奏なのに音に厚みがあり熱を孕んで一層スリリングに聴こえる。音質的にはSACDの方が良いがクールな感じで少々物足りない。ショルティ盤は後年のシカゴとのものも攻撃的に聴こえるがそれよりもさらに攻撃的。アンサンブルもギリギリ持っている感じで、その緊張感も相まってスリリングな仕上がり。録音も優秀。
ライナーとショルティ、やっぱりライナーの貫禄勝ちか。ライナー盤の方がより歌を感じる。両者を聴いたあとでは先日の小澤盤も大健闘しているが、やはり物足りなく感じてしまうのは事実。

RCA LSC-2374

LONDON CS6399

2 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2018年2月25日 9:43

    中古レコードはその時だけの出会いですから
    財布が許せばつい手が伸びますね。
    久しぶりにKPー1100が活躍してるみたいですね。
    今日は我が家もKPー9010が活躍する予定です。

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  2. こんにちは。
    ようやくレコードが聴けるくらいに調整が済んだところです。
    レコード、新譜や復刻盤も出ていますが、やっぱり中古盤の購入が圧倒的に多いですね。そうすると聴くかわからないけれど買っちゃえ!
    みたいなことになりますね。で、やっぱり聴かない、みたいな盤が増えてきます。

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